読書記録77 2024年3月の本まとめ
新年度が始まりました。大学院2年生、大学院も折り返しで震えております。
先月読んだ本を紹介します。
1.シャーロック・ホームズの凱旋(2024)森見登美彦
待望の新作。
森見登美彦自身がスランプに陥ったのをワトソンとホームズに仮託している入れ子構造。ヴィクトリア朝京都と「ロンドン」も天地あべこべになっていて、『熱帯』『四畳半』を思わせる森見登美彦お得意のパラレルワールド。創り上げた「ロンドン」から抜け出して戻ってきた「ヴィクトリア朝京都」もまた創作であり、さらにそれを読