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今週の選挙(2023 10.1投票)

 今週も取材に行く予定です。 三週連続で取材なんて、いつ以来でしょうか・・・
 それも今週最も注目の選挙に行くつもりなので、頑張ろうと思います。

 ただし、夜明け前の出発となるため、ちゃんと起きれたらの話ですが・・・

 とにもかくにも、その選挙を中心に10件セレクトしました。 御一緒に見ていきましょう。




◆【取材予定】愛知県・小牧市議会議員選挙(定数25/32人)

 現職19人、元職1人、新人13人立候補し、政党別では自民5人、公明3人、立憲2人、国民民主2人、維新1人、共産3人、参政1人立てた選挙で、女性候補は6人です。

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 改選前の会派がコチラ。 候補者と照らし合わせるに「牧政界」が自民系、「絆こまき」が国民民主系と思われます。 立憲と共産は現職が2人いるのに無会派になっています。 もしかしたら会派を組むには3人以上必要なのかもしれません。

 共産は前回の選挙で1人落選し(そのせいで会派が解消され?)、会派再結成を狙って今回も3候補立てたのだと思われます。 前回の順位は6位、10位、そして次点の26位。 上手いコト票割りが出来れば3人当選も充分可能に見えますが、意外に票割りが下手なのが共産党、今回は成功するでしょうか。

 国民民主は現職1人が引退し残り2人のみ出馬。 会派を維持するためには無所属から1人引っ張らないとイケないのだろうと思われます。

 維新は「28歳男性 WEBコンサルタント」という、いかにもな候補を立てて確実に1議席獲りに来ました。 愛知県西部に維新の “楔” を打ち込めるでしょうか。

 そして参政党。 この候補は昨年の参院選で縁も所縁も無い(ように見える)山形選挙区で立候補し落選。 その後、地元の小牧市に戻り活動を続け、今回の市議選出馬となったようです。
 神谷代表は告示一週間前に現地入り、選挙期間中は最終日の土曜日に松田元代表が応援に行くようです。  それにしても松田氏、肩書もプライドも剥がされた中でよく働きますね・・・

 神谷代表が選挙期間中に入らないというコトで、上のリンク先から見られる記事で分類したトコロの「パターン②」⇒「落選者が多い選挙で神谷代表が入らないと負ける」というカテゴリーになります。 私調べですが「選挙期間中に現地入りするのは松田代表だけ」というパターンは統一地方選後、今回が初めてのようです。 果たして良い結果は出るでしょうか・・・


◎青森県・むつ市議会議員選挙(定数22/26人)

 現職20人、元職2人、新人4人が立候補し、政党別では自民2人、公明2人、立憲1人、共産2人立てた選挙で、女性候補は2人です。

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 改選前の会派はコチラ。 どうやらコチラも会派結成には3人以上の所属が必要らしく、立憲現職1人と共産現職の2人が無会派になっています。 また、図の上から3つの会派は全て自民系のようです。

 共産候補は前回10位と13位。 前回は票割りが上手くいったようですが、少しでも票が偏ると1人落選の恐れが有ります。 キッチリと仕切る必要が有りそうです。
 一方、立憲候補は前回8位。 前回の選挙時は36歳と若かったコトと新人候補という “ブースト” がかかったものと思われ、今回もそれを維持するためには結構な労力が必要かもしれません。 さて、どうなりますか。

 

◎宮城県・大和町長選挙

 69歳の現職が4期限りで引退し、その後釜を狙って、3度目の町長選挑戦となる元町議と、長年町議を務め任期途中で町議を辞して初の町長選に挑む方との一騎打ちになります。

 「3度目の挑戦」という文字だけ見ると所謂 “町長になりたいおじさん” のように見えますが、前々回の町長選は約1,300票差、前回は約500票差まで詰めており、町長選敗北後に二度町議に返り咲いていますが、いずれも2位当選しているので固定票を持っている方だと思われます。
 今回の相手は町議を4期以上務めてきたベテランですが、両者が当選した2016年の町議選(定数18/19人)において「3度目の挑戦」の候補が前述の通り2位に対しベテラン町議候補は12位と、その時は約1.6倍(359票)もの差がついています。 選挙公報がネットでは見つからないので候補者の主張は分かりませんが、結果が楽しみな選挙です。


◎福島県・桑折町議会議員選挙(定数12/13人)

 現職9人、元職2人、新人2人が立候補し、政党別では共産が2人立てた選挙。 女性候補は3人です。

 いわゆる “定数プラス1” の選挙に共産が2人立てるという、イヤな予感満載の選挙です。 しかも前回は7位と12位。 しかもしかも候補者は74歳の新人と81歳の現職です。 12人中10人が還暦越えの候補なので目立たないかもしれませんが、サスガに唯一の80代は目立つでしょう。 果たして2人当選成るでしょうか。

 ちなみに、この地区には多いのでしょうか、「半沢」という名字の候補が2人います。 今さら “あのドラマ“ を引用してたら激寒この上ないですが、選挙公報を見る限りその様子は無さそうです。 良かった・・・


◎埼玉県・幸手市長選挙

 2期目を目指す現職に、元市議、保健医療コンサルタント、記者の新人3人が挑む選挙です。

 現職は2015年に市長選に出馬も敗退しますが、その時に勝って市長に就任した前職が任期終了間際に出張先の広島で行ったバーと代金支払いを巡るトラブルが起き、女性店員の顔面を殴ったとして現行犯逮捕され、本人は否定するも議員側から不信任決議案が提出される流れになり辞職(※その後、不起訴となる)。 2019年の市長選に再出馬し初当選したのが現職です。
 そして、その市長選で一騎打ちとなり168票差で敗れた保健医療コンサルタントの方が再出馬。 更に市議を3期務め上げ今年4月の市議選には出馬せず市長選に備えてきた方が加わり、実質三つ巴の争いとなっています。
 こういった不祥事のアトに就任した首長は基本的に盤石で対抗馬が立ちにくいハズですが、前回のリベンジを期す候補はともかく市議の座を投げ打ってでも挑む方もいるというのは、私は何も知らないのですが「ゴタゴタしてるんだろうな」と感じてしまいます。 果たしてどうなりますか。

 ちなみにもう一人、記者の候補がいますが、彼は「羽田ゆきまさ」の名で記者活動し、自身も「妻に子を連れ去られた」ため共同親権推進を訴えていましたが今年4月の東京都・大田区議選に出馬した際、選挙公報やポスターに子供の実名、結婚相手と子供の顔写真を掲載したコトが名誉棄損に問われ東京拘置所に勾留。 そして勾留されたまま9月の立川市長選に “獄中出馬” した方です。
 今回は本名(多分)で出馬し過去との繋がりを隠すという姑息な手で立候補していますが、ただのク〇野郎なので一切相手しないで良いです。


◎神奈川県・愛川町議会議員選挙(定数14/17人)

 現職12人、新人5人が立候補し、政党別では自民が1人、公明共産が各3人立てた選挙で、女性候補は3人(公明1、共産2)です。

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 改選前の会派はコチラ。 「令和あいかわ」は自民系、「あすかみらい」は立憲系の会派のようです。
 自民系と思われる会派に所属している現職2人(1人不出馬)は前回5位9位12位、立憲系と思われる会派に所属している現職2人(1人不出馬)は前回7位15位。 共産の3人は前回6位8位11位でした。 幸手市議会では会派結成に必要な議席は「2」というコトなので自民&立憲系会派は追加しなくても、共産は1人落選しても会派は維持されそうですが公明が安定の “全員当選大勝利” となるでしょうから共産は最大会派から滑り落ちないように3人当選させたいトコロでしょう。
 でも前回の結果を見るに最も危ないのは立憲系会派のように見えます。 当選した新人候補から補充できるかどうかは不明ですが、負けられない戦いとなっているコトでしょう。 結果や如何に。


◎愛知県・豊川市長選挙

 2期目を目指す自公推薦の現職に共産推薦の新人が挑む一騎打ちで、前回と同じ顔ぶれです。

 この構図を見ただけで「あー、、、」と察するコトが出来ますが、前回は共産推薦候補が25%超えの得票を獲得しており、それとの比較で現職の “信任度” が計れると思われます。 さて、今回はどうなるでしょうか。

 ・・・それにしても、ま~た共産が立たなければ無投票になって市民が民意を示す場を奪われるトコでしたよ。 他党はマジでしっかりしてもらわないと。


◎滋賀県・守山市議会議員選挙(定数20/25人)

 現職16人、新人9人が立候補し、政党別では自民が6人、公明が1人、共産が3人、維新と参政が各1人立てた選挙で、女性候補は8人です。

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 改選前の会派がコチラ。上の3つは自民系。「ネットワーク未来」は元滋賀県知事の嘉田由紀子参院議員が立ち上げた地域団体「チームしが」の流れを汲む会派です。

 共産候補は前回4位5位と上位当選しているからか、更に1人擁立し議席増を狙います。  一見すると上手く行きそうに見えますが前回の2候補合わせた得票数が約3,000票。 今回の当落ラインが800~900票辺りに見えるので、しっかり票割りをしないと1人、下手したら共倒れとなる可能性が有ります。 大丈夫でしょうか。

 維新は1人擁立。 先日行われた滋賀県草津市議選で2人擁立し1位6位の上位当選を果たしたので、その流れに乗りたいトコロ。 狙うは上位、可能ならばトップ当選なのでしょう。

 そして、参政党です。 47歳男性が立候補し駅前を中心に辻立ちを行なっているようですが、今のところ党中央から応援が入る予定は見当たりません(神谷代表は告示一週間前にタウンミーティングで現地入り)。

 コチラも私が分類するトコロの「パターン②」⇒「落選者が多い選挙で神谷代表が入らないと負ける」というカテゴリーに入りそうです。 先日の草津市議選で参政党候補は神谷代表が選挙期間中に現地入りしたものの次々点で落選しています。 その時よりも弱い応援の中、そんなんで勝てるのでしょうか・・・?


◎岡山県・総社市長選挙

 5選を目指す現職に元兵庫県議の新人が挑む一騎打ちです。

 皆様、この「元兵庫県議が他県の市長選に出る」という話、最近聞いた覚えは有るでしょうか。 この人、兵庫県議時代に政務活動費の不正受給が疑われ、伊丹市議選に転身を図る際に参政党に公認申請を出すも却下されたら参政党のロゴもイメージカラーも丸パクリした「参(まじわり)政党」という政治団体を立ち上げ市議選に出馬し参政党の神谷代表から警告を受けて、当然ながら落選しました。
 その後、今月行われた「三重県・松坂市長選」に何故か立候補し勿論落選し「選挙ゴロになる気だな」と思っていましたが早くも二つ目の首長選に狙いを定めました。 こんな奴、供託金没収の大惨敗になればイイのですが、現職が多選のため一定数の批判票が集まると予想されます。 そういうトコを狙ってくるのが余計アタマに来る。 批判票としてコイツに票を投じる行動は理解できますし尊重しますが、どうにかこの野郎にダメージを与える手立てはないものか・・・

 こーいう、選挙を娯楽のように扱う人間って、私は大嫌いです。 腹立つわぁ、、、


◎徳島県・板野町議会議員選挙(定数12/13人)

 前回から定数が1つ減った中、現職7人、新人6人が立候補し、政党別では共産が2人立てた選挙で、女性候補は3人です。

 いわゆる “定数プラス1” の選挙に共産が2人立てるという、先述の桑折町議選と同じ構図。 しかもコチラは定数が1議席減です。
 更に共産候補は前回10位11位と下位に甘んじております。 今回76歳男性の現職が退き、後任に女性候補を立てましたが、齢74歳・・・ 今回新人が多く40代の女性候補と30代の男性候補が立候補する中、果たして議席維持は成るでしょうか。 相当厳しい戦いになっていると思われます。


以上となります。
(「選挙ゴロ」を除く)候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。



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