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コロラド州の観光地紹介その②✨

皆さん今日もおつかれさまです✨

前回に引き続きコロラド州の観光地を紹介します!



ブラックキャニオン・オブ・ザ・ガニソン国立公園

ガニソン川がおよそ200万年をかけて削った渓谷に、先カンブリア紀など非常に古い地層が、深さ829メートル長さ77キロメートルにわたって露出しているという国立公園です。ガニソン川は急流なので谷は狭く深く浸食され、1日中ほとんど日陰という場所も多く渓谷は黒々として見えます。




世界中の高い塔やビルディングとの比較


フォーコーナーズ・モニュメント

全米で唯一4つの州が交わる地点。
コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコの4つの州が一点で交わっています。



ナバホ族居留地にあり、モニュメントの周辺には手作りのクラフトやインディアンジュエリーの店が並んでいます。



メサベルデ国立公園

北米最大の規模を誇る古代先住民の遺跡群。
スペイン語で「緑のテーブル」を意味するメサベルデには今から700~1400年も前に人々が暮らしていた住居が5000近くあります。
なかでも600を数える断崖住居は保存状態もよく、遠くからでも当時の様子を見ることができます。


スプルース・ツリー・ハウス




メサベルデで3番目に大きい断崖住居遺跡。
114の居室とキバと呼ばれる円形の祭祀場が8カ所あります。
13世紀の中頃、ここに60人から80人ほどは暮らしていたと考えられます。



クリフパレス



メサベルデ最大の断崖遺跡。217もの居室をもっています。





メサベルデに古代先住民が暮らしていたのは西暦550~600年頃から1300年頃までと考えられています。
西暦550年頃、それまで遊牧生活を送っていた先住民のあるグループがこの地へやって来て定住し始めました。
その後の約600年間、彼らはメサトップの平坦地で豆やとうもろこし、カボチャなどを作って農耕生活をしていたようです。
やがて石を積み上げた本格的な住居が作られるようになり、11世紀初めには3階建ての住居や儀式などを行う円形のキバもできました。
この頃人口は数千人規模に達しました。

西暦1190年頃、彼らは断崖の途中に家を造り始めました。
ほかの部族からの攻撃を防ぐためと考えられています。
頭上に張り出した岩が強い日差しを遮るので真夏でも涼しく、砂岩のブロックを泥で固めて積み上げた室内は、雨、雪、風を避けるのにも好都合です。


食料はメサトップの畑で取れた野菜や穀物が中心。
さらにシカなどの狩猟や家畜の飼育も行われていました。
彼らは西海岸の先住民などと交易を行っていました。
輸出品は織物や陶器、革細工、宝石など。
輸入品は貝殻、トルコ石、綿など。
これらの品物を村々で売り歩く商人がいたらしいです。

しかし、メサベルデの断崖住居での生活は1世紀もたたずに終わりを迎えます。
西暦1270年頃からメサベルデを去るグループが現れ、現在のニューメキシコ州など南方へ移住していきました。
1300年頃にはすべての住民が去り、メサベルデは廃墟となりました。
その理由は不明ですが、動物の乱獲や干ばつなどで食料難に陥ったのではないかといわれています。

メサベルデが白人に発見されたのは、先住民が去ってから600年もたった1888年のことでした。



執筆者、ゆこりん

参考文献 
地球の歩き方「ダラス、ヒューストン、デンバー」

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