燃ゆる芥- moyuru-gomi -

掠めていった想いと 触れた記憶の羅列 夢と現、過去と妄想の戯言たち

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  • 「どうしようもなさ」について

    ただ書きたくなった人間のどうしようもなさについて 更新は私が飽きるまで

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OPフェス『復讐は囁きにのせて』『オレとアニキと五人の女たち』上映&舞台挨拶@シネ・リーブル梅田2日目

大阪でのOPフェスも2日目へ突入 この日は堂ノ本監督作品の 『復習は囁きにのせて』の上映からスタート そして上映後には舞台挨拶with髙原監督 なんだかんだとこの2人と同じ場所にいるのは 『さあやとこはる1』の際の衣装合わせ以来ではなかろうか 私は各々と割と頻繁に? 顔を合わせているから 久しぶりな感じはしないけれど こうして公の場で並んで しかもトークをするというのは 初めてのことだったのでなんだか新鮮でちょっと緊張した ちょっと前の堂ノ本監督の ポッドキャストでも

    • OPフェス『さあやとこはる 〜forever and ever 〜』上映&舞台挨拶@シネ・リーブル梅田1日目

      ひとまず、冒頭ということで シネ・リーブル梅田さんでの上映&舞台挨拶 ご来場いただいた皆さん、宣伝していただいた皆さん 本当にありがとうございました! 昨年の12月にテアトル新宿さんでの舞台挨拶を終え 年を跨ぎ、1月に大阪でも舞台挨拶 忙しく、けれど楽しく過ごさせていただけていることに 感謝せずにはいられません お陰様で今年もいい1年のスタートを切ることができました さぁ、そんな今年の1発目の舞台挨拶は ここ、大阪だし… また1人で、とか言われるのか…? なんなら、今回

      • 縋る

        みぞおち辺りからだろうか 柔らかな泥にえぐられるような そこから下の全てを奈落に引きずり落とされるような感じがしていた 何かにすがりついていたい 何でもいい 誰でもいい お願いだから誰か! そう叫んでいるはずなのに 私の口元はこなれた微笑みを浮かべて 同僚の他愛もない惚気話に相槌を打っている ちょっとお手洗いに行ってくるから そう言って席を外した 冷たい空気が立ち込める不浄の場所 薄汚れた蛍光灯の色と 劣化した水色に囲まれた薄影の個室が 今の私には丁度良い あっ こ

        • 堕ちる 3...2...1.....

          先生、これがせいいっぱいです…。 女は震える唇で男の耳に囁いた 手が触れるだけで 水に溶けてしまうような 海に還るような心地よさ 触れているのは指先だけだというのに 身体の全てを飲み込まれてしまいそうな感覚に陥る 自分と相手の境界線が分からなくなってしまう そんな危うさと高揚感が とめどなく女の内側を溢れさせる ここに私がいるのかさえ危ういほどの だれかに溶けてしまう感覚 この幾重かの布の下に 蕩けてしまうような肌が隠されている 歳を重ねたからこそ にじみ出てくる

        OPフェス『復讐は囁きにのせて』『オレとアニキと五人の女たち』上映&舞台挨拶@シネ・リーブル梅田2日目

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        • 「どうしようもなさ」について
          2本

        記事

          記憶、冥途の土産に

          私の脳は どうやら資格情報を一枚の絵として、映像として 記憶することが得意らしい 私を焼き付けるために なんて目標を掲げていたころもあったが 私自身の記憶をどのようにして向こう側へもっていくのか 奴に見せてやるのかを考えたのは ついさっきのことである 温度や香りまでも 全て絵に、映像に落とし込めたら どれだけいいだろうか それができないからこその良さと言うものも当然あるのだろうが これから先この脳味噌に刻み込む記憶は 全て、真の意味で美しいもので埋め尽くしたい 多く

          記憶、冥途の土産に

          『さあやとこはる』大阪上映を終えて about Day 2

          私の思惑通りとなった 『さあやとこはる』1回目の上映&舞台挨拶 そして迎えた2回目の上映 この日は舞台挨拶はなかったけれど 仲良しさんたちが観に来てくれるということで 私も劇場へ足を運んだ 到着したと同時に 仲良しさんたちがちょうどいて とても嬉しい気持ちでいっぱいになりつつ 劇場に入り 舞台挨拶がないというのに観に来てくれている方々の後頭部を見渡す よかった、これだけの人たちが観に来てくれて と、思いつつ席に座る その後も更に仲良しさんたちが合流してくれて 今日はも

          『さあやとこはる』大阪上映を終えて about Day 2

          『さあやとこはる』大阪上映を終えて about Day 1

          皆さんこんばんは 来週に来る大寒波の知らせに今からめちゃくちゃ震えております、燃ゆるです 皆様方もどうか凍えないようお気をつけくださいませ と、ご挨拶はこのへんで 本題 『さあやとこはる』大阪上映2DAYS お越しくださった方々、宣伝にご協力いただいた方々 本当にありがとうございました! Day 1 この日の上映は、上映後に舞台挨拶があり 昼間からそれはもう気合を入れて準備をしておりました。 ホームである大阪 今まで何度か舞台挨拶には登壇させていただいたことがあるのです

          『さあやとこはる』大阪上映を終えて about Day 1

          帷に喘いで

          夜は いつだってすべてを有耶無耶にしてくれて そんな冷たさに身を委ねながら 幾度と死にたくなる秒針を飲み込んでいる 静かに佇むかれは 息をすることなく 凛とした姿で こちらを見ている 真っ黒な影の塊が そっとこちらへ 細い指のような形を成して伸びてくる 私と同じ体温のようで その心は鉄のようにい冷えていて 抱きしめるような殺意で 喉の奥へ入ってくる 嗚咽が漏れても 容赦なく 内蔵が犯され深く 安堵に笑みが溢れる もう少し もう少しだけ もう少ししたら それなのに

          鳶の呪い

          夜にふと目が覚める 天井は高く まだ黒が深い あたたかな感触が残ったままの右手に 口角が上がる こんなにあたたかい こんなに満たされて 嘔吐せんばかりの嗚咽を漏らす まだ感触は残っている この手にも肩にも内側にも あの青い優しさが痛いほど 忘れたくない 忘れたくないと 強く抉るように爪を立てる ここにいたんだ 私を傷つけたその手は どうしてあの日 突き抜けるような澄んだ晴れの日に あんな瞳で私を覗き込んだんだ 二度と目にすることのできない 透き通る鳶色の瞳で

          バカは薄紅色に気づかない

          この痛みは 私を弱くさせる 甘やかされる痛みだから 同じ年頃の 多感な時期に 深く負った 他人による自傷行為は この先彼女たちが 誰に他言することもなく ひっそりと胸に仕舞い続けていくのであろう 二人だけの秘密 これにはどんな甘味も勝てない 唯一無二の圧倒的な甘さがある 誰にも言えないね なんて微笑む私と彼女 痛々しい過去を 今は笑いあっている これだけでいいではないか けれども、もっと欲しくなってしまう これだけ分かり合えるのは この世で貴女だけでいい 痛切

          バカは薄紅色に気づかない

          きっとこれは雑記帳

          これは優しい夢の中か無粋な現実か 美しいだけの過去の幻影か 酩酊した中で観た妄想か ただ揺蕩うだけの雑記帳 私的な文章をただ書き連ねるだけの 言葉の吐き捨て場 または 感情のおもちゃ箱 誰のためでもなく ただ私のためのもの 物好きな貴女は貴方は 暇つぶしにでも読むといいよ

          きっとこれは雑記帳