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✓四隣人の食卓/ク・ビョンモ

▽あらすじ
「ようこそ!夢未来実験共同住宅へ!」
都心ギリギリの通勤圏内。
他のコミュニティから隔絶された山あいに
国家が建設したのは、
少子化対策の切り札となる集合住宅だった。
「入居10年以内に子供3人をもうける」
というミッションをクリアすべく入居したのは、4組の夫婦。
やがて、お仕着せの”共同体は”少しずつ軋み始める。


▽感想
4組それぞれの夫婦には、事情もあるし、
育児や仕事への姿勢もちがっている。

日中子供を一気に集めて、
家にいる妻夫で世話すればいいじゃないかという人、
在宅ワークがあるので家で子どもを見たい人。
諸事情により他の家の旦那を毎日送迎することになったが
なんとなく好意をよせられているような言動が多く困惑する人。

始めは仮面を被ったような作った生活をするが、
いずれその仮面は剥がれ、生活は家庭の中にまでヒビが入る。

日本とは違う、韓国独自の男女の格差や、経済状況、少子化対策
なかなかリアルに描かれていたと思う。

読んでいて思ったのは、男女の問題はどの国も一緒だなと思った笑


✓四隣人の食卓/ク・ビョンモ/書肆侃侃房

↳サンプルもありますので、ぜひ

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