昔の洗濯機? 3年生初めての社会
こんにちは。特別支援学級教員13年目のMr.チキンです。
GW、観光地に行きましたが、あいにくの雨。
ピクニックの予定が車内でお弁当になりました。でも、車内に充満するお弁当の香り、子どもたちと近い距離での食事タイム。食べ終わった後雨具を着ての散歩。見つけたミミズと会話する次男・・・
予想外の天気というのも悪くないなと感じました。
さて、今日は3年生の初めての社会での子どもたちの反応について語りたいと思います。
3年生の社会「社会って何?」
3年生で始まる「社会」「理科」。
3年生の子どもたちは楽しみな反面、朝から「今日社会・・・初めてだから何か嫌な感じ~。」と語る子もいます。
そんな子のために、1年間何を学習するかのダイジェストを一発目の授業で行うことにしています。
題して、「社会って何?」です。
地理領域、歴史領域、労働領域・・・などなど、画像を見せながら簡単に触れていきます。
そんな中で、子どもたちが一番食いついたのは「昔の道具」でした。
これは何でしょう①
このような写真を出します。
「これは何でしょう?タイムマシンかな?」と、
広末涼子の映画を観たことが無い子どもたちにはピンとこないギャグを織り交ぜますが、通用するわけもなく・・・
と、大正解となります。
これは何でしょう②
と、この写真を見せると、「ムムム?」となります。
そんな中、クラス一の物知りな子が手を挙げて言います。
と、それっぽいことを言います。なんというSDGsでしょうか・・・!!
それでも「この子が言うなら・・・」という流れになり、クラスの中の意見は「これは近未来のゴミ箱」と結論付きました。
正解は、皆さんご存知ローラー式の洗濯機です。
これはなんでしょう③
次の写真を見せます。
これは子どもたちはすぐに手を上げました。
どの子も口をそろえて
なるほど。「じゃぁ、この中に入っている板は何?」と聞くと、
と言われてしまいました。
正解はご存知の通り、洗濯板とたらいです。
正解はみんなで調べようね。それが社会だよ。
という話をすると、子どもたちは「早く調べたいね~」となりました。
とりあえずのところのダイジェストは成功かな?
子どもたちは生活に引き付ける
今回のことで言いたいのは
「子どもたちはやっぱり分かってないよね」
ということでも、
「子どもたちはやっぱりかわいいな」
でもないのです。(実際はかわいいのですが。)
一番伝えたいのは
ということです。
「おばあちゃんちで見て、何だろうなぁと思っていたものと同じだ。」だとか、「お祝いの時に見たことがあるものに似ているなぁ。」だとか、自分の生活に引き付けて考えます。
以前上記の記事で
と書きました。その一つの過程が、こういった「生活に沿った考え方」を軸に「公の考え方」とすり合わせていくというものなのかもしれません。
とにもかくにも、初めの授業からしっかりと自分の考えを出すことのできた3年生。
授業する側が楽しみな一年になりそうです!
では、またね~!
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