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「振り返り」を使ってチームを強くする

「良い振り返りをするために大事なことってなんだろう?」というテーマで会社の人たちとひと盛り上がりしたので、自分なりに噛み砕いてまとめてみます。

まず「良い振り返りと悪い振り返りがあるよね」という話になったので、その話をまとめます。

悪い振り返りの特徴

(人が寝る振り返り)

まず、悪い振り返りの特徴からまとめていきます。

・退屈
・情報を報告するだけで、何があるわけでもない(具体的な行動に繋がっていない)
・ネガティブな事実が出ると、責任追及がはじまる

俗に言う「なんか入社前からずっとやってるからって理由で皆仕方なく出てる定例会」とかはこれに合致してる場合も多いかもしれません。確かにチームで働く上で事実をお互い共有し合うのは大事ですが、工夫次第でわざわざ集まらなくてもできたりするので、不効率だったりします。

後やはり「わるさ」を象徴する重要なポイントとしては「具体的な行動に繋がっていない」というものと、「ネガティブな出来事への責任追及がはじまる」というもの。これは、いやもう色々書けるけど、もはや普通に嫌ですよね…笑

では一方でいい振り返りってどういうものだろう? というと

良い振り返りの特徴

(楽しい振り返り)

・楽しい
・過去起きた出来事を共有できている(情報の共有)
・過去からの学びを見出して共有できている(学びの共有)
・見出した学びを実際に行動に繋げられている(行動の決定)

楽しくなきゃやってて辛いのは当たり前として、事実→学び→行動という流れがセットになっていると事業や組織の成長にとって価値のある(≒生産的な)ものだと言えます。

・・・

情報共有の種類

で、更に議論は盛り上がって「情報も種類があるよね」と。

どういうことかというと

・過去起きた出来事という「情報」
・未来への意思という「情報」

・過去起きた出来事に対する感情という「情報」
・未来への意思に対する感情という「情報」

これら全部、皆が「情報共有」ってひとくちに言ってる行為に含まれているという話になりました。ここでポイントなのは「過去↔未来」という軸と「事実↔感情」という軸の2軸を用いた四象限で情報共有を分類できるということです。

いい振り返りのためにはこの辺りを意識する必要がありそうです。

私たちの指針としては「事実はテキストを通じて非同期で共有、感情はリアルの場で集まって共有」という方向性で整理しています。事実共有を対面でやっても理解のスピードは各個人で異なるので、理解が早い人がその場で時間を持て余すことになってしまうからです。一方で感情はテキストだけで伝えることは不可能です、ポジティブなものもネガティブなものも、お互い顔を合わせて共有することで互いの信頼も深まると考えています。

具体的にどうしたか

以下のような段取りで振り返りを実施しています。

①共有事項を共有シートに書き出す(情報共有)

 ・過去の事実, これから何をするかを書く
②共有シートを見ながら各メンバーが「良かったこと・改善できること」を付箋に書き出す(感情や学びの共有)
 ・チームとして/個人としての目線両方を持ちながら書く
 ・Realtime Boardっていうツールを使ってます
③書いた人が②で書き出したものを口頭で共有(感情の共有)
 
・良かったものには皆で拍手!!
④書き出した付箋の中から「良かったからもっと広めるための行動を取りたい!」or「改善アクションを決めて動きたい!」と思うものをピックアップする
⑤ピックアップしたものそれぞれに対して「誰が・何を・いつまでにするか」を決める(行動の決定)
 
・1分で決まらない場合アクションを決めるミーティング設定だけをする

これはうちの会社でやっているもので、あくまで一例ではありますが情報/感情共有(過去,未来)・行動の決定といういい振り返りに必要なエッセンスを入れ込んだものです。(KPT法をベースにしています)

実際振り返りをすることで実感として会社が前に進んでいることを感じられますし、良いものになっているなと思えています。皆様の振り返り改善の参考になれば幸いです。

そんな振り返りをしているMellowは仲間集め中です

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