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石堂書店の日記 「本のオアシス」 石堂書店のご紹介

石堂書店はどんな本屋なの?

石堂書店は昭和24年創業で、2019年の8月で創業70年を迎える、昔ながらのまちの本屋さんです。

 
今は、3代目の石堂智之さんとお父さんである2代目の石堂邦彦さんで運営をされています。
 

上は3代目店主、石堂智之さん

上は2代目店主

上は2代目店主の若かりし頃、書棚の様子も歴史を感じます。

上は初代店主。70年前から続く本屋の風景と一緒に。

石堂書店は、雑誌、文庫、 コミック、児童書、地図、実用書、ビジネス、参考書等、商店街の本屋として幅広いジャンルの取り扱いがあり、商店街の買い物のついでにふらっと立ち寄られるお客さんもたくさんいらっしゃいます。

石堂書店ではイベントも実施しております。

たとえば、本屋と出版社と本好きの方でお酒を飲みながら語り合う会などもまちのひとの暮らしに寄り添った企画を開催しております。

「ずっと街の本屋さんとしてやってきて、今が節目だと思っています。これからも続けていくためには色んなチャレンジをしないといけないなと」
「本が好きな人を広く巻き込んでみようって話になって。去年、一緒に本屋バーを開いてみました」
「下戸の僕がバーテンになって…(笑) 集まってくれた皆さんに、好きな本やこれからどんな本屋さんがあったら嬉しいかを聞いてみました。2回目は隣駅の菊名で出版社を営んでらっしゃる三輪舎の中岡さんもお招きして、また本の話をして」
※下記、日本仕事百貨より引用


商店街のフリーマケットにも出店しております。

たとえば、隣町の商店街が主催するフリーマケットにも出店し、地域のひとに新しい発見をしてもらえるような選書や、本を通したコミュニケーションを大切にした取り組みを行っております。

本屋で落語会を開催したことも

石堂書店では、まちに楽しみを届けたい、という思いでなんと書店内で、落語会を開いてしまいました。当日はお店の外にもひとがあふれるほどの盛況ぶりでした。

地域のひとの暮らし「認知症講座」

石堂書店では、落語のような笑いのほかにも、地域のひとが健やかに暮らせる知識を知る機会としてもイベントを展開しております。当会は認知症について知る講座を開催しました。

本屋について考えるイベントも実施しております

ブックディレクターの内沼晋太郎さんと著書「本屋の逆襲」についてこれからの本屋をテーマにしたトークイベントを実施しました。

石堂書店についてレポート記事をご紹介します

過去に石堂書店を訪れてくれた方がレポート記事を執筆してくださいました。その記事記事の一部を引用させていただきます。

取材のために、しばらくお店におじゃましたのですが、入ってくるお客さんが、ほぼ全員、「こんにちは」とあいさつしながら入ってきます。入ってくるなり、「『TVガイド』」と、誌名だけを石堂さんに伝え、出てくるのを待っている「ザ常連」みたいなお客さんがいたり(余談ですが、これが隆祥館書店の二村さんならば、その方が入ってきた瞬間に、そのお客さんの目の前に、求める雑誌が差し出されていたことでしょう)。親子で買い物に来て、『ドラえもん』のコミックを買ってもらった男の子が、「これこれ、これ、おもしろいんだよ!」と、その場で、袋から出して、誰に言うともなく、うれしそうに、裸の本を抱えて帰っていったり。仲良し女子中学生2人組が、コミックの棚の前で、「『○○○』あるかな」と、周りに聞かれるのがはずかしいのか、ひそひそ声で、肩をくっつけるようにして本を探していたり。わずかな滞在時間の間に、町の本屋さんならではの光景ややりとりをたくさん目にすることができて、とても幸せな気分にさせられました。
6月の町本会公開会議の会場、石堂書店はこんなお店です 


妙蓮寺はどんな街なの?

石堂書店さんの最寄駅は東急東横線の妙蓮寺駅(横浜市港北区)です。
 
東急東横線は渋谷と横浜を結ぶ人気の高い路線ですが、妙蓮寺駅は急行が止まらないこともあり、落ち着いた雰囲気が漂っています。

駅を降りると目の前に妙蓮寺があり、そこから菊名池公園に向かう途中に石堂書店があります。

石堂書店はどんな想いで本屋をやっているのか

みなさまはじめまして。石堂書店の3代目店主石堂智之です。

昭和24年に妙蓮寺で創業した石堂書店は、2019年で70周年を迎えました。

石堂書店は、暮らしのまち・妙蓮寺の「まちの本屋」として、地域の皆様が気軽に立ち寄れる店であることを心がけてきました。

石堂書店とまちのひととの関係を少しだけご紹介させてください。

母の日の贈り物

先日は母の日に、小学生の男の子が「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ(2019年本屋大賞)を、お母さんのプレゼントとして買いに来ていました。

地元の小学生たちの手作りのリーフレット

今年の3月のことです。

朝、地元の港北小学校の児童さん達が、石堂書店を紹介した手作りのリーフレットを皆で持って来てくれました。

これからの石堂書店

これからもまちのひとの暮らしの一部であり続ける本屋でいたい。

その想いを持ちながらも、今までと同じやり方で本屋を続けていくことは、すでに難しいものになりつつあります。

まちに必要とされる存在でありつづけるために、私たちは自分たちの役割を再定義しなければならないと考えました。

そこで私たちは、これからの「まちの本屋」の役割を見直し、新しい店へと生まれ変わるためのプロジェクトとして、「まちの本屋リノベーションプロジェクト」を起ち上げることにしました。

「まちの本屋リノベーションプロジェクト」とは

プロジェクトの主な活動は、

・石堂書店の2階スペースのシェアオフィス「ホンヤノニカイ」

・石堂書店の離れのスペースをイベントやフリースペースとして活用できる「こいしどう書店」

・出版社、三輪舎の中岡さんと、本屋と出版社が一緒になって「本を届ける」新しい取り組み

を進めていきます。

プロジェクトの今後の予定 クラウドファンディングを実施します。

「まちの本屋リノベーションプロジェクト」は今後、

2019年8月-9月
クラウドファンディングを実施
2019年9月末ー10月
「こしいどう書店」のDIY
2019年10月頃
「こしいどう書店」オープン

の予定でプロジェクトを進めていきます。

プロジェクトの進捗はnoteで随時ご報告いたします。今後ともどうぞ「まちの本屋のリノベーションプロジェクト」をよろしくお願いします。

追記 クラウドファンディングを開始しました




まちの本屋リノベーションプロジェクトは、2019年8月よりクラウドファンディング、ブックファンディングを開始いたします。 サポートは当プロジェクトの活動費に充てさせていただきます。