こんにちは、DJムッチーです。
2月10日から春節ですね。春節とは中国の旧正月のことで、新年を盛大にお祝いをする祝日の事で、約1週間お休みが続きます。春節の前後40日間は、春運といってこの間にお休みをとって故郷に帰省して、家族と一緒にお正月を祝います。
今年は、新型コロナによる移動規制が開けて初の春節なので帰省する人、旅行に出かける人でターミナルはごった返しているようですね。
中国政府の発表では、春運の期間に延べ90億人が移動するとのことですが、これはちょっと眉毛に唾をつけながら聞かないといけない数字です。なんでも、この数字はマイカーで帰省する人までもを含んでいるようで、経済の見通しが悪い中国を少しでも好景気に見せたくて、今年から試算基準を変えたのだそうです。従来の数字になおすと延べ21億人が移動するそうですW
今年の春節には、日本への旅行客はどのくらい来るのでしょうか？また、たくさん買い物をしてくれるのでしょうか？
観光業やサービス業、小売業の方は、手ぐすねを引いて待っておられることでしょうね。
関係のない僕は、春節の前日の夜（日本で言う大晦日）には、満州（中国東北地方）の風習を見習って、水餃子を食べて体を温めながらゆったりとすごしたいと思います。グルメの方は、是非9日の夜は水餃子を召し上がってくださいね。いいことがあるかもよW

中国からの団体旅行は、コロナ前から減少してました

まだ記憶に新しい中国からの団体旅行客の爆買いですが、いつ頃の事か覚えていらっしゃいますか？　なんだか、最近のことのように思ってしまいますが、2015年頃の事で「爆買い」が新語流行語大賞にノミネートされています。9年前の事なんですね・・人間の記憶って印象が強いとつい最近のことのように思ってしまいますね。
2015年時点で、中国からの旅行客は、団体旅行が7割で個人旅行が3割。ところが、この数字がコロナ前の2019年には逆転するんです。
個人旅行客が7割で団体旅行客が3割。その理由のひとつは、日本の団体旅行と同様にルートが、銀座→箱根→USJという通り一遍の物しかなくて、時間的拘束が強くて買い物んなどの自由時間が非常に少ないということです。
団体旅行客は、所得の低い層の人たちなのでマナーも良くないので減ることは歓迎です。
団体旅行が減って、個人旅行が増えると、中国からの旅行客は減るのが当たり前ですよね。そこへコロナ禍による移動規制がかかって、現在でも中国からの航空便はコロナ前の6割にとどまっているそうです。
観光業の方には、中国以外の国からのお客様を惹きつける努力が必要です！お困りでしたら、このDJムッチーがひと肌脱ぎまっせ！W

爆買いはもうなくなった！

2015年頃の中国人団体観光客に旅行の目的を聞くと、「日本製品を買うため」と言う人が多かったのですが、これは自分や家族のためかと言うと、そうではなかったのです。
爆買いを支えていたのは「代購 (代理購入)」でした。「代購」とは中国人観光客が日本で購入した日本製品を持ち帰り、業者に転売することです。関税を支払っている分、中国国内で販売されている正規ルートの日本製品は割高なので、代購を利用して安く日本製品を手に入れたいという現地のニーズがあったのです。代購により関税収入を逃してきた中国政府は、登録や納税のない不正な代購業者を排除するために2019年1月に電子商取引法(EC法)を施行しました。爆買いして帰っても買い取ってくれる業者が居ないのなら、わざわざ海外まで行く必要がなくなったというわけです。
中国の団体旅行者は所得が低い層の人々なので、さもありなんですね。

爆買いの必要がなくなったもう一つの理由は、中国の通販サイトで日本の日用品などを購入できるようになり、わざわざ日本に行って、ドラッグストアやデパートで買い物をしなくても済むからです。

そして中国の経済の低迷が追い打ちをかけています、上がり続ける失業率、大手不動産企業の破綻など、GDPを押し下げる要因がそこかしこに現れて、中国国民の消費マインドは下がってしまっています。旅行なんて、とてもとてもという状況のようです。
かつて富裕層だった人たちの中には、ゼロコロナ政策で店舗や会社を失った人がいたくさんいらっしゃいます。
富裕層の子女は、アメリカの大学へ留学が一般的でしたが、これからが授業料の安い日本になるのではないかという推測もあります。（日本の大学の授業料はアメリカの五分の一です。）
と言うわけで、残念ですが爆買いの再来はないようです。
ドラッグストア等の小売業の皆さん、アイデア絞っで商いしましょう！
お困りでしたら、このDJムッチーがひと肌脱ぎまっせ！・・しつこいか？W

中国からの個人旅行者は高所得者層です

低迷する中国経済の中にも、裕福な人はたくさんいます。個人旅行ができるマルチビザは「3年マルチビザ」と「5年マルチビザ」持つ人々の年収は1000万円以上の富裕層。彼らは、海外留学の経験があり海外とのビジネスを障壁なく行える人々です。団体旅行の中国人とは、一線を画します。
このような、これからの中国人旅行客が求めるサービスを提供できてこその観光業ではないでしょうか？
以前の「豊洲千客万来」の記事にも書きましたが、おそらく彼らは、日本のミトロジー（歴史が作り出す神話的な神秘）に惹かれて旅行してくるような気がします。
ホテルや旅行施設は、高級になればなるほど高品質ですが、画一的になっていないでしょうか？
観光業の方々も教養を磨いて、ハイクラスな外国のお客様をお迎えください。・・・お困りでしたら・・もういいかW

神戸の南京町（中華街）の春節祭の情報です

2024年2月10日～12日に神戸の南京町で春節祭が開催されます。
南京町は、横浜中華街、長崎新地中華街と共に、日本三大中華街の一つに数えられる中華街です。場所はＪＲ神戸線・阪神元町駅・阪急花隈駅の南側。
大丸百貨店を目指して歩いて元町商店街のさらに南に南京町の入り口、長安門があります。東西約270ｍ、南北約110ｍの範囲に多彩な店舗が軒を連ね、異国情緒あふれる町並みで中国に居るような錯覚に襲われます。
三連休ですし、気温も高めのようですから、是非お運びください。
案内が必要でしたら、このDJムッチーがひと肌脱ぎますW
遠慮なく、ご連絡くださいね・・・・

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