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国連の「世界幸福度報告書」では、今年も1位はフィンランドで日本は先進国では最下位の51位。ところが、この両国の国民は似ているというから驚きました!

こんにちは、DJムッチーです。
2012年から毎年国連が発表する「世界幸福度報告書」。近年はフィンランドが1位で、日本は先進国の最下位をキープしています。
北欧流ワークライフデザイナー、アルトスター社長の芳子 ビューエルさんによると、この両国の国民性はよく似ているというのです。
よく似ているにもかかわらずこの差は何なんでしょうね。
今日は、芳子ビュエールさんのご意見を紹介します。

男女の関係も似ているそうです

フィンランドは日本と似ている、と言われることが少なくないと、芳子 ビューエルさんはおっしゃいます。
例えば、隣国のスウェーデン人が話し好きなのに対して、フィランド人はどちらかというとシャイ。特にフィンランド人の男性の一部は、「余分なことを口にしないのが美徳」と言われて育っているそうなんです。
実際、ビューエルさんの知人のフィンランド人も、あまりに無口な夫にあるときこう切り出したそうです。
「あなたが無口なのはわかっているけれど、あなたは、昔は私のことを『愛している』って言ってくれたのに、そんな言葉何年も聞いていないわ!」
すると、無口な夫は重い口を開きました。「安心しなさい。お前を嫌いになった時にはちゃんと言うから」。なんとなくこれも、昔の日本の男性を彷彿とさせるジョークだとおっしゃいます。なるほどですね・・・

今や日本でも大人気のサウナも日本の文化を彷彿とさせるものがあるとおっしゃいます。サウナの歴史は古く、2000年前からあると言われていますが、もともと男女とも裸で混浴だったというのは、混浴文化のある日本とも共通しています。今日のフィンランドには男女別々のサウナもたくさんありますが、男女混浴のサウナというのもいまだに存在しているそうです。
フィンランドでは、サウナの際に白樺の枝葉の束に水を湿らせて、自分の体や他人の体を優しく叩く習慣がありますが、これも日本の温泉や銭湯でお互いの背中を流す文化に共通するものがあると感じていらっしゃいます。

では、日本人との違いは

ビューエルさんいよると、出過ぎず、我慢強いフィンランド人と日本人、と共通点はありますが、一方で日本と違いを感じるところもあって、最も大きいのは、「人と人との結びつきの強さ」かもしれないと指摘されています。フィンランドは家と家が離れているうえ、人口も少ないのでコミュニティーセンターと呼ぶ人々が集まれる場所があるそうです。そこには図書館やサウナ、プールなどが併設されています。
冬のフィンランドの日照時間は短く、太陽そのものが顔を出すことはほとんどありません。雲の上にまた雲があるような暗くてどんよりとした灰色の空の短い昼間で、日本人の私からしてみたら、気分的にとても憂鬱になるだけでなく、孤独感、閉塞感を感じるであろうと想像できますね。
そんな時に、フィンランドの人々はコミュニティーセンターに出向き、そこで知り合いに会ってサウナや図書館で会話を適度に楽しむほか、フェイスブックなどSNSを通じて同じ趣味を持つ友人を作って会ったりするのだそうです。コロナ禍でフィンランドでも約6割の人がリモートワークをしているそうですが、なかなか大勢の人と会えない中でも、可能な範囲内で人とのつながりを保っているのだそうです。
これについては、日本では高齢になるほどこのような集まりに参加する傾向があるように思いますが、後期高齢になると孤独なのかもしれません。

日本に取り入れるべき愛読犬

愛読犬と言っても日本人が考えるペットではないようです。
ビューエルさんによると、フィンランドのコミュニティーセンターには「読書犬」という認定された犬がいます。読書犬は子どもたちが本を読み聞かせする”相手”で、子どもたちが本を読んでくれるのを静かに、忍耐強く聞いています。子どもたちは嫌々読書をさせられるのではなく、読書犬のために本を読んであげたくて読書をするのです。知らないうちに子どもたちの語彙力が高まり、読書好きになる非常に画期的な取り組みなのです。

冒頭の国連による幸福度ランキングでは、フィンランドが4年連続でトップを獲得しているのに対して、日本は51位となっています。日本の場合、「寛容さ」や「主観満足度」が低いうえ、「社会的資本(家族との家計や社会的ネットワーク、対人的な信頼感、組織への信頼感、社会参加の5要素)」が圧倒的に低い状態です。つまり、他国に比べて「人や社会とのつながりが希薄」だと感じている人が多いということだとビューエルさんは感ていらっしゃいます。

国民の感じる幸福度にこれだけ違いが出るということは、たとえ人数は多くなくても、日々の出来事などを語る仲間がいたり、自分が心地がよいと感じられる場所を確保することが重要だということではないでしょうかと幸せの在り方について結んでいらっしゃいます。

「いやいや、LINEで繋がっているよ」と言う若い世代も多いでしょうけれど、嫌われること誤解されることを気にしながら短文でコミュニケーションすることを繋がっているというのでしょうか?
友達とは親友とは、うまくやっていければそれで良いことが前提ならば、それは寂しいことです。親身になったりひと肌ぬいだりしようと思う友達がいるでしょうか? このことは幸せの重要な要素であると僕は思います。
そして、いろんな人が居ることを認識できる環境に居ることが、寛容を育て自身の自由を考えさせてくれます。
幸福とは自由であること、自由であるという事は、他人から安定を保証されていないということ。こんな簡単なことも、人間は他人の生きざまからしか学べず腑に落ちないんですよ。

それでは今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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