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学びの共同体研究大会

お疲れ様!
今日は、先日参加した、学びの共同体研究大会について投稿していきます。
もうこの研修、10年近く毎年出てるな殻私の尊敬する佐藤学先生を中心とする学びの共同体の研修でした。
いつも年始にこの研修があって、すごくモチベーションが上がるんだよね!研修で得たことを忘れないように、投稿していこうと思います。

1一見荒れていない学校


佐藤学先生は、毎日いろいろな学校を訪問しているんだけれど、最近の学校は昔と少し変わってきたと言う。それは、目に見える「荒れ」みたいなものが少なくなっている、ということ。
「それならいいじゃない!いいことだ!」と思う人もいるかもしれないけど、残念ながらそうでは無い。
荒れている、学級崩壊を起こしている、校内暴力をしている、どれも良くないことではあるんだけど、子供たちが、先生や学校や社会に反抗している状態、エネルギーをぶつけている状態とも言える。
荒れなくなったのは、子供たちの中に規律意識が内在化されてしまった、まぁ要するに
とりあえず従って起こって、おりこうちゃんでいとくか。」みたいな意識が、子供たちの中に植え付けられてしまった、ということ。
だから、どんなにつまらない授業をしようが、雰囲気の悪いクラスだろうが、子どもたちは見かけはおとなしい。
迷惑をかけちゃいけないとか、何か空気を乱すようなことをしてはいけないみたいな意識が、今までは子どもの中にはあまりなかったのに、それが子どもの中にも根付いてしまっているってことなんだよね。
そして、そういう一見荒れてない子どもたちは、全く学んでいなくて、「学んでいるフリをしている」と佐藤学先生は指摘する。だから、すごく厄介なんだよね…

反発してくる生徒とか、授業を聞かない生徒って、とっても困る存在なんだけど、そういう存在がいることによって、授業をもっと良くしようとか、子供との関わり方をもっと改善しようとか思える存在でもあるんだよね。ある意味正直なやつというか(笑)
だから、幼い時から、何でも規律規律規律、みたいな教育ってこういう弊害も出てくるんだなぁなんて改めて思った。

2ニヒリズムと戦う


1ともつながるんだけど、子供たちの中に、
暴れたって仕方ないか…
自分の意見を主張したって仕方ないか…
みたいなニヒリズムがあるんだよね。もうどうせこんなもんだよねみたいなあきらめ…

そして、先生も、授業工夫したところで…みたいなあきらめがある。日本終わってるし、教育を変えたところで…みたいなニヒリズムは日本全体に蔓延してる。
だから、佐藤学先生はこれから戦わなければいけないのはこのニヒリズムなのだみたいなことをおっしゃっていた。
「こんな授業したい!」と言った時に、それは難しすぎるんじゃないのとか、準備が大変なんじゃないの…みたいな反応されることがある。なんかこういう時って、いろいろ考えてる自分が馬鹿みたいってなっちゃうよね。
でも、ニヒリズムに負けないぞー!
暑苦しいやつと思われようが、融通のきかない奴と言われようが、むしろ、そういう暑苦しさとか融通の効かなさ、みたいなものが日本社会において貴重だ!と信じて、これからもがんばるぞー!

では!まる

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