夢幻

幻想小説好きです。幻想小説と詩をゆらゆらと書いてゆきます❄️スピード遅めです☁️☁️🌩

夢幻

幻想小説好きです。幻想小説と詩をゆらゆらと書いてゆきます❄️スピード遅めです☁️☁️🌩

最近の記事

平造夫妻4 仮面の忍者赤影(青影陽炎の両親の話)  二次小説  847文字

夜暗い寝所 「平造様、ダメですよ」 静の声が響く 「何故じゃ?わしは、静との子供なら何人でも欲しいぞ」平造は、静の足を高々上げる 「なにをおっしゃいます。私はやっとお役目につけるのですよ。今回のお役目は四国。私、まだ行った事ありません。私だって遠出しとうございます、平造様のように。平造様は、お子ができましても、自由に動けますけど」 ね、そうでしょ腕を伸ばし、平造の顔を両手で挟む、静 「・・・ん」と平造 「私は陽炎が生まれてから、お役目につけませんでした。陽炎は目が見

    • ハッピー・タイム 398文字

      自殺願望のある2人が 冬を見る 冬の空を 寒空の中 2人は 偶然屋上のビルで出会った 死ねるようにと 20階建ての        ビル こんざつの  道ゆく人々の中あるいている時に     このビルの屋上のカギは壊れていると 一人はA通りから  一人はB通りから きた きいていたのを思い出して とびおりようと ぐうぜん              夕方家を出た 今日死のうと思って  死のふち

      • 「平造夫妻3」 仮面の忍者赤影(青影陽炎の両親の話) 二次小説 4029文字

          寝静まった夜の山に、白く上がる湯気が見える そこは、熊や山の動物達が入りに来る秘湯 地元の者も寄り付かない山の奥、男女が着物を脱ぐ音に、湯に入る音がする 「ここの湯は、やはりよいな。気持ちがいい。身体の疲れが取れる」 「帰りは寄れると、楽しみにしていましたから、嬉しいですわ。初夏に入る前の梅雨、連日寒くもありましたし」 「星灯りに、湯は良いのう」 湯は、白湯でゆったりした男女の声に、女がすいっと湯の中央に泳ぐように移動する、2人には十分に広い、広さ 「山奥です

        • 博士の愛したアンドロイド4 ショート・ショート 638文字

          「やあ、おはよう」 キラキラな光りと共に博士の声で、私は起動する。いつも片手にコーヒーカップを持っている プラネタリウムを改良した、温室の博士の研究室。植物に囲まれたコンピュータ、側にある寝台から身体を起こす 時には、ドーナツを頬張っている博士 スッタフが来るのは、起動2時間後 博士の住まいは、この研究室 コンピュータから離れた場所のソファが、ベッド。夕飯はステーキと冷食のマッシュポテトにグリンピース。延長のスタッフがいれば、一緒にデリバリー 博士が亡くなった、今も

        平造夫妻4 仮面の忍者赤影(青影陽炎の両親の話)  二次小説  847文字

          さよなら ハッピーエンド 短編小説 4090文字

          たまに、家の3階の窓から紙飛行機を飛ばす 3階の窓から見える、視界の広い空 うすい水色の空に、 白くたなびくうすい雲 明るい光りがいつも心地よい 家の前は他人の家の裏庭で、見渡す限り二階建て、遮る物が何もなく、視界が広い 右隣は、喫茶店で四角いコンクリの二階建 左隣は同じ三階建てで庭が広い分、半畳分建物が引っ込んだ作りで、建物が並んでなくて静かで 三階の窓からは、温室の中から外を見ているようで、静かで気持ちがいい つい、そんな空の中、紙飛行機を飛ばす 白い紙飛行機は

          さよなら ハッピーエンド 短編小説 4090文字

          「平造夫妻2」 後編 陽炎番外編 仮面の忍者赤影 二次小説 1832文字

          「丁度、あんたの所に行こうと思ってな。亡くなったのは、朝から昼かけてのようで。滑って、頭を打ったようなんだが。あの男は、ほうぼうでいざこざ起こしているが、午前中あんたはどこにいた」 村の井戸の場所迄、後数十歩。距離にして目と鼻の先で、井戸端会議で賑やかなこの場所は、村長の言葉で静まり帰った 「えっ、どこにいたと言われても、いつものように、子供の世話して庭の前の畑を手入れして、、、」そこ迄言って、もしかしてと思う 「あんたを見た者は」村長の声が、きつく響く 「昼から、お

          「平造夫妻2」 後編 陽炎番外編 仮面の忍者赤影 二次小説 1832文字

          「平造夫妻2」 前編 陽炎番外編 仮面の忍者赤影 二次小説 1451文字

          青影、陽炎の母は、平造がお役目でいない時、たまに里に降りていた (自身が、お役目の時もあるが) 山で取った茸や山菜を持って、情報収集も兼ねて里から離れた村人達と喋ったりしていた その日も里に降り、噂を聞き夫の乱行にまいっている幼子3人抱えての女の元に、山で取れたキノコを勧めていた 「茸は、朝か昼に食べさせて。一日一回、三日」と勧める。察する女に、陽炎の母の目は光る。躊躇し手にしようとしない女に強引に 「まあ、明日のお昼にでも」と茸を渡す平造の妻 「ほら、旦那が帰って来まし

          「平造夫妻2」 前編 陽炎番外編 仮面の忍者赤影 二次小説 1451文字

          「平造夫妻1 陽炎番外編」 仮面の忍者赤影 二次小説  256文字

          青影陽炎の父平造は、里の影舞の二番手の使い手、一番手は平造の妻 平造がお役目を終え帰宅の日は仲睦まじく食事を終え、疲れているからと早々寝ようとする平造に 「私が使いたいように使われなさい」と言われ、妻に床で影舞を使われる平蔵 それは翌日、翌翌日と続き続き 里を仲良く歩く平造夫妻に、修練中の童達や里の者達が度々目にする度に「平造様だ」と思ったり、呟いたりしており 「今回のお役目は過酷と聞いておったが、平造様もお年で回復が難しいようで、おいたわしい」と、平造が腰を片手で

          「平造夫妻1 陽炎番外編」 仮面の忍者赤影 二次小説  256文字

          博士が愛したアンドロイド3 ショート・ショート

          半年前、地球外来生物に人間だけに作用する最近を巻かれ、地球の人間は全員死んでしまった 博士が最後に 「残ってる人間がいるかも知れない」と言って亡くなった 私の腕の中で あの蹴ってしまった人間は、最後の1人だったかも知れないし、そうでないかも知れない でも1人残っても、繁殖は望めない 男を知らず知らずのうちに蹴ってしまったのは、私の視覚視野の認知や生体反応装置が故障してると言う事 毎日メンテしてるのに、オカシイ? そして今チェックをした 異常は、なかった ただデーターは、【

          博士が愛したアンドロイド3 ショート・ショート

          博士の愛したアンドロイド2 140文字小説

          世界は、雨が降っている。今日も誰もいない街中を、傘をさして歩いていた ジャブジャブ振る路面は雨が跳ね返り、その中を「雨に唄えば」のようにダンスしていたら、人間の男の頭を蹴り飛ばしていた。なんらかで転がっていたようで、確認すると男は息絶えていて、はからずも人類を一層した日になってし 上記は、140文字小説です 毎日人形〜の、話には、本来短編小説の話がありますが、まだ書いてません この二つは、それを踏まえたお話です 短編小説は、まだまだ先になります その前に、短編小説の後の

          博士の愛したアンドロイド2 140文字小説

          移住し田畑をしようと思ったら、近くの農村が機械を貸してくれない、機械を購入しようにも高いを見る。田畑用の機械あれは農村で纏まって購入する物で、簡単には貸してくれないと思うし、機械の寿命が4、5年。十年位と思っていましたが短い。貸して壊れたら、修理費は?で、そのへん詰めて話しないと

          移住し田畑をしようと思ったら、近くの農村が機械を貸してくれない、機械を購入しようにも高いを見る。田畑用の機械あれは農村で纏まって購入する物で、簡単には貸してくれないと思うし、機械の寿命が4、5年。十年位と思っていましたが短い。貸して壊れたら、修理費は?で、そのへん詰めて話しないと

          「陽炎」 あとがき 仮面の忍者赤影 二次小説

          「陽炎」を、今までお読み頂きました方々、ありがとうございます✨✨ 最初、予定していた話よりも結構挿し話をしました。陽炎が、人でない感じ足りない気がしまして。それに合わせて、話を追加しました☁️ 正直、読んでくれる人がいるとは思っていなかったので、とても嬉しいです☁️☁️🥷 とても、感謝しています。 ありがとうございます☁️☁️🍃 この後、「仮面の忍者赤影」の二次小説は 青影の父母の話  三話程(140文字小説含む、1話) 赤影が、現代にタイムスリップしキマイラ化し、

          「陽炎」 あとがき 仮面の忍者赤影 二次小説

          「陽炎」10 完 仮面の忍者赤影 二次小説 715文字

          陽炎は、少しして髪の毛を引くと、男二人後ろに倒れ、刺さった髪の毛は抜け、陽炎は二本の髪の毛を囲炉裏に捨てる。二本の髪の毛はちりちりと燃え、灰に落ちる 「脚を悪くしても風魔の飛影に、頭を務めた者。立ち回りになると期待してれば、腑抜けとは。まあ、いい。金は手に入った」 陽炎は、火の付く囲炉裏から血のついてない魚を取り、少し焼き過ぎ感があるような匂いに気もせずに食らいつき、三本四本食べる 気狂いの犬が、尋常でない飢えを満たす食べ方だ 「陽炎も、自分の能力使いこなせれば、私みたい

          「陽炎」10 完 仮面の忍者赤影 二次小説 715文字

          「陽炎」9 仮面の忍者赤影 二次小説 2937文字

          「隠すでない」陽炎は、彼らに一歩一歩近づいていった。張り付いたように動けないでいた彼らの足が後ずさる。陽炎は、そんな彼らを笑う 「二里四方の音が聞き分けられる私に、嘘をつくな」彼らは何を言われているか、分からなかった 「そこのお前」 土間で口も聞かず、ただずっと立っていた下っ端に、指を指す 下っ端は、度肝を抜かれた 正確に指を指され、白目を向けられて 本当見えているのか?! 見えてなければ転がってる死体に、敵無しの頭達が棒のようにただ突っ立ち、後退りした今のこの状況はあり

          「陽炎」9 仮面の忍者赤影 二次小説 2937文字

          「陽炎」8 仮面の忍者赤影 二次小説 2621文字

          飛影は、モヤが晴れるように、殺した若い僧侶を、再度思い出す 逃がしてやれば良かった 奴らを先に行かせ、気絶させ茂みや木々の裏に隠してやればよかった できない事は、なかったはずだ できたはずなのに、なぜできなかった 若い僧を妬んだか? もし、自分が忍びでなかったらと 身支度を整える前に、訪ねてきた若い女との喋りを妬んだか 女の方は、僧に気があるようだった 戒律が己を縛ったのか… (己にも、そんな事があっただろう) 小さ響くように聞こえる声に、飛影は修練中、また忍びになっ

          「陽炎」8 仮面の忍者赤影 二次小説 2621文字

          陽炎7 仮面の忍者赤影 二次小説 3580文字

          頭領は、髭面の我山(がいざん)が、微動だにしないのが不思議だった 抜け忍になってからのこいつは、勝手にやれる事が気にいって、少しづつタガが外れていった。忍びのよう厳しくない生活 (こいつは、忍び入った庄屋で無駄に殺した後、音と騒ぎを聞きつけ集まってきた相手に、怪力を見るような腕をぐるぐる回し、刀を|風車(かざぐるま)のように使い、血の華を咲かせるように、人を斬り 忍びとしては、愚か 叫び声を飛び散らせ、大きく音を立て、 だが、見惚れた 美しくて 我らは音を立てぬ事に苦心す

          陽炎7 仮面の忍者赤影 二次小説 3580文字