First Love 初恋

1話「リラの花咲く頃」

1話あらすじ

現在
北海道でタクシー運転手をする30代の也英(ヤエ)は、初恋の男性・晴道と交差点ですれ違ったがお互い気づかない。
タクシー会社の旺太郎は也英の気をひこうと必死だがいつも空回り。
ある日、警備会社に勤めている晴道は、偶然タクシーを運転している也英を見つける。タクシーに乗って追いかけさせるが見失ってしまった
過去
十数年前、高校生の也英はバイト帰りに雪道で晴道に告白される。ずっと両想いだった2人は激しく抱きしめあった。

2話「きみの声」

2話あらすじ

離婚した夫・行人(向井理)との息子・綴(つづる)から青いセーターをもらった也英はおおよろこび。タクシー会社の同僚・旺太郎とボーリングに行くが、旺太郎は事前に張り切りすぎて右手が腱鞘炎になっていた。2人は居酒屋で酒を飲む。
也英がタクシー会社に勤めていると知った晴道は警備の同僚のコッシーから無線傍受の方法を教わり、付近のタクシー無線を片っぱしから聞きまくって也英が勤めている会社を突き止めた
晴道が警備しているビルの前にはよくストリートダンサーの詩(うた)が来て踊っていた。彼女のフォロワーの綴もダンスを見にやってきて晴道と友だちになる。
晴道の前に綴を迎えにきた也英が現れた。しかし也英はあいさつだけして去っていく。晴道に気づいていないようだ。

3話「ナポリタン」

3話あらすじ

過去
高校を卒業した也英は都内の大学に進学し、晴道とは遠距離恋愛になっていた。也英は大学のミスにも選ばれてみんなの人気者に。キャビンアテンダントになる夢を叶えるためカナダのバンクーバー大学への留学を決める。
晴道はパイロットになる夢を叶えるため自衛隊に入り、厳しい寮生活を送っていた。空いた時間に也英に電話することがやすらぎだった。
晴道は休暇で東京にやってきて也英とレストランで会う。
晴道は偶然やってきた也英の先輩に遠回しにばかにされ殴ってしまう。
晴道はレストランを去るが、その後反省し也英に電話。しかしその直後、也英は交通事故にあってしまう。
也英は病院で目覚めるが、最近の記憶を失う逆行性健忘症をわずらっており、晴道のことを思い出せない。
現在
綴から也英の家の洗濯機が壊れたと聞いた晴道は、コインランドリーで也英と会う。
晴道は也英の頼みで家の洗濯機を直してあげた。也英はナポリタンを作ってごちそうする。

4話「Space Oddity」

4話あらすじ

過去
事故のあとで実家に戻った也英は、高校の頃の親友・ノン子のことすら思い出せない。
晴道は、也英の母・幾波子(小泉今日子)から也英をそっとしておいてほしいと言われ、仕方なく山口にある自衛隊基地へ帰る。
晴道は也英に2年間手紙を出し続けるが返事はない
2年後、パイロットとしての初飛行を終えた晴道は、北海道の也英の実家へ。
母・幾波子が玄関から出てきて、也英が医者の行人(向井理)にプロポーズされて妊娠しているからもう忘れてほしいと言われる。
幾波子は也英に渡さないでためていた手紙を晴道に突き返す。晴道はその手紙をもやした。
現在
晴道を初恋の相手とは知らずに気に入った也英は、晴道のためにナポリタンのお店を食べ歩いてちょくちょく電話をする。
十数年ぶりに火星と地球の距離が近くなり、札幌展望台で火星観覧会が開催された。
也英は晴道と札幌展望台でばったり会い、2人は一緒に望遠鏡で火星を眺める
帰り道、也英は晴道が一緒にいると、晴道の婚約者・恒美(夏帆)がやってきた

5話「Talk in Sign Language」

(Talk in Sign Languageは手話で意見を述べるという意味)

5話あらすじ

過去(高校生の頃)
晴道は、家にやってきた也英が耳の不自由な妹・優雨(ゆう)のために手話を覚えてきてくれたことに感動する。
也英は自衛隊の戦闘機を見てかっこいいと言い、晴道は彼女を守れるような人になりたいと自衛官になることを決めた。
現在
也英は恒美をみて恋人ではないアピールをして去っていった。
数日後、晴道が警備するノーザンライツビルに不審者が現れる。不審者は也英のタクシーにスマホを忘れており、也英はそれを届けにビルの中へ。
不審者は階段にいた也英を突き飛ばし、晴道が彼女を抱きかかえて階段から落ちて気絶
晴道は自衛隊時代のヘルニアが悪化して緊急手術した。

6話「The Sixth Sense」

(The Sixth senseは第六感の意味)

6話あらすじ

過去:高校時代
晴道は也英の離婚した父・昭比古(あきひこ)のところへ。
也英は昭比古と楽しそうにしゃべっていたが、彼が他の女と子供を作って家を出たことを告白。
也英と晴道はその夜に結ばれる。
現在
晴道は腰が痛いながらそうそうに職場復帰。
也英は、家から職場まで送り迎えすると晴道に申し出た。
晴道は也英を天狗山のロープウェイに誘い、夜の山頂でキスをした。


7話「夢のあとさき」

7話あらすじ

過去:イラク戦争前後
晴道は物資輸送パイロットとしてイラクへ。
任務を終えて帰還するが、現地で攻撃を受けたということでカウンセラーの恒美と話をしなくてはならなくなった。
いっぽう、記憶が全然戻らない也英。義母に母のことをバカにされて怒り、行人の浮気もあって離婚することに。
也英は息子の綴を実家で育てるため、空港の掃除と食品工場での仕事を掛け持ちして日夜休みなく働いていた。しかし工場はリストラされる。
ある日、也英はハロウィンの仮装で買ったCAのコスチュームを着て空港を歩く。晴道がその姿を見かけるが見失った。
也英は綴を自分で育てたかったが、ちゃんとした教育を受けさせるために綴に養育権を譲渡することを決断し泣く泣く送り出した。

8話「或る午後のプルースト効果」

8話あらすじ

過去:2011年
晴道は也英と10年前に埋めたタイムカプセルを開けるため北海道へ行こうとするが、東日本大地震が起こった。
急いでアパートに帰った晴道は震えている恒美を見つけて愛おしいと思い、付き合うことを決意。
現在
恒美は結婚式のウエディングドレスを選んでいたが、晴道の反応は薄い。
恒美は晴道に「最後に会いたい人は誰?」と聞く。
晴道は「恒美じゃない、忘れられない人がいる」と答えた。恒美は晴道をこころよく送り出し、1人で泣いた。
也英は旺太郎に告白されるが断る。旺太郎は也英に好きな人がいることを見抜いており、「逃げるな」とはげました。
也英は晴道をナポリタンのお店に呼ぶ。しかし晴道は窓越しに也英に電話し、海外へ旅だつことを話す。
也英は「好きです」と告白。
晴道は部屋の整理をし、綴にCDウォークマンをゆずった。
也英は綴とそのCDプレイヤーで宇多田ヒカルの「First Love」を聴き、晴道の存在を思い出して涙を流す

最終回9話「初恋」

9話あらすじ

1997年
中学生の也英は模試を受けるために電車で北見へ。晴道もその電車に乗っていた。
晴道は也英に一目惚れし、彼女が寝ている間に読んでいる本にしおりとして切符をはさむ。
晴道は模試会場で也英の志望校を知り、3ヶ月死ぬ気で勉強してその高校に受かった。
現在
記憶を取り戻した也英はタイムカプセルを掘り起こし、晴道の当時の手紙を見てなく。新しい手紙も入っており、晴道が少し前に来て手紙を中に入れたと知った。
詩がダンスのワールドツアーのために海外へ飛び立つと聞いて、也英は綴を連れて空港まで猛スピードでタクシーを走らせた。
綴は詩に自分の楽曲を聞かせる。詩は感動して綴にキスをした。
也英は有給をとって晴道を探しに海外へ行こうとするが、コロナで飛行機がキャンセルされる。
3年後
帰ってきた詩のスマホに偶然にも晴道が映り込んでいた。
也英は晴道がいるアイスランドへ。現地の人から彼が飛行場でパイロットをしてると聞く。
飛行場に着いた也英は「晴道!」と叫ぶ。二人は抱きしめ合った。
数ヶ月後、晴道が操縦する飛行機で、也英がキャビンアテンダントとして嬉しそうに働いている。

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