クマリーチ

2019大隈塾PJ「クマリーチ」

昨日、大隈塾の今年度の目玉プロジェクト「クマリーチ」の授業(トークイベント)があった。
大クマ塾+ビズリーチ(ビズリーチ・キャンパス)=クマリーチ、ってことで。
モバイルゲームをてがける「アカツキ」と「クルーズ」の対談。それを「クマリーチ」プロジェクト参加学生30名が学んで、質疑応答。

<エンターテイメント業界で働くには「異端であること」が必要>

人と違っていることをいとわない、ということか。

人と違っててもいいんだ、と思うには、人と違うものを持っていなくてはいけない。
つまり「自分はこれがやりたい」という志とか夢とか、意思。
これがなければ、人と同じことをしなければならない。

同じことをするのが、まったく悪いわけではない。
「学び」は「真似る」ことから始まる。
ただ「真似る」わけじゃなく、「これは学びだ」と意識しながら真似る。
思考停止しないこと。歩みを止めないこと。

<10年後を見通すには、「空想力」が必要>

クマリーチでは、「10年後は世の中どうなっているか仮設をたて、生き方働き方を考える」というのがテーマとなっている。
成功体験だったり、これまでの延長線上には何があるのか?
大企業に勤めれば、延長線上にもなにかがあるだろうが、
ベンチャー企業で働くとすれば、延長線すらないかもしれない。
つねに変わり続けることが会社存続の条件だとすれば、
これまでの延長線上にあるのは「死」だ。

<outputを考えながらinputする>

空想力を鍛えるためには、inputしなければならない。
ただただinputするのではなく、なにをどうoutputするのか考えながらinputすれば
効率が劇的に上がる。
outputを考えながらinputする、にはグサリと刺さった学生は多かっただろう。
空想力=たくましい知性、と捉えた学生もいた。

<バツをつける力=批判力 より、マルをつける力=感動する、夢中になる力>

これは大隈塾でもつねに心がけていること。
授業ではディスカッションを多用するため、意見がぶつかることが予想される。
自分と違う意見を批判したり否定するのは、
得意中の得意な学生たちが多い早稲田大学。
でも大隈塾では、自分と異なる意見も、
ひとまず受け入れる。肯定する。

「それもそうだね」
と。
そのあとに、
「でも、わたしはこう思う」
違った意見を受け入れると、
選択肢が増える。

<クリエイティビティ、ホスピタリティ、マネジメント>

モバゲー1本つくるのに、10〜20億円かけて、100人がとりかかって、1.5年かかる。
だから、リーダーはメンバーのモチベーションを維持するために、
この3つの要素が必要。
100人をマネジメントするために、グループリーダーを決め、その人たちとのコミュニケーションの総量を上げ、マネジメントする。

異端としてトガッていなければいけない、
同時にホスピタリティも必要。
マネジメントとコミュニケーション。

クマリーチは、楽しみなプロジェクトになりそうだ。