「価値化」する力は必須スキル

これからはものごとの本質やそのものの「価値」がものを言う社会になっていくだろうと、今までずっと書いてきました。ブログ運営などまさにその典型かと思いますが、自分の持っている知識、経験などをいかに「価値化」できるかということは、これからの個人の時代においてはとても大切になってくるでしょうね。おそらく、その「価値化」がうまい人はいわゆる「ブランディング」がうまいということであり、うわべだけの「ブランディング」ではなく、自己を内観した上で自分自身の「価値」を見定めていく作業というのはどなたにも必要なことになってくると思います。

私自身もまだ全然できてなくて、まだその作業の途中だと自覚しているのですが、もう一つの健康情報サイトで始めた食レポ記事なんかは、自分で「これは良い記事が書けるかも」と思って始めた企画の典型です。首都圏を中心としたオーガニックや身体に良い食事が楽しめるカフェやレストランの取材記事を書いているのですが、今まで漫然と食事していたものを記事にして公開することで、必要としている方にその情報が届けば良いなぁと思ったのがきっかけで始めました。周りの人からも、たまに読んでるよ~と言ってもらえるので、これからもこまめに取材記事を書いていこうと思っています。

健康情報サイトの記事は、コンテンツの内容重視であんまり頻繁には更新できていなかったのですが、これからはもう少し記事の充実に力を入れていこうかなと感じます。noteは日々のつれづれを書いている記事なので、どこかから引用したり調べたりすることもなく、書くのは簡単なのですが、健康サイトで有用な知識・経験などの情報を書くためにはやはり調べる作業が必要で、結構大変なんですね。でもそんなこと言わず、私の持っている有用情報は惜しみなく出していこうと改めて思いました。

「私にはそんな知識も経験も情報もない」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは「価値化」する作業を今までしてこなかっただけで、自分自身を内観し、人生の棚卸しをしていくことで見えてくるものがあると思います。「辛かった経験を乗り越えたこと」などはとても価値になりやすいですよね。私のnote記事で言うと「28歳で突然公務員を辞めた」という経験は、希少性があるのでうまく表現すれば価値になる気がします。あとは「10年間飲んでいた精神安定剤を自然療法を駆使して断薬した」というのも価値になりますね。精神薬を断薬したい人はこの世に五万といらっしゃいますから。そういった感じで、人それぞれ探せばいろんな価値が見つかるはずで、それを必要な人にシェアできれば、それで人々に感謝され、ゆくゆくはお金につながる可能性もありますよね。

今はものすごく、あらゆるものの「価値」が揺らいでいる過渡期というか、今までの価値観や生活様式などのもろもろが崩れるのか持ちこたえるのか、その狭間という気がします。考えられるのは二極化で、従来の考え方にとらわれる人と、抜け出して新しい価値観で生き始める人の差がどんどん広がっていくように思います。大きな組織に隷属しなければ生きていけないと思い、常に「無価値感」にさいなまれて日々の業務に追われるのか、自分の中にも「価値」を見出し、大きな組織にとらわれずに自分の人生を切り拓いていくのか。どちらが良い悪いではありませんので、すべてはその方の「選択」次第です。根本的な「自己肯定感」と、今までの人生における知識・経験の棚卸し、そして常に自らの「価値」を高め続けること、あらゆる組み合わせの中に新たな「価値」を見出すこと、それらを忍耐強く続けた先に、その方だけの創造的な輝かしい人生が待っているのです。

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