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新しい大統領が

1月20日、アメリカで新大統領の就任式が行われました。
ドナルド・トランプ氏が第45代大統領に就任したのです。
 
トランプ氏は選挙運動中に数々の暴言が物議を醸した人で、首都ワシントンはお祝いムードどころか、デモが相次ぎ、マドンナをはじめとする婦人団体も抗議集会を開くなど、過去の就任式とは全く違う様相でした。
 
トランプ氏は保護貿易とアメリカ第一主義を訴え、いちはやくTPPの撤回を表明するなど、アメリカが新しい道に進むことを具現化していくでしょう。
おそらく、これから世界中を巻き込んで大きく時代を動かしていくのだろうと思います。
 
今回は、この大統領について占術的に分析してみたいと思います。
 
算命学の国家論の代数論で言えば第45代大統領は土性の大統領になります。
東洋占術ではあらゆるものを
 
 木性・火性・土性・金性・水性
 
に分類し、これを五行と言い、これが順番に巡っていきます。
第1代は金性から始まり、そこから数えて第45代は土性にあたるということになります。
それから考えますと、オバマ氏は第44代ですから火性の大統領ということになります。
 
火性には庶民という意味がありますから、オバマ氏本人はエリートでしたが、やはり黒人ということでいえば、アメリカではまだまだ「社会の壁」を実感することは多々あったと思いますし、オバマ氏の祖父はレストランにも入れてもらえなかったという話を聞いたことがあります。
 
オバマ氏が昨年、広島でスピーチをした際に、被爆者の方の肩を抱いたとき、熱い思いを感じた方はたくさんいらっしゃると思いますが、あの行動も庶民を大事にする姿勢が現れたものではないかと思います。
 
さて、そこで45代ですが、45代は前述したように土性です。
土性の特徴は求心力があるということです。
トランプ氏は白人の労働者に多く支持されました。
歯に衣を着せぬ発言だったかもしれませんが、「この人なら、アメリカを変えてくれるかもしれない」という期待感を持たせたのです。
このように、実はこういうところにも、何か得体のしれない流れがあるのです。
 
でも、ちょっと考えてみてください。
 
クリントン氏だって、十分に求心力があったと思いませんか?
たしかに、そうです。
 
では、なぜトランプ氏が勝ったのでしょう。
1年前は、ほとんどの人がクリントン氏の勝利、それも圧勝を予想していました。
 
トランプ氏が勝った理由、その第一は、クリントン氏は申酉天中殺で、選挙運動と投票が天中殺期間であったことです。
天中殺というのは、自分の神様がいないときですから、超低運気になります。
これだけでも、クリントン氏は勝てなかったと思うのですが、もう一つ理由があったのです。
 
それは45代大統領は土性ということです。
土性の特徴は、繰り返し述べているように「求心力がある」ということで、この点についてはクリントン氏も譲らないものがあったかもしれませんが、もうひとつの特徴に「独裁者になりやすい」ということがあります。
クリントン氏とトランプ氏と、どちらが独裁者タイプでしょう。
 
まさに「時代がトランプ氏を選んだ」ということなのです。
良くも悪くもです。
トランプ氏はある意味で突然変異です。
しかし、慢性的なアメリカの構造的なフラストレーションを解消するには、こういう独裁者でないと無理なのです。
 
このように、時代は作られていきます。
先の話をしますと、トランプ氏の次の大統領は金性ですから、具体的な数字の
目標を掲げて猛然と進む人になります。戦争を始める危険性もあります。
 
さて、トランプ氏ですが、期待ばかりをするわけにはいきません。
トランプ氏は子丑天中殺ですから、天中殺月での大統領就任になります。
天中殺で始まったことは、なかなかうまくいきません。
というか、ほとんど失敗に終わります。
 
「ほとんど」と言ったのには理由があります。
良い結果を得る方法が一つだけあるからです。
 
それは、トランプ氏が私利私欲を捨てて、アメリカのために、世界のために骨身を削って働くことです。
そうすれば、反対に歴史に名を残せるかもしれません。
私利私欲に走れば、天中殺で大統領になったどこかの国の女性のように、国民から猛反発にあうでしょう。
 
トランプ氏とともに日米関係も新たな時代に進むと思われますので、動向は気になるところです。

注意をして見ておいてください。

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