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中央大学で講義してきた話

先日、久々に大学生向けに講義しました。
土曜塾という中央大学の自主勉強グループで、過去に何度かここで講義しています。平成の最後の土曜日に自分が講義してきたので、そこで話した内容を一部抜粋して共有したいと思います。

*大学のページにも紹介されていました


◼️講義受諾のきっかけ

誰かから大学生向けに話をしてくれと言われた際には、業務がよほど忙しかったり、変なイベント以外はなるべく受けるようにしています。学生の就活やキャリアに対する声も聞きたいですし、自分が歳をとり、残念ながらなくなってきたものを思い出す良いきっかけになるからです。

正直、講義をやらせてもらった自主グループは、集客も期待できず(当日も10名未満)、運営も課題ばかりなのですが...、私が良くも悪くも色々な会社を人事として見てきたのと、過去に何度もやっていて、学生にとっても有意義な話ができるだろうと思っていたのも事実です。

実際にやったあと、SNSでのネタにもなりますし笑。


◼️実際の講義内容(一部抜粋)

さて、では具体的にどんなことを話をしたかというと、
三流で終わる人、一流になれる人
というテーマで、授業の1コマ分を使わせてもらいました。

現在の日本は、他先進国では例を見ない、少子化、高齢化が進んでいる国です。

その上で、
・労働人口の減少に伴う生産性向上の必要性
・個人と会社の関係の変化
・学習の継続
について話をしてきました。

上記資料は、経済産業省 能村氏の資料から抜粋したものですが、日本の生産性人口はこれから急下降し、子どもは増えず、1億人の人口も切ってしまうというデータです。

何故三流で終わる人、一流になれる人のテーマにしたのかは、自分のやりたいことを見つけることが大事、とか、ワークライフバランスが、とか目先の就活ではなく、視座をあげて欲しかったからです。

一人ひとりが生産性を向上させ、一流のビジネスパーソンにならなければ、日本は衰退の一途を辿り、今まで普通に受けられていた公共サービスもなくなってしまうかもしれませんね。


多少長かった前談のあとは、ワークショップ。
そこから得られる教訓を、実例交えながら説明するという流れです。

ワークショップでは、簡単なアイスブレイクと、ペーパータワーをやりました。ペーパータワーは、紙を用意するだけなので非常に簡単。マシュマロタワー見たく、まだ一般化してないので初めてチャレンジしてもらうこともできるので、ワークショップをやることになった人はおすすめですね。


さて、実際に最初のアイスブレイクでどんな教訓を伝えたかというと、

私自身、最近はまっている筋トレを例にあげた話。
日本HPに在籍していた頃、ある役員が「コンフォートゾーンを外れろ」とよく言っていたのですが、いかにして自分をLearning Zoneに持っていくか、Panic Zoneにならないようにどうすべきか、等々。
(筋トレはまさに自分をLearning Zoneに持っていく。これをトレーナーについてもらってやると一気に自分の限界値が上がります。筋トレおすすめ。タンパク質もっと取ろう)


次は、ペーパータワーでの教訓。

計画の重要性を伝えました。
フルマラソンは、最初から42.195km走るとわかっているから、なんとか走ることができますが、5km走って、次5m。また次5kmと続けていったら42.195kmは絶対に走れないのです。


ワークショップをやり始めると、すぐ取り組む人がいます。
この姿勢は非常に良いですし、講師の立場からすると非常にありがたい笑。一方、ワークショップが終わったあと、どう振り返るかが大事です。反省と内省が違うという話、そして例として、超一流の経営者は皆がダラダラしている土曜日の午前中に内省してるんだよという話も。


支配型から奉仕型リーダーシップの話。ポジションが上がれば、みんな命令を聞くと思っているけれど、今やそれはかなり難易度が高い。多様なバックグラウンドを持った人たちをまとめるには、サーバントリーダーシップが必要という話。


◼️自己満足に浸って反省

今回は自分が伝えたい内容だっただけに、参加してくれた学生がほんとうに聞きたかった話かというと少し違ったかもしれません。自己満足感に浸ってしまった内容でだいぶ反省。

過去にやった
・10名の名から2名を採用せよ!
・他じゃ聞けない人事の裏側の話
・失敗しないキャリアの作り方
の方が、学生の反応はよかったし。

ただ、今回久々に社内向け以外の資料を作ることができたし、自分の頭の中を整理するという意味では、テーマ設定から資料作成、講義内容まで0からできたのは非常に楽しかったです。

尚、今回の講義の参考図書としては、主に下記3つを参考にしました。改めて読むきっかけになったのもよかったです。


最後になりますが、
学生向けでも、社会人向けでも講義してほしい、研修してほしいという声があればいつでも行きますので、お気軽にお声がけください。

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