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人の真価は心にあり

大切なものは目に見えない。

愛。優しさ。人間性。意識。そして、潜在意識。大切なものは、目には見えない。そして、それを見るためには、心の目を使うことが必要だ。「人は見た目が10割」という本も出版されているほど、人間は外見に気を使う。外見に気を使うことは、とても素晴らしい行為である。しかし、それ以上に気を使わなければならないのは、内面である。それなのに、内面に気を使っている人は非常に少ない。

「真似をするなら、心を真似ろ」。私の好きな言葉です。憧れる人の外面だけをなぞるように真似をしても、その人に近づけることはない。同じ服、同じ髪型、同じ靴。外面を同じにしても何も変わらない。なぜなら、憧れるその人の真価は内面にあるからです。つまり、心にあるのです。だから、何を考え、何を感じ、どんな心構えで生きているのか。このような心の中を洞察して、それを真似することに価値があります。

小林よしのりさんが描いた「おぼっちゃまくん」という漫画がある。その中に、「びんぼっちゃま」という登場人物がいる。彼は“外見は着飾る”という特徴がある。高級服を身につけているのだが、それは仮の姿。前から見ると高級服を身につけているように見えるが、後ろから見ると、服はなく、体半分は裸なのだ。また、家の外観は豪邸なのだが、中に入ると、6畳一間のボロボロの部屋なのだ。これは、人間の内面の大切さが見事に表現されている。外面をいくら着飾っても、内面がないと豊かではないのだ。心が磨かれていないと、いくら外面を着飾っても、滑稽なのだ。つまり、人間の真の魅力は心にあるのです。

心は目に見えない。だから、捉えにくいし、軽視されやすい。だけど、心を磨かなければ、人の真価を発揮することはできない。であるなら、意識を自分の心に向け、また、人の心に向け、心を磨いていこうではないか。憧れの人は、何を考え、どう考え、何を感じ、どんな心で生きているのか?。そんな洞察をしながら、目に見えない真価に触れよう。

内面に魅力がつくと、それが外見に溢れ出し、それはそれは、魅力的な人物になっていくのです。心が私たちの宝物なのです。

“どのような心を真似しますか?”

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も幸せな一日をお過ごしください。

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