M

自分がいちばん、自分の人生を楽しまなくちゃ。 ようやくそんな当たり前に気づいた30歳。…

M

自分がいちばん、自分の人生を楽しまなくちゃ。 ようやくそんな当たり前に気づいた30歳。 ほしいものは、時間と自信。

記事一覧

もしかしたら会えるかな、なんて思いながら遠回りするのは、もう立派に恋してる証拠だ

帰り道、 ちょっと遠回りしようかな、と思う。 その角の向こうのコンビニに、 いつもサッカー部がたまっているのを 知っているから。 てくてく てくてく てくてく ・…

M
3年前
7

「だれがいい仕事をくれるのか?」を考える

自分は「与えてもらう側」だと思っていた。 なぜだろう。 大学まではそうだったから。 授業に行ったり、サークルに行ったりすれば、 教えてくれる先生や先輩がいた。 …

M
4年前
13

無印良子さん(29)

「りょうこちゃんって、本当に良い子だよね」 もう良い「子」と言われるような年齢じゃなくなっていたけれど、 いまだに私はその名前のとおりに生きているらしかった。 …

M
5年前
3
もしかしたら会えるかな、なんて思いながら遠回りするのは、もう立派に恋してる証拠だ

もしかしたら会えるかな、なんて思いながら遠回りするのは、もう立派に恋してる証拠だ

帰り道、
ちょっと遠回りしようかな、と思う。

その角の向こうのコンビニに、
いつもサッカー部がたまっているのを
知っているから。

てくてく

てくてく

てくてく

・・・ちら

いないかあ。。

帰ろうとする。

・・・・



通りの向こうに、

君がいた。

君がいた。

君がいた、

けど、

そのとなりには、

君と手を繋ぐ可愛い女の子がいた。

・・・・

遠回りなんて、しなきゃ

もっとみる
「だれがいい仕事をくれるのか?」を考える

「だれがいい仕事をくれるのか?」を考える

自分は「与えてもらう側」だと思っていた。

なぜだろう。

大学まではそうだったから。

授業に行ったり、サークルに行ったりすれば、

教えてくれる先生や先輩がいた。

「よさそうだ」と思う団体だったり

「やりたいな」と思うプロジェクトに参加するだけで、

面白いことができていた。

そして、そこに所属しつづければ、

それっぽくリーダーぶることができ、

与える側になることも簡単だった。

もっとみる
無印良子さん(29)

無印良子さん(29)

「りょうこちゃんって、本当に良い子だよね」

もう良い「子」と言われるような年齢じゃなくなっていたけれど、

いまだに私はその名前のとおりに生きているらしかった。

良子。

別に、無理に「良い子」でいよう、と思っていたわけではない。

ただ。

人に嫌われたくない。

そんな思いは人一倍強かったと思う。

幼い頃に経験した、何気ないいじめ。

きっかけは、忘れた。

それくらい些細なことだったん

もっとみる