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杖の種類と生体力学的解釈

こんにちは!
理学療法士をしているyukiです!
僕のnoteでは、主に脳領域における英論文の紹介と臨床応用についてまとめています。

早速ですが、脳卒中者が使用する杖で迷うことはありませんか?

種類が多々あるため、目的やその方の生活状況に合わせて杖を検討する必要がありますが、

一方で、杖によって検討すべき生体力学的な歩行への視点を持ち合わせていますでしょうか?

結論から伝えると、杖によって歩容は左右されます

あまり、この視点を持って杖を見ることは少ないのではないかと思います。

杖による特徴をよく捉えられるようになると、歩行に対する視点、杖の選択に対する視野が広がると思います。

では、早速ですが杖の種類についておさらいしましょう!

僕が以前投稿した下記のnote記事のURLでも紹介させて頂いています。

では、一般的に脳卒中者が使う杖ですが、4点杖かロフストランド杖、杖と言われると一般的なT字杖の大きく3つに分類されます。

これらの杖で体重の支持量や機能性が異なります。

スクリーンショット 2021-05-14 13.47.21


皆さんはこれらの杖のうち、どの杖を脳卒中者に対して処方されていますか?
または、どのような指導を行っていますか?

一見、四点杖は脚が四本のため、安定しやすいという視点を持っている方は少なくないと思います。

しかし、これは割と落とし穴で、四点杖は垂直につけば安定します

一方で、画像のような状態ではどうでしょうか?


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若手セラピスト向け(初学者)に脳卒中や脊髄損傷などの中枢神経領域に関する英文、書籍から臨床的私見を加えてまとめたマガジンです。 内容は個人…

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