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2分で読める子育てエッセイ№851『超サービス問題』

小4の息子のイチはゲームがスキ。隙あらばゲームをするそのガッツは認めるけれど、おきて破りはいただけない。宿題を終わらせないうちからゲームをしているで、みかけるたびにワタクシついつい口出しをすることになる。
「は~い」
と息子はいい返事をするものの、隙あらばゲームを再開、親が注意する、隙あらば・・・以下エンドレス・・・。

ある日、息子が突然こんなことを言い出した。
「お母さん、ここは子供部屋だから、大人は入っちゃダメ~」

一体どこでそんなステキな言葉を仕入れてきたんだか。
でも何を警戒しているのか、親を締め出して何がしたいのか、まるわかり過ぎる。それは九九でいうところの1の段くらいの超サービス問題。

それって「宿題しませーん。これからゲームします」っていっているようなもんじゃない。

そこでワタクシ考えた。だったら日頃ワタクシもちょっぴり迷惑しているアレを伝えるのは今!

「OK! 子供部屋に大人のお母さんが入れない、というのであれば、母からもイチに言っておくね。『母のベットは母しか寝られません。だから今日から一人で寝ること』今日から、ノビノビとベットで寝られるぞ~」

これを聞いた息子。威勢よく
「いいよ~!」
と返事をした5秒後、あっさりと方針を変えた。
「やっぱり~子供部屋にお母さんは入っていいよ。だから、ここ自分の陣地みたなのはナシね」

ええっ!
降参するの早くない? これから
「自分たちで子供部屋を掃除しなさいよ」って追加で言おうと思ったのに。
ワタクシ、功を焦り過ぎて完全に交渉を失敗した。ちぇっ。

今後、成長するにつれ何度となく「部屋に入るな」と言われると思うけれど。その理由は・・・今はゲーム、次は好きな子の何か? さらにもう少し先はセクシーな本? そこは母の陣地ではないので知らんけど。


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