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時の限り・本の山脈


1944年1月25日生。編集工学者、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長、角川武蔵野ミュージアム館長。

日本文化、芸術、生命哲学、システム工学など多方面におよぶ思索を情報文化技術に応用する「編集工学」を確立。

千夜千冊とは - 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)


松岡正剛さん、80歳。胃ガン・肺ガンの手術をされてきている。
現在の体重が 45kgと書かれていたと思う。
4月26日、「松岡正剛の千夜千冊(1847夜)」の冒頭に
以下のように書かれたことを、重く受け止める。

千夜千冊をいつまで続けられるか、わからなくなってきた。

1847夜 『オズの魔法使い』 ライマン・フランク・ボーム − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)


私が、松岡正剛さんの本を読み出したのは、つい最近。2019年頃なので、5年前。自分が興味をもって読んでいる本の書評について、ネットで調べてみると松岡正剛さんのHPに突き当たる。存在に気付いていたが、意識して、正剛さんの文章を読み始めるのは遅かった。自分の中にコミットするテーマをもってこなかったのだから仕方がない。そして、いつでも、気付いた時に、切実さをもって行動していくしかない。

ものごとが、普遍文化で埋め尽くされつつある状況で、特殊文化である日本の独自性を、また、独自方法の旗をあげられていた。
日本だけに偏るのではなく、世界の偉人とかかわった上での「日本愛」。

時が迫る中、誰に、何を、どれだけ、どんな方法で、伝えていくか。
優先順位は、千夜千冊の読み手かもしれないし、編集学校の人達に対してか、その中の師範代なのか。日本語を扱う日本人全てに対してか。

個人的には、ホームページで紹介されている千夜千冊の本群の中から、
偶然性と自分の興味の高ぶりに沿い、読ませていただくだけなのだ。
それでも、少しでも、受け取りたい。