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許渾「咸陽城東楼」。何事にも前兆はあるんかの?それが分かればいいけどな~~~。

またまた「中国古典名言辞典」より。
只今、「三体詩」のところ。

山雨来さんうきたらんと欲して風楼かぜろうに満つ。

山家に雨が来るときには、それに先立って風が部屋いっぱいに満ちる。(許渾きょこん咸陽城かんようじょう東楼とうろう」)
もと自然の景色を述べた句であるが、のち、一大変革の前にはらむ一種の風雲の気を指す。

許渾→生没年不詳。中国・唐の詩人。
咸陽→かつては秦朝(前221~前206年)の首都として大いに栄えた。西安の西北。


咸陽城東楼詩かんようじょうのとうろうし許渾きょこん

一上高城萬里愁ひとたびこうじょうにのぼればばんりうれう 蒹葭楊柳似汀洲けんかようりゅうていしゅうににたり
渓雲初起日沈閣けいうんはじめておこってひかくにしずみ 山雨欲来風満楼さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ
鳥下綠蕪秦苑夕とりはりょくぶにくだるしんえんのゆうべ 蟬鳴黃葉漢宮秋せみはこうようになくかんきゅうのあき
行人莫問當年事こうじんとうなかれとうねんのこと 故國東來渭水流ここくとうらいいすいながる

もとは、
咸陽の古城の東楼からの景色を観て、
かつての都だったところを偲ぶ詩のよう。

からの、
山雨欲来風満楼」の部分が、
大事が起こる前の不穏な空気感?みたいな意に。

何事にも前兆があるんだろうな。
それが分かればいいけど、
繋がりがよーーー見えん!

ということで、許渾「咸陽城東楼」ですた~。゜。


★\(^^)/☆

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