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王之渙「九日送別」。九月九日「重陽の節句」。めでたい&別れの詩。断蓬となって飛ぶべし!べしべし!

またまた「中国古典名言辞典」より。
只今、「唐詩選」のところ。

今日暫こんにちしばら芳菊ほうぎくの酒を同じくするも、明朝みょうちょうまさ断蓬だんぽうって飛ぶべし。

今日暫同芳菊酒 明朝應作斷蓬飛 (七言絶句 王之渙「九日送別」)

きょうは九月九日の重陽ちょうようの節句。一緒に菊花の酒を飲んでいるが、明日ともなれば、君はもうどこかへ行ってしまうのであろう。(王之渙おうしかん九日きゅうじつ送別」)
断蓬だんぽう」は、冬季になって根の切れたよもぎ。風のまにまに飛んでいくところから、行方定めぬ旅人にたとえられる。

・王之渙→688年~742年。中国唐の詩人。


九日きゅうじつ送別」王之渙おうしかん


薊庭蕭瑟故人稀けいていしょうしつとしてこじんまれなり
何處登高且送歸いずれのところかたかきにのぼりてしばらくかえるをおくらん
今日暫同芳菊酒こんにちしばらくほうぎくのさけをおなじうするも
明朝應作斷蓬飛みょうちょうまさにだんぽうとなってとぶべし


九月九日「重陽ちょうようの節句」。
旧暦9月9日の節供(五節句の一)。陽数9を重ねためでたい日で、中国では、茱萸しゅゆ(グミ)を飾り、高所に登って菊酒を飲み、長寿を願い災難を払う風習があった。(コトバンクより)

花札「菊に盃」
https://ja.wikipedia.org/wiki/花札

あ、
あと「|断蓬《だんぽう》」という言葉を
知れてよき!

遊牧民、ボヘミアン、ジプシー、バガボンド放浪者、フラヌール遊歩者、夢遊病者ソムナンビユール、フーテン、風太郎プータロー、風来坊、放浪者エグザイル、流浪人、流浪の民、旅がらす、漂泊者、浮き草、浮雲?

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ということで、王之渙「九日送別」ですた~。゜。


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