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4月に読んだ本の16冊まとめ<読書メーター登録分>

4月から読書メーターにも読書感想文の投稿を始めました。その中で”まとめを投稿する”というサービスがありましたので以下のとおり掲載します。

知らなかったのですが、いろいろなサービスがあるのですねぇ。

でもまとめて表示されるのはちょっぴり嬉しいかも💛

noteに掲載していなかった読書感想本もありますので、ぜひ、このまとめもご覧いただけますと嬉しいです!

2021年4月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3849ページ
ナイス数:119ナイス

https://bookmeter.com/users/1238742/summary/monthly


■僕らのご飯は明日で待ってる

相手の好きなものがいつのまにか自分も好きになり、ほどよい関係になっていると思ったら、少しずつ崩れかけていきます。でも、そこから立て直す2人の関係がたまらない。一緒にいることが自然になるっていいですね。 また、4編のタイトルがそれぞれ絶妙で頷け、「卵の緒」の登場人物である育生の名前が出てくるのも作者の粋な計らいです! 
読了日:04月29日 著者:瀬尾 まいこ
https://bookmeter.com/books/4785640

■交通誘導員ヨレヨレ日記


表紙から見てどんな高齢者が書いていると思ったら、出版編集、ライターの傍ら警備員をしている方の経験談。
ご自身の内情も絡み合って記され、かつ日記形式で読みやすい。人にはそれぞれ事情があり、著者も訳あって2年半働いているが許しがたい人や関係者との軋轢を経験している。
それでも、ここまで続けられたのはコミュニケーション能力の高さと著者が言うたくましさだと思う。
加えて、忘れてはいけないのが奥さまの叱咤激励。
職業の良し悪しではなく、どんな仕事も精一杯やることとエールを贈られたよう。さわやかな読後感だった!

読了日:04月25日 著者:柏 耕一
https://bookmeter.com/books/14377651

■恋愛仮免中 (文春文庫)


つき合って3年の恋人が会社を辞めた。という書き出しで始まる「あなたが好き」奥田英朗さんの短編は30歳になる手前に女性の心情をよく捉えていた、そんな時、先輩の広瀬さんからファーストプライオリティの話を聴く。最終的には寛容さが一番の魅力だったかな。
読了日:04月25日 著者:奥田英朗,窪美澄,荻原浩,原田マハ,中江有里
https://bookmeter.com/books/11872513

■私は私のままで生きることにした


様々な視点で多くの例を用いて表すのは見事。正直あまりに多くのことが書いてあって咀嚼できないところもあるけれど、不条理な世界でも生きていくことの「応援メッセージ」。その中で私が響いた言葉は、「私たち自身の人生のために想像力を発揮しよう」。
読了日:04月25日 著者:キム・スヒョン
https://bookmeter.com/books/14328031

■イマジン?

本を読んでいるのに、映画のようなスケール感と小気味よいテンポで制作側の奮闘を描いた作品です!いやー、あっと言う間に引き込まれて一気読みでした。制作会社で働くことになったイーくんこと良井良助が憧れの女優さんにからかわれ、エキストラに支払うギャラを急遽調達して両替の場面にクスッと笑えるなど、まるで目の前にその状況が浮かぶように楽しめます。有川ひろさんの本は初めて読みましたが、まるでオールムービー。厳しい世界ですが少しずつ開花していくイーくんのさらなる活躍も見たいので新宿のゴジラとともに、続編を期待!

読了日:04月23日 著者:有川 ひろ
https://bookmeter.com/books/15258466

■麦本三歩の好きなもの 第二集


主人公の麦本散歩(むぎもと さんぽ)は泣き虫で落ち込むことはあるけれど、たくさんの好きなものがあって日常を過ごしています。
仕事で様々な先輩たちにからかわれて、人によっては苦言を呈されることも。それでも散歩は1人の時間とともに、まわりの人たちとの関係も自分なりの方法で楽しんでいくのです。
第一集からストーリー性が増して、初めての後輩ができ、頼りにしている先輩が退職し、また恋の予感もあり?!と散歩の心情がさらに吐き出されるのが魅力的。第三集もあるかな?期待しています!

読了日:04月20日 著者:住野 よる
https://bookmeter.com/books/17491519

■今日のハチミツ、あしたの私 (ハルキ文庫)


たとえ100人に「大変ね」と言われても「ここにいたい」と
強い決意を持つ碧は、最初からこのような姿ではなく16歳の時に「あさのはちみつ」をくれた人との出会いがあって変わったのでしょう。表紙のホットケーキのおいしそうなイラストとタイトルも絶妙です。”あしたの私”のとおり、希望がある1冊です!

読了日:04月18日 著者:寺地はるな
https://bookmeter.com/books/13592928

■麦本三歩の好きなもの 第一集 (幻冬舎文庫)


何かによくぶつかって、仕事でもミスをやらかし「へあいっ」「んふっ」という心の声をそのまま口に出す主人公の“三歩”は大学図書館で働きながら、今日も一日好きなことで満たされたいと願う女性。
職場には、怖い先輩とやさしい先輩、はたまたおかしな先輩もいるけれど三歩を茶化し、時には諭して見守ってくれています。
この先輩たちが三歩の心のよりどころで、なんと気持ちの良いことでしょう!
三歩の24時間をもっと見てみたい。でも、全部知らないほうがいいかも、いろんな意味で!

読了日:04月10日 著者:住野よる
https://bookmeter.com/books/17325548

■ほたるいしマジカルランド


本のタイトルである「ほたるいしマジカルランド」は遊園地の名前でフリルのついたワンピースを着た元気はつらつの名物社長と多くの従業員が働いています。一人ひとりの立場や役割(担当)が異なる中で、ほかの従業員とのかかわりで働き方、自らが求めていることを考えていきます。そして、その名物社長が一人ひとりの従業員の性格を把握していることが大きなポイントです!ひとは見ていないようでちゃんと見ている。普段はなかなか気がつかないことをそっと教えてくれる、と思います。
読了日:04月08日 著者:寺地はるな
https://bookmeter.com/books/17574146

■プリティが多すぎる (文春文庫 お 58-2)


6つの章からなるこの小説ですが、章のタイトルはすべて"P"から始まります。月刊誌「ピピン編集部」に異動した新見はこれでもかというぐらい甘い、まるで原宿のような世界に拒否反応を示していましたが、編集部員たちが一体となって雑誌を作るために心をときめかせ、真剣勝負で挑む熱き様子を目の当たりにして少しずつ解き放たれていきます。本気で取り組むからこそ、見えてくるものがあり、輝く者は乗り越えた強さを持っている。それがPretty。決して、甘いだけの本ではないですよ~
読了日:04月07日 著者:大崎 梢
https://bookmeter.com/books/8276352

■さざなみのよる


生涯を閉じる前に人はどのように感じるか、家族を含めてその人に関わった人の心の行き場はどこにいくかを14話でじっくり味わう1冊です。
主人公のナスミさんはこう言います。「誰かが、私にもどりたいって思ってくれるような、そんな人になりたいの」 ナスミさんは人とつき合う中での“心の在りよう”を伝えたかったのではないでしょうか。ページをめくるたびに包み込む温かさを感じました。
ナスミさん、またどこかでお会いしましょう!

読了日:04月07日 著者:木皿 泉
https://bookmeter.com/books/12752022

■見えない誰かと (祥伝社文庫)


ちょっと低飛行な私に寄り添ってくれたのが
「見えない誰かと」瀬尾まいこさんのエッセイ集。
瀬尾さんは毎年採用試験を受け続けていたが9回連続で試験に落ち、10回目で無事合格!
瀬尾さんは決して強くなく、どちらかと言うとやさしすぎて生徒にからかわれるタイプ(実際に「散々なめられまくった」という記述もあり)だが、そのような瀬尾さんのゆったりとして誰を責めるでもない言葉にあぁ、私の小学校1年生の時担任みたい、と勝手に想像したり(笑)。
嫌なことと思われることも、瀬尾さんの解釈でやさしい文面になり安心して読める。

読了日:04月04日 著者:瀬尾 まいこ
https://bookmeter.com/books/519881

■58歳から 日々を大切に小さく暮らす


ショコラさんの丁寧にゆっくりと過ごす毎日が心地よく感じます。
ヤフオク愛用者で洋服、バッグ、布等を吟味し購入されて、おしゃれと食事も楽しみながら生活を楽しんでいる様子。離婚され、生活基盤を整えるまでは大変なご苦労があったと思いますがそのことから今の生活があるのですね。2人の息子さんとも程よい距離感が垣間見れ、素敵に年を重ねる参考にしたい1冊です!

読了日:04月04日 著者:ショコラ
https://bookmeter.com/books/13961174

■架空の犬と嘘をつく猫 (単行本)


大好きな寺地はるなさんの本。主人公の山吹が8歳から始まり、5年後さらに5年後と続き、家族の変遷を30年間描く。それぞれの思いが時にはぶつかり、なぜこの人に惹かれるの?と感じる場面も。しかし、その人の想いはその人のもの。文中での”現実にはなくても、心の中には確かに「ある」、それは確かにそこにある」ということなのです。生きるために、必要だったから、そこにあった。”という一文に心を強く打たれた。
読了日:04月03日 著者:寺地 はるな
https://bookmeter.com/books/12482874

■幹事のアッコちゃん (双葉文庫)


なんとアッコちゃんを敵対視する人物が現れた!しかし、こき下ろされても風邪をひいても自分を大事にする心意気、さすが我らのアッコちゃん。去りゆくこの人物がアッコちゃんに影響を受けて自分を振り返るラストの場面もいいですよ~。直接心が通じ合わなくても、このような出会いで人は変わっていくのだなぁと思います。
読了日:04月03日 著者:柚木 麻子
https://bookmeter.com/books/14233099

■愛なき世界


大学研究者の植物への一途さと真剣さに心が打たれる。研究者というのは、これほど対象物を愛し人生をささげるのだろうか?その懸命さに心が折れそうな時、教授のはっちゃけた発想という言葉が未知への領域の扉を開いていく・・・
読了日:04月03日 著者:三浦しをん
https://bookmeter.com/books/13249318


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