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「最高の教師-1年後、私は生徒に■された-」苦しいからこそ生きるのだ

感想3️⃣0️⃣本目

「最高の教師-1年後、私は生徒に■された-」(Hulu視聴)

最終回まで見終えたので、私なりに感じたことを書きます。
※感想部分に一部ネタバレを含む場合がございます


~あらすじ~

鳳来高校の教師として働く九条里奈。
3年D組の担任として過ごす日々の中迎えた卒業式の日。
卒業はただの通過点だとし、いつも通りに生徒を送り出そうと決めていた里奈はその日、生徒に突き落とされ命を落とすことになる。
落ちていく走馬灯の中、なぜ?誰が?どうして?その思いを張り巡らせながら死を迎えようとしたとき、なぜか彼女の記憶は一年前の始業式まで遡っていた。
タイムスリップした…?そんなことある…?とにわかに信じられない里奈。
ただ一年後の記憶を持ったままの里奈は自分が殺される未来と一年間に起こる出来事が頭から離れなかった。
なぜ里奈は生徒に殺されなければならなかったのか、里奈を殺そうとしたのは誰なのか、その答え合わせを一年間かけて始めていく。これは運命を変えようと立ち向かう最高の教師のお話である。

~キャスト~

・九条里奈…松岡茉優
・鵜久森叶…芦田愛菜
・星崎透…奥平大兼
・相楽琉偉…加藤清史郎
・東風谷葵…當真あみ
・西野美月…茅島みずき
・九条蓮…松下洸平
・阿久津由利…藤﨑ゆみあ
・生田やよい…莉子
・瓜生陽介…山時聡真
・江波美里…本田仁美(AKB48)
・神楽誠…丈太郎
・金澤優芽…田鍋梨々花
・貴島千里子…藤嶋花音
・倉知夕夏…岡井みおん
・向坂俊二…浅野竣哉
・迫田竜輝…橘優輝
・栖原竜太郎…窪塚愛流
・月野春香…柿原りんか
・遠山泰次郎…岩瀬洋志
・中園胡桃…寺本莉緒
・野辺桐子…田牧そら
・日暮有河…萩原護
・藤原大志…山下幸輝
・不破大成…のせりん
・穂積渚…白倉碧空
・眉村紘一…福崎那由他
・瑞奈ニカ…詩羽
・目白直紀…川本光貴
・森海悠仁…阪本颯希
・蓬田健斗…夏生大湖
・渡会華…田中美久(HKT48)
・我修院学…荒川良々
・花村千代子…長井短
・森育男…細田善彦
・林結起哉…犬飼貴丈
・巡渉…栗大和
・宮崎彰…黄地裕樹
・浜岡修吾…青木柚
・勝見夏穂…サーヤ(ラランド)
・早乙女智美…森田望智
・鵜久森美雪…吉田羊

~スタッフ~

・脚本…ツバキマサタカ
・演出…鈴木勇馬、二宮崇
・監修…石井誠一郎(法律)、依田茂樹(医療)、家庭教師のトライ(学校)
・音楽…松本晃彦
・エンディング…菅田将暉「ユアーズ」
・チーフプロデューサー…田中宏史
・プロデューサー…福井雄太、鈴木努、秋元孝之

~放送~

・放送局…日本テレビ
・放送期間…2023年7月15日~9月23日
・放送時間…毎週土曜22時-22時54分
・放送枠…土曜ドラマ
・話数…10

~感想~

個人的に芦田愛菜ちゃんの連ドラ出演というのがうれしくてあらすじや概要を把握せず見始めた作品の一つでした。
以前同枠で放送していた「3年A組」が好きな方は間違いなく好きなジャンルだと思います。

そして深く考えさせられることと思います。
「生きていることの意味」
考えたことがありますか?時々考えてしまう私です。
毎日生きることに精一杯で見落としてしまっていることのほうが多い中で忘れてはいけないものが確かにあること。
失うものの大きさは失ってから気づくものだと、失くしてからでは遅いのだと感じさせられました。

少し話が逸れますがどうしても書きたいので聞いてください。
先日推しの10周年記念ライブに行ってきました。
10周年誰一人欠けることなく続けてきたことがすごいと感じていた私の気持ちとは裏腹に、先を見据えていたメンバーたちが眩しく誇らしかったんです。
リーダーがMC中こんなことを言っていました。
「普通に生きていく」ということが一番難しいと。
10周年、続けいていくのはもちろん大変なことです。おめでたいことです。
ただそれよりも10周年を迎えた今、なにかが変わることもない。明日も明後日もグループとして生きていくし、5人が同じ方向を向いて同じスピードで進んでいく。
それが続けることよりもはるかに難しいことなんだと改めて感じました。
変わっていくことのほうが多い今の時代で変わらないものの尊さを推しから学んでいる気がします。
それにしても年々メンバー同士の距離感が近くてドラマオタクの私には「おっさんずラブ」にしか見えません・・・(恥)
そんなことを言いたかったわけではなく、リーダーが言っていた言葉がニュアンスは違くてもこの作品にも当てはまるんじゃないかな?と感じたんです。
特に何もなければ高校生活は全員平等に3年間が与えられます。
その3年間「普通に生きていく」ことができる生徒はどれくらいいるでしょう。
少なくとも私は友達と喧嘩もしたし赤点もとって留年しかけてるし先生にもたくさん怒られるようなそんな生徒でした。
ただクラスメイトがいたから、家族がいたから良くも悪くも「普通」に生きてこられたんだと思います。

正直、生徒に殺されてやり直すタイムリープ系?最初は少しだけ抵抗がありました。
非現実的というかなんというか・・・
ただ後半は生徒のために風向きなんか気にせず闘い続ける九条先生がかっこよく涙なしで見られませんでした。
「自分が殺されるのが嫌だった」、「犯人が知りたいから。」
そういう理由で闘っていたのではなく、「生徒を助けたいから」を原動力に動いてくれる先生は少ないと思います。
命に代えてでも救いたいと思える生徒がすごいのか先生がすごいのか考えたらキリがないほど感情溢れる作品でした。

個人的に鵜久森さんの涙ながらに悩みを打ち明けるシーンに心を打たれてしまいいまだに頭から離れません。
いじめのきっかけって些細なことだと思います。
話し合ったら解決できそうな内容なのにそれを”いじめ”というアクションを起こして攻撃してくる人は会話ができない語彙力のない人だと思っています。
このnoteを読んでくれている方の中に今現在いじめられて悩んでいる方もいるかもしれません。
辛く、真っ暗な日々の中で生きていく意味を考えてしまうかもしれない。
今は楽しくても些細なことをきっかけにいじめられてしまうかもしれない。
でも会話すらできない語彙力のない人のことなんて見下すしか他ないのです。会話ができないから行動でしか自分の気持ちを表現できないかわいそうな人たちなのです。
人の気持ちを理解できない哀れな人たちなのです。
今日も生きているあなたが世界で一番偉いと私は思っているし、他人だし顔もわからない相手だけど私はあなたの味方です。
なんの力にもなれないかもしれない。でも一人じゃないことを忘れてほしくないし、誰かと繋がるということを諦めてほしくないななんて思います。

鵜久森さんが作品内で言っていたように「生きてれば変わるから」
今日が嫌な日でも明日はいいことがあるかもしれない。
一秒先がどうなっているかなんて誰にも分らない。
分からないからこそ生きてみてはどうでしょう?
生きている意味や価値がないなんて自分で決めることじゃないから。
そんなことを思いながら作品を見終えました。
終始暗い話で決して明るい気持ちで見えたものじゃなかったけれど、現代の日本のいじめ問題において絶対必要な作品だと思うし、たくさんの方に見てほしいです。

苦しいからこそ生きるのです。
楽になろうとするな。
あなたのその決断は本当に楽になれるの?
生きているすべての者が幸せでいられたら一番だけど残念ながらそれは難しいです。
だけど自分の幸せくらいは自分で選択できます。
今だけがすべてじゃない。
私から言えることはこのくらいしかありませんが、みなさんの幸せを心から祈っています。

松下洸平さん演じる旦那の蓮の包容力?世の男性は見習ってくださいね()
吉田羊さん演じる叶の母の気持ちが見てて苦しく演技力の高さに脱帽でした。
ここには書ききれないまだまだたくさんの感情であふれています。
苦しいけれど苦しいと感じるのも生きているからです。
生きているからうれしいも悲しいも感じるんだよ。
生きる理由は人によって違うけれど自分なりにでも理由があればそれが正しいと私は肯定し続けます。

なぜ九条先生は殺されたのか、先生を殺した相手は誰なのか、鵜久森さんはなぜいじめられるようになったのか、クラス内に起きる様々な問題が気になる方はぜひ見てみてくださいね👀

どなたかの目にこのnoteがとまりますように。
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