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【不安は呼吸で解消】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

急に肌寒くなると、人恋しくなる。
そんな人もいるかもしれませんね。

確かに肌寒くなると、人は不安感を抱くようになります。
これは人の防衛本能がちゃんと働いているからです。

冷えや寒さというのは、人の命と密接にかかわりがあります。
冷えが続いたり、寒さにさらされ続けていると、体温がどんどん奪われて命の危険にさらされて行きます。

人はこうしたことを本能的に知っているので、カラダが冷えや寒さを感じると、恐怖という感情エネルギーのスイッチがすぐに入るわけです。

率直に体が温まれば、こうした不安感というやつは解消されます。

うすら寒い時、人と肌を寄せ合って過ごしていると安心するのは、そんなぬくもりというやつが感じられることで、命の危機感が和らぐということでしょうね。


こうした不安感は、もちろん自力でも十分に対処できます。
原因が秋の冷え込みであれば、単純に厚着をすればいい。

すでに薄手のダウンジャケットを着て、鍼施術を受けに来られる方もいらっしゃる。
僕はあまり気が早いとは思いません。
体は季節の変わり目こそ、一番過敏。
そんな過敏な体は、まずサッサと要求を満たしてあげることで、極端な症状を発症する予防がかないます。

寒さに数日体がさらされると、発熱することがあります。

感染症でなくても発熱するのは、カラダの自浄作用。
冷えて不十分な体温では、カラダが十分に機能できないと判断すると、全身で発熱して冷えをしのごうと、カラダは手っ取り早い対策をとるわけです。

そんな時、先回りして十分に温めてあげておくと、こうした自浄作用としての発熱を予防できたりするわけですね。

今年のコロナ禍。
発熱や人前での咳やくしゃみは、ちょっと都合が悪い。
そんなわけで、薄手のダウンジャケット、素敵な試みだと思ったりするわけです。


また、晩秋から冬にかけての体温上昇対策として簡単なのが、深呼吸。

不安感情も胸を豊かに運動させて、深くて丈夫な深呼吸をし続けると、体と心に自信が備わります。

そんな自信が宿ると、不安感情も居心地が悪くなって退散してしまう。

秋、涼しくなると屋外での運動がかないます。
でも、わざわざ屋外で運動しなくても、室内で体中の関節をしっかり伸ばすようなストレッチをするだけでも、体温が高まり、こわばりが取り除かれるカラダは血流もよくなるので、おススメです。

また、ストレッチと一緒に深呼吸を取り入れるだけで、全身の関節運動が一層効果的に行えます。

呼吸を伴う運動は、サッと動作だけ行うよりも、動きに奥行きが生まれる。

そんな奥行きのある運動は、普段動きにくいところまでも動かしてくれる。


今まで気が付いていないところまで運動することで、カラダのむやみな不安も解消できたりするのは、アクティブな感情エネルギーのなせる業。

不安解消の深呼吸でもう一つおススメなのは、ガハハッと笑い飛ばして今ということ。

よく笑う人は不安感情がおこりにくい。
笑うという運動は疲れます。
体力が必要というわけですね。

笑える元気が備わっていて、シッカリ笑うことで全身が十分な運動を強いられると、カラダに活力が満たされます。

特に不安感情の宿りやすい胸を活発に動かすので、不安感情を抱き続けていられなくなる。

博心堂鍼灸院での鍼施術の最中、こんな笑い声が起こること、たびたびです。

うすら寒くなってきた晩秋。
さする鍼の鍼施術で、ココロとカラダを整えるお手伝いをさせていただいている真っ最中。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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