【秋の気温と湿度と気圧と】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
秋雨前線停滞中で、今週末まで雨降りの模様。
台風14号は速力が遅いとのことで、しばらく雨ふりは続きそう。
そんな低気圧の影響で、僕の住む関東地方はここしばらくドンヨリ曇り空からの連日のぬれる雨降り。
薄曇りで日差しのさす日などは急に気温が上昇するのですが、朝夕はすっかり涼しい風が吹くようになりました。
台風の影響で北からの冷たい空気も流れこみ始めているから、ぼちぼち一日を通して気温が低くなりそう。
実際今日は日中も15度と、12月くらいの涼しさになったみたい。
現在はまだまだ台風シーズン中。
今週台風14号が太平洋の南の方に発生が確認されて、今週末には日本に上陸するのかな。
もし、日本上陸となれば今年初。
昨年の千葉での被害を思い起こされるから、ちょっと心配のタネでもありますね。
沖縄地方では風も強いみたいですね。
こまめに天気予報をチェックしていないのですが、チラホラとそんな情報も耳にします。
そんな環境への実害とは別に、人の体にはすでに台風14号の気圧の影響は出ているみたい。
日中と朝夕の気温差や今まで以上に冷え込む涼しさは、呼吸器と自律神経の働きにストレスをかけます。
急な冷え込みや気が付かないで肌を冷えにさらしていると、くしゃみや咳などの呼吸器症状がにわかに出始める。
ほおっておくとそのまま、のどや鼻の炎症から呼吸器疾患を伴う風邪症状へと移行。
冷えが体の中まで入り込むと、今度は発熱を伴う風邪をひき始めます。
未だにジメジメ低気圧で湿度の影響のある消化器や関節は、痛みやこわばりをおこしやすい。
とくに消化管は筋肉の塊。
湿気による慢性的な冷えや血行不良は、便秘や下痢ばかりでなく、腹痛や腰痛の原因にもなっています。
関節や筋肉などの運動器のこわばりは、湿気による冷えと血行不良がやっぱり原因。
こうした湿気のストレスに弱いところは、常に保温を心がけておいた方がいい。
くわえて台風を含む低気圧の影響で、血管、消化管、関節、呼吸器などの中空臓器はふくらむことで血流が悪くなったり、機能が低下します。
息が浅くなったり、むくんだり。
お腹にガスがたまったり、関節が腫れて曲げにくくなったり。
秋の気温と湿度と気圧の影響は、こうしたたびたび訪れる台風によってよりストレスが高められます。
台風による身の周りの実害には、みんなで用心する必要があるのだけど、すでに始まっている台風による体ストレスに関しては、自ら意識的に自衛しておかないとですね。
お天気による気象病は、人それぞれ。
自分と人とは体調不良の勘所が違うってことです。
人と同じ対処で良いわけじゃない。
でも、冷えに対しても湿気に対しても低気圧に対しても、カラダをくるめるように(軽く圧迫しながら)保温するっていうのは、だいたいみんなに共通するお天気に対するストレスの取り除き方。
特に台風が天気図に現れてから徐々に体がきつくなるようなら、気圧の影響で体が膨らんでいるのだから、そんな症状のあるところは、軽く圧迫しておくだけで楽になる。
膝や足首だったらサポーター。
腰の痛みだったらコルセット。
腹痛があるのなら腹巻。
息苦しいなんて言う人がいたら、胸にさらしを巻いておくとよい。
って、さらしがないなら、バスタオルで胸を海苔巻きみたいにしてくるんでおくと、意外と息が楽になります。
動くととれちゃうから、寝るときに試してみてね、っていうところ。
こんな季節やお天気の対処法、今週末のメルマガ記事にも掲載しておきますね。
ご興味関心ある方は、ぜひのぞいてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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