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【水分補給の目安】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

わたし、一日2リットルも見ず飲めないんですけど、それでもいいですか?

そんな風に僕に許可を求めなくても、好きにしたらいいですよぉ、なんていうやり取りが、夏が近くなると、博心堂鍼灸院ではたびたびおこります。

未だにあるんですねぇ。
一日2リットルの水を飲むと健康になる説。


もちろん、暑くなれば汗もかくし、見えない汗という形で体表から体温調整の汗は常に気化していってしまうので、程よい水分補給は、暑さを感じる環境下で過ごす人にはみんな必要です。

でも、意外と一日中エアコンの効いたオフィス内で過ごす人もいらっしゃるし、暑ければ暑いほど、屋内は常にエアコンが効いて快適な状態。

そんな汗も出ないような環境下で連日過ごしているのに、むやみ2リットルの水を毎日飲めますかというと、ちょっと疑問。

お若い方でアクティブに体を使いながら、人と接しておしゃべりや声を出す機会のある人ならば、一日2リットル飲むことぐらいわけないかもしれない。

でも、そんな若さというやつを備えてもおらず、そんなにアクティブに活躍するライフスタイルでもない人は、一日2リットルの水を飲み続けて、体調を崩すことはあるかもしれませんね。


そんな体調を崩し始めるころ、患者さんからそんな取り組みが自分にかなっているかのご相談を、僕は毎年のように頂きます。


皆さん不安がっているのは、脱水。

脱水症状の目安は、喉の渇きやくちびるの乾燥。
最近はマスクをしているので、喉の渇きを感じる人は少ないかもしれません。
でも、唇や口の中の乾燥は気にすることができるんじゃないかな。

こんな口腔内粘膜の乾燥が気になり始めたら、脱水症状の兆しです。
まずは口に一杯水を含んでおくとよいです。
ガボガボになるほど水を飲まなくても、まずはカラダの乾燥予防と、口の中の粘つき予防。
口の中がねばついていると、雑菌が繁殖しやすくなり、歯周病や風邪症状の引き金になります。
このあたりの予防を済ませるためにも、唇や口の中の乾燥には、これからの時期、気にしておいたら良いです。

意外とエアコンの冷気に当たっていても、こうした口腔内や鼻腔の粘膜は乾燥しがち。
とくに目を使う仕事をしていると、目の粘膜も乾燥しやすくなります。
水分補給をしてもドライアイの予防にはならないけど、こうした体表の乾燥を気にしておくことで、脱水症状や熱中症対策にはなりますからね。


暑さを感じればスイカやメロン、きゅうりなどの水分を含んだ野菜や果物を食べればよいのですが、運動してない体温の下がっている人などは、温かいスープにして食べたほうが、体温を高めながら適度な水分とミネラル補給がかなうから、いいんじゃないかな。

ちなみに我が家ではときどき、いただき物のスポーツドリンクのパウダーを使って、寒天ゼリーを作っておきます。

僕は何となくクスリ臭くて苦手なのですが、カラダを使って帰宅してきた家族には、こうしたものがおいしく感じるみたい。

僕はコーヒーゼリーのほうがいいのだけど、真夏に向けてはこんなゼリーも我が家の冷蔵庫にストックされるようになるのかな。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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