【豊富な話題を持ち合わせる】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
仕事柄、ニュースを見なくても、ご縁のある人からいろいろお知らせいただくことがある。
それでも最近は、人との話題作りのために、今まで見ることのなかったニュースや報道番組などに、目を通すようになりましたねぇ。
そんな付け焼刃の僕の情報収集は、やっぱり付け焼刃。
患者さんたちからいただく情報は、様々。
話題の幅はおのずと広がります。
そんなおしゃべりのネタを増やしていくことは、実は鍼施術の時にとても重要。
共通の話題を持ち合わせることで、ココロの中にわだかまっていることを引き出せることがある。
それはテレビのニュースだったり、ドラマだったり、歌番組だったり。
気になることを話題にして、そんな話題から自分の思っていることにまで話題が及ぶと、とても自然にココロの負担をひけらかすことができる。
きっかけは何でもいいのかもしれないけど、大事なのはココロのお掃除。
とくに職場の人間関係に不信を持っていたり、仕事の内容に不満があったりすると、なかなか近しい人には相談しにくいみたい。
でも、鍼施術を受けながら、カラダがほぐれていくときに、ちょっとした話題をきっかけに胸の内に宿っている不安や不満要素をひけらかしてみる。
年齢に関係なく、そんな機会を日常生活のどこかで持ち合わせたらいいのだろうなぁと。
面白いことがあって、突然「心理テスト」をされたことがあります。
「サバンナを旅するとき、5頭の動物と一緒に出発します。
サル、ウシ、ライオン、ヒツジ、ウマ。
旅をするうちに、1頭ずつお別れをしていかなければいけません。
さて、あなたはどんな順番でお別れしていくでしょうか。」
という心理テスト。
そんな心理テストをされて、逆に僕が分析されてしまいました。
お相手の患者さんは高校生。
占いにも興味のある方で、僕を試してなのか、信頼してくれてなのか、自分の高卒後の進路相談などを、なぜか鍼施術中に頼まれました。
星座占いに始まり、干支を使ってみたり。
テレビで見る朝のお天気予報と一緒にやる星占いよりもボリュームがあるから、面白かったのかもしれませんね。
でも、実はそんな占い相談をしながら、ご自分の進路や日常生活の不安や、友人関係、先生との関係、家族との関係など、いろいろ胸の中にわだかまっていることを、ポロポロと話してくださったり。
鍼施術の時、僕は患者さんの人相や手相についても拝見することがあります。
それは、東洋医学の見立て方と一致することが多いし、体調と心理面との一致が見られると、患者さんにご自分の手相を確認してもらえることで、体調の理解と心理面の理解をしてもらえる。
東洋医学の見立ては、とっても多彩です。
でも、そんな多彩な見立てを引き出すためにも、鍼灸師さんは豊富な話題作りをしておいた方がいいのかもね。
そんなことを感じるこの頃です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
※追記
前述した心理テスト。
最後にどの動物が残るかで、自分が大事にしているものがわかるそうです。
・サル=子供
・ヒツジ=恋人
・ライオン=プライド(家族)
・馬=仕事
・牛=お金
ただ、どんな心づもりで動物を選ぶか、というところまで掘り下げたほうが、より深く心理状態を知ることができるのかも。
たとえば、ライオンを選ぶとき、サバンナの危険から身を守ってくれるから、という理由だとすると、自分自身が身の危険にさらされたり、さらし者にされる恐怖が前提にある。
ライオンを選ぶのでも、周囲に対して攻撃するつもりでいれば、それは虚栄であったり、自らの承認欲求みたいなもの、あるいは、周りの人たちを服従させたいという気持ちが強く表れているんじゃないかな、なんてことを思います。
このあたり、占いの手法を用いると、深く心の内を探れたりして。
ご参考まで。
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