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【最近の座り疲れ事情】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

リモートワークが主流になる企業が、今年の感染症騒ぎをきっかけに増えたみたいですね。

それでも、通勤の電車運んでいたり、車の渋滞は相変わらず、なんていう話を聞くこともあります。

僕はずっとインドアで過ごしているので、本のご近所のことくらいしか知りませんが、鍼施術を受けに来てくださる方々から、世間の様子をあれこれうかがうことができます。

もちろん、興味があれば出かけていって、自ら検証してみたりすることもありますが。

でも、自動車の渋滞や満員電車をわざわざ体験しに行こうとは、やっぱり思えない。


座して鍼灸施術を受けに来られる患者さんたちを待って過ごすのが、僕の日常。

パソコン仕事が多いので、比較的座っている時間は長いです。

でも、そんな座りっぱなしは健康被害を及ぼすことがある。

東洋医学の書物にも、長らく座りっぱなしだと、肉を傷る(やぶる)なんて書かれています。
要するに、座りっぱなしで足腰の血流が悪くなって、運動が不足していると消化器系統の働きが乱れたり弱ったりすることで、足腰から体がやつれてしまうよ、ということですね。


幸い僕は自室で一人で過ごしているので、チョコチョコ足腰の運動をする機会がある。

座ったままでも動かせるし、いっそ立ち上がって軽い運動をすることも可能。

ときどき用事を済ませに外出することもあるから、まあそんな程度でも血流ということに関しては、十分に対処できるみたい。


でも、今年の夏は熱中症の危険もあり、おいそれと外出できなかった人や、慣れない椅子で長時間のリモートワークで、足がパンパンにむくんじゃう人、多かったですね。

未だに座り疲れが原因で、腰痛や消化器トラブル、足腰の冷えやむくみを訴える人が多い。

実はストレスが原因という人もいたりするから、この秋の座り疲れの原因は多彩だなぁと、個人的な感想。


精神疲労や圧力が原因のストレスによる座り疲れ。
眼精疲労もありますが、こうしたメンタルの疲れは、座ったままでいるのが一番良くない。

精神疲労やストレスを伴う座り疲れは、テクテク歩き回るのが最も効果的な対処法。

幸い、お散歩するには良い陽気に、天の気が急に采配してくれました。
秋晴れは涼しいから、肩を冷やさないようにお出かけしたいですね。

10月に入ってから様々なGO TO キャンペーンが始まります。

こうした地域経済を活発にさせる景気を促す取り組みに乗じて、お出かけできる人は、気持ちの軽い人たち。

メンタルを消耗して座りづかれている人たちは、こうした人が出歩くときこそ、不安を抱え込んでしまって屋外に出ることができなくなる。

そんなことを話してくれる患者さんたちの避難場所として、博心堂鍼灸院へ気晴らしに来てくれるみたい。

体の風水が整うことで、ココロの風水の滞りが楽になると、家で座っていることも苦痛ではなくなるんじゃないのかなぁと。

座る姿勢は決して人の体にかなったものではないから、ただ座っているだけでも疲れます。

そんな座ることにこだわることなく、カラダの喜ぶことを、この晩秋から始めてみたらいいかもねぇ。

たとえば、屋外をテクテク歩く、とかね。
ぼく自身の戒めとして。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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