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【台風接近とな】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

台風12号が発生したみたいですね。
なんでも関東地方の方へ向かっているのだとか。

台風が天気図に現れると、たいてい関節に不都合のある人は、痛み症状や腫れ症状が出やすくなる。

ほか、血管や消化管などの中空の臓器も、低気圧の影響で膨らんだり腫れたりしますから、むくみや炎症、腹部膨満感や便秘などの症状も起こりやすいですね。


高気圧の影響も厄介ですが、低気圧の影響も厄介。

真夏の高気圧の影響は、天空から圧縮される空気で体が熱を持ち、呼吸器が圧迫されるような息苦しさを感じるので、のぼせ症状や呼吸が浅くなることによる体の緊張が負担になっていました。

熱帯低気圧や台風接近による低気圧の影響は、カラダが膨らみ、息を十分に吸い込むことができず、血流も滞りがちになるので、活力や気持ちの活気を根こそぎ奪われる感じになります。


秋の長雨や夏の梅雨時の湿気も、カラダに重だるさや冷えを感じさせて、カラダの活力を奪いますが、台風の気圧の影響はとても大きく急なので、カラダがなじむ時間を持つことができないまま、低気圧に襲い掛かられちゃいます。


残暑のころからnote記事やメルマガでも注意喚起してきたのですが、湿気の対策は体を伸ばすこと。

んで、低気圧の対策は体をひねること。

近年のボディワークは、筋肉のことにしかフォーカスしないから、こうした湿度や低気圧に対する運動について説明しても、誤解を生じやすいなぁと思っています。

体を伸ばすといえば、筋肉を伸ばしちゃうだろうし、体をひねるといえば、きっと筋肉をひねっちゃうんだろうなぁ。

世間の常識を何となく知っておかないと、僕の方で東洋医学的なアイディアを、そのまま言葉にしても間違った表現になっちゃうので、表現方法も色々考えちゃいます。


最近、格闘技のインストラクターさんとおしゃべりしました。

「筋肉は裏切らないけど、関節は簡単に裏切る」とのこと。
僕も強く同意。

20代までは、筋肉というやつと向き合って過ごすことで、丈夫な体を作り上げることができます。

30代に突入してからは、関節というやつを考慮して体と向き合う必要がある。

40代では睡眠習慣と向き合い、50代では食習慣かな。


人は年を重ねるごとに賢さが増していきます。

そんな知恵の蓄積を体にも生かして過ごしていきたい。

毎年訪れる梅雨や秋の長雨の湿気対策も、頻繁に訪れる台風の低気圧による体への負担に対する対策も、年代ごとの対策同様、自分らしく向き合う知恵を備えることは必要です。

近年、こうした年間の気象の移ろいが極端になっています。

まだまだ規模が大きくなっていくのなら、今から経験する自分の体の過ごし方の工夫が、きっとこれから先の人生にとって、有意義な糧になるんじゃないですかね。

毎年の気象の負荷を、自分らしく対策していこう。

僕はそんな人たちの一助として、東洋医学の知恵を使っていきたいな。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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