【感染リスク】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
4連休中、博心堂鍼灸院は土曜日だけ、平常通り営業していました。
それでも、普段は休診日でも患者さんが不安ごとを抱えておられれば、気さくにご連絡をいただけるような構えを作っています。
とはいえ、電話をいただいても、すぐにとれないことがあるから、たいてい、メールでご連絡いただくことの方が多いかな。
そんな4連休中、もしかしたら感染症にかかったかも、というご連絡を電話でいただくことがありました。
なんでも、呼吸が苦しくなり始めていて、ちょっと動悸もするのだとか。
ちまたでは感染者発見数が、どんどん増えている様子。
4連休ということもあり、そんな数字を知ってか知らずか、遠方まで外出される方々も全国レベルで、たくさんいらっしゃるのでしょうね。
東京都内の出入りはご遠慮、なんてことになっていますが、自費で出入りする分には何も罰があるわけでもなければ、自由意志で行き来することはできるわけです。
で、そんな自由な人の行き来が、とても気になる几帳面な方々も、巷にはたくさんいらっしゃる。
そんな人からは、いろいろ不要不急の外出への批判的な言葉も聞かれる。
そんな混乱する空気の流れる中、お電話くださった方は、午前中にご近所さんにお茶の御呼ばれがあったそうです。
なんでもご近所さんは、あなたのことが心配だからと気遣ってくださってのことだったみたい。
でもきっと、そんな気づかいのご近所さんの方が、世間の空気が不安の感情に火をつけていたんじゃないのかなぁと、電話でお話を伺いながら察してしまいます。
そんなご近所さんのところから帰ってきて、出さなければいけないお手紙の内容が少し重たくなってきて、書き留める内容に困っていたところに、息苦しさが襲ってきたのだとか。
そして、午前中にお茶にお邪魔したお宅で感染症にかかったんじゃないのか、という不安心理から僕の所へ、急遽電話をしてくださったみたい。
午前中に感染して午後に発症するっていうのは、巷に流れる感染症の情報とは一致しないのですが、お電話くださった方はとても自分のことが不安だったみたい。
一人暮らしで、誰かに迷惑かけたらどうしようなんて言う心理が働くのでしょうね。
そんなわけで、僕の方では、様子を見て医療機関に受診されることをおすすめすることと、体調不良を抱えているのに、気持ちの重たくなるお手紙に携わるのは控えたほうが良い旨をお伝えしておきました。
そのあと、手紙を書くのをやめたら、息苦しさと動悸がなくなったというご連絡を、改めていただきました。
よっぽどそれがプレッシャーだったのですかねぇ、なんて話をしながら、引き続き体調の経過を見て、病院受診が必要そうならお出かけくださいねぇ、というアドバイスだけはさせていただいて、僕のお休みの日の突然の対応事件は、あっという間に幕引きだったとさ。
人の不安心理、春以降、再び高まってきているのかなぁなんて思います。
これからは全国規模になっていくのかなぁと予測もしていますが、さてさて、自分の住む近隣の情勢はどう変化していくのやら。
感染症対策は、普段できることを引き続き。
人の不安感情渦巻く世間の情勢対策は、よくよく身の周りを観察して、というところ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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