【暑さしのぎの次は、冷えしのぎ】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
博心堂鍼灸院常連の患者さんたち。
いつもおしゃべりしながら、体調を維持することの大切さや、心の平安を保つことの有意義さについて、話に花を咲かせています。
そんな常連の患者さんたちから、ここ2週間ほど、体調不良や急な体調の変化についてのご相談の電話が、朝に夕にと連日のようにありました。
僕が対応できる範囲でお答えするようにして、その都度、あるいはその日一日どうやって過ごしたらよいかというようなアドバイスを、個別に差し上げていました。
※僕が電話に出られないときには、メールや留守電を使ってもらって、それに後程対応という形。
今年の暑さは異常です。
災害級の暑さ、なんていう表現もあったみたい。
なるほど、災害級。
東京都内でも、熱中症で命を落とされる方が多いみたい。
まだそんな危険な状況が続くのかな。
そんな報道にも目が行きますが、僕の周りの常連の患者さんたちの頻繁な健康不安に対するご相談、ご連絡がずいぶんと減ってきました。
ここ1日2日の話ですが。
まだ暑いです。
危険な暑さです。
それでも、そんな暑さをしのぐような体づくりが進んでくると、苦しいし負担だし大変なんだけど、どうにか適応できるような暮らし方の工夫がかなえられていく。
特に梅雨明け当初は、暑さというものに全く慣れていない体は、熱中症対策を積極的にしながら、暑さしのぎの適う体づくりを進めてきたわけです。
そして、そんな強烈な暑さに見舞われ続けるカラダは、どんどん体力を消耗して、夏バテが早々に始まりました。
そんな夏の暑さによる疲労の回復と、消耗した体力の効果的な滋養をするような過ごし方の工夫をしながら、消耗しにくい生活習慣を手に入れてきたわけです。
毎日のように暑さに負けて、カラダに熱をこもらせて軽い熱中症のような体調で、連日軽い夏バテを抱えながら過ごしてきた2週間。
チャンと対策をしながら、被害を最低限に抑えこんでのここ数日、どうやらこの厳しい残暑をやり過ごせるだけの体づくりが済んだみたい。
僕の当初の予想通り、ほぼ2週間かかりましたね。
さて、そんな暑さしのぎの次は、冷えしのぎ。
どこへ出向いても、交通機関や施設の中は冷房がガンガンに効いています。
そんな中で過ごしていると、いやでも冷房病や夏風邪をひくことになる。
実はそんな冷房のストレスによる体調不良の声を、先週くらいから聞き始めています。
メルマガネタではその1週間前から、注意報代わりに記事を掲載し始めました。
暑い中での冷えストレスは、暑さ対策よりも厄介です。
暑さというやつは、程度の差はありますが、カラダが本来慣れることのできる邪気です。
でも、暑い中での冷房ストレスは、カラダが慣れることのできない邪気。
人の体が適応する方法を知らない冷房による冷えは、暑さしのぎよりもさらに積極的に、毎日取り組まないと、この後の台風シーズンや秋口の呼吸器系の風邪シーズンに立ち向かうだけの体力を残しておくことができません。
冷房病、夏風邪は、これからやり過ごしていくための大事な課題。
夏休みの宿題じゃないけど、毎日せっせと取り組むことで、後が楽になるわけですよ。
残暑を楽にやり過ごすだけじゃなく、次のステップも軽やかに迎え撃ちたい。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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