【「おしゃべりしたい欲求」は、ある】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

5月のゴールデンウィーク明けくらいから「本格的」になりそうな予感の在った「5月病」。

報道では「外出自粛要請延長」以後も、できるだけ人と接する機会を作らないように、「stay home」で過ごすように言われているようです。

それでも、僕の近所や僕の耳に入る「ちまた」のご近所さんたちは、ぼちぼち「比較的自由」に外出し始めているみたい。


そんな「気晴らし」ができる人が増えたからなのか、僕の心配していた「東日本大震災あと」に、急に増えた印象のあった「うつ症状やパニック症状」を、強く患う人たちと、あまり接する機会がありません。

世間の流れからすれば「不謹慎」ですが、「メンタルケアサポート」をさせていただいている鍼灸師としては、「まあ、長引く『メンタルダウン』を患うことなく過ごせているのなら、良かったかなぁ」と思っています。


ただ、同時に「情報」とちゃんと向き合って、几帳面に「stay home」されている方々は、やっぱり気持ちの落ち込みや体調不良を訴える人、多いみたい。


ぼくのところは、「新規の患者さん」とのご縁はありません。
以前からかかわりを持たせている患者さんしか来られることはありません。

そんな「ちょっと久しぶり」なんていう患者さんの中に、「たまった精神疲労」で「メンタルダウン症状(気持ちの落ち込みやウツ、パニック症状やふらつきやめまいなどなど)」を訴えて、鍼施術を受けに来られる方々もいらっしゃる。


人と接する機会をできるだけ減らして、不要不急の外出をすることなく、「精神疲労」と「体調不良」が重なったので「仕方なくの外出」。

そんな風にして鍼施術を受けにお越しになられたのならばと、僕の方では「できるだけ効果的に気晴らし」をしていただきたいなぁと思います。


人に備わる「感情のエネルギー」は「覇気」とか「活気」と言い換えてもいい。

「怒りの感情」や「悲しみの感情」、「驚き」や「恐れの感情」でさえ、「感情のエネルギー」が消耗していては、「発揮・表現」することができません。


「感情のエネルギー」が上手に循環することができないために、「偏った感情」や「こだわりを持つ感情」を表現する原因となります。

※もしかしたら、「偏った正義漢」である「自粛警察」と呼ばれる人たちも、「世間の風評」に「恐れの感情」をいだくことで、「発作」のように「正義感」を振りかざしてしまっているのかもしれませんね。


そんな「停滞」することで、「自分」にとっても「周囲」にとっても、あるいは「社会」にとっても「不利益」となる「感情エネルギー」は、いつも順調に循環させて、適度に発散できることが望ましい。

効果的なのが「おしゃべり」。


気晴らしのおしゃべりは、「感情のエネルギー」がほどよく循環します。

「おしゃべりのあと」の「心と体の居心地」がよくなると、「体調不良」も「心の不安」も同時に解消できちゃうみたい。


ひとには誰しも、「おしゃべりしたい欲求」というのがきっとあって、安心して「心を開放する場所」求めているんじゃないのかな。

そんな「安心して心を開放する場所」として、博心堂鍼灸院があったらいいなぁと、そんな風に思う「コロナ禍」。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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