見出し画像

【秋の寝違え】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

朝夕、屋外に出てみると、意外と空気がひんやりしているときがあります。
まだ日中の晴れた日などは、日差しが強く感じてはみますが、確実に秋の風が吹き始めている。

秋の風といえば、さわやかでドライな印象があるかもしれませんが、意外と湿度は高め。

天気図に秋雨前線があったり、台風や熱帯低気圧が目に留まるようだと、太平洋側からの湿った空気が入り込んでくるので、日本中、こうしたお天気マークが消えるまでは、ほんとにさわやかな風が吹くことはなさそうです。

とはいえ、厳しすぎる命の危険を感じる残暑からは、ずいぶん離れることができました。
ひとまず安心して、日中も外出できるようにはなりましたからね。
※日差しが徐々に傾き始めるので、春と同様、空きの日差しを真横から目に受け止めないように、サングラスや帽子は必携。


9月に入ってから気になるのが湿気。

とにかく、暑さとも寒さとも親和しやすい湿気ですから、涼しい秋のひんやりした空気と相まって、人の体全体をまんべんなく冷やしてしまいます。

気が付かないで過ごしていると、ジッとしていて動き始めるときや、朝の寝起きの時に、カラダの節々が痛くて動けなくなっちゃうこともあります。

最近博心堂鍼灸院に来られる患者さんの中には、こうした関節痛を訴える方が多くなりました。

・腰痛
・骨盤のあたりの痛み
・股関節痛
・膝の痛み
・足首や踵の痛み
・手のこわばり(ガングリオンができる人がなぜか多い)
・寝違え
・一応動くけど四十肩、五十肩

中でも年齢に関係なく、寝違えを訴える人は、特に多いですね。

薄着をして一日中過ごしていたり、エアコンの効いた部屋で無防備に肌をさらしていたり、湿気で体が冷えているのにじっと動かないで作業している人などは、知らず知らずのうちに肩首の血流が悪くなっていて、こうした無自覚のこわばりをため込んでいるから、一番体が硬くなりやすい起き抜けに、実はこわばっていた肩首に強い痛みを感じるみたい。


未だに外出を控えていて、運動不足になっている人は、これからちょっと痛み症状やこわばり症状が気になることがあるんじゃないかなぁと思います。

今日配信分のメルマガ記事にも、いくつか運動法を掲載しましたが、くれぐれも無理な筋トレなどしないようには気をつけていただきたい。

運動不足になっているのは、筋肉だけじゃなく関節も。
こわばりの原因が湿気による冷えだったら、まずは血行を促して温まる体づくりをしてからじゃないと、急にこわばる体で運動したら、ケガの元です。

そんな注意書きもメルマガに掲載。

余計なケガや無理な運動による疲労や衰弱なんて、さわやかな秋を目の前にしてもったいない。
ゆとりを持った運動の計画を立てて、お散歩気分で夏の疲れを解消しながら、季節にかなった体づくりを進めてみてください。

くれぐれも、秋バテなんてならないように。

最後までお読みいただきありがとうございます。


この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?