【台風シーズン、蒸し暑さの影響】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
8月31日は雑節の二百十日。
立春から数えて210日目、ということですね。
このころから台風が発生して、強風が吹きすさぶ日が増えるよ、というお天気の目安。
8月から台風がジャンジャン発生し始めて、ぼちぼち9号。
太平洋高気圧がまだまだ張り出している間は、日本列島縦断とかはないんじゃないかな。
それでも、そんな台風の強い風の影響で、太平洋側は会場の蒸し暑い空気を運び込まれて、やっぱり不愉快な熱気を感じる日々です。
実は真夏や厳しい残暑のころは、強い日差しと高気圧に伴う高い気温がやっかいでした。
肌を刺すように照り付ける日差しの影響で、体温調整が追い付くまではすぐに熱中症になる始末。
どんどん水分を奪われて、体液を消耗することで、強い疲労感と倦怠感を伴う夏バテになることも。
特に今年は異常な暑さ。
残暑の暑さは人の体から元気をずいぶん奪い去りました。
さてそんな暑いばかりの残暑のころから、様子がボチボチ変わってきます。
台風直撃前の太平洋高気圧に覆われた日本列島では、暑さと同時に湿気が悪さを始めます。
湿度が高いと体に熱を閉じ込めてしまう。
暑さ指数というのがあるのをご存じでしょうか。
気温と輻射熱と湿度の割合を掛け合わせて数値を導き出されるもの。
その割合の中で最も高いパーセンテージを占めるのが、湿度です。
気温や輻射熱が高くても、湿度が低ければ、暑さ指数は低いので体への負担は少なくて済む。
逆に、気温や輻射熱が低くても、湿度が高ければ、カラダへの負担は大きくなる、ということ。
台風の影響による湿った空気が大気に蔓延しつつ、太平洋高気圧やチベット高気圧の影響による圧縮された大気に押しつぶされるような生活が始まったこの頃。
汗で上手に発散しにくくなる体温は、熱中症にもなりやすいですし、冷房病とは違った自律神経失調症症状をあらわします。
体内に湿度と熱気がこもることで、常時、ミストサウナの中で過ごしているようなものですから、のぼせや息苦しさはひとしおです。
肉体的にも精神的にも負荷が大きいため、カラダに元気を備えていないと、屋外での生活なんて、とっても危険。
残暑の強烈な暑さだけではない分、これからの台風シーズンは、生活の用心が必要です。
暑くて汗が出ていれば、水分や塩分の補給で良いのですが、湿気の影響で汗や熱気が排泄されないと、体調不良の原因に。
だから体にこもる湿気と熱の排泄を促すような生活習慣が必要。
今週からのメルマガ記事は、そんな対策をあれこれ書き綴っています。
さて、そんなカラダの対策が、どこまで通じるのだろうかと感じる台風シーズンの蒸し暑さ。
むやみに汗をかくだけでは、元気を消耗してしまう。
元気を養う暑さ対策を考えて過ごすことで、この後の台風直撃シーズンへの備えも進みます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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