博心堂鍼灸院の、いんちょです。

先週金曜日あたりから、台風8号の影響で台風日本列島直撃前からの台風シーズン到来を感じます。

残暑のエアコン交じりの強烈な暑さと冷え込みで、夏バテと夏風邪が気になるころから、強烈な熱気と湿気で体が翻弄される季節へと、この数日で急に天の気のギアが変わりました。

今年はとにかく長梅雨のころから、次の季節への移り変わりが急激です。

8月からの急な残暑。
それから2週間後にはエアコンの影響による自律神経失調症症状と冷房病、夏風邪。

そして、本日、暦では二百十日（にひゃくとおか）と呼ばれています。
立春から数えて210日目にあたり、この日から台風が頻繁に訪れますよ、という農家さんにはとても大事な基準になる日なんじゃないかな。

そんな台風シーズンの二百十日をむかえてから、強烈な熱気と湿気が体に悪さを始めます。

厄介なのは、残暑のころのように汗をかいた体温調整がかなわないということ。

体表から徐々に侵入してきた残暑の異常な熱気は、体の表面に居座ることで熱中症症状や、夏バテ症状を引き起こしていました。

でも、台風シーズンの熱気と湿気は、体表よりも深いところまで入り込んでしまい、汗では体内にこもる熱気を排せつすることがかなわなくなります。

ここ2～3日、今までおいしかったかき氷が、急にほしくならなくなっていませんか？

もし、カラダを冷やすことを求めなくなっていれば、それは来る秋に備えたコンディション作りが進み始めているから。

体を冷やしてコンディションを整えられていた残暑とは逆に、体表にこもる熱気やエアコンの冷気を排せつしながら、深部体温を高めて涼しい秋に備えた温まる体づくりが、ここ2～3日で進みます。

先週の金曜日ごろから、エアコンの効いた部屋で過ごしていて、体が熱いのか寒いのか、熱かったり寒かったりが行ったり来たりする、という人は、季節のコンディションの変化が始まっているところ。

博心堂鍼灸院へお越しの患者さんたちの体の勝手も、急に変わりました。

おカラダを拝見する僕にしてみれば、まあ、毎年のこと。

ただ、例年よりも梅雨が長引いた分だけ、秋までの圧縮されたスケジュールの中、天の気が運行していき、それに伴いジャンジャンギアを変えていかなければならない体の忙しさは、今年は特別。

まだもう一段階、台風シーズン後半の太平洋高気圧の勢力が弱まってからの、台風直撃シーズンでの体のギアチェンジが待っています。

一通り、今年の台風が過ぎ去るころ、本格的な秋が訪れるんじゃないかな。

涼しい秋を迎えれば、芋、栗、南京（かぼちゃ）がおいしくなります。
体を養うおいしい味覚を、元気な胃腸で迎えたい。

そんなことをかなえるためにも、元気を損なうことなく、まだまだ忙しい体のギアチェンジを上手に無理なく切り替えていきたいですね。

今、僕のお仕事の内容はこんなところ。

最後までお読みいただきありがとうございます。