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【今後の鍼灸院の在り方】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

「外出自粛要請延長」。

5月のゴールデンウィーク、外出、外泊、旅行、渡航できないで、「自宅で過ごす」ひとたちが、よっぽど多かったのか、ぼくの「ご近所」は、とてもにぎやかでした。

今までと違うところで、ひとは密集しているのだなぁと、傍目で感じています。


まぁ、そうはいっても、人と会うことがはばかられる世の中。

さいわい、「鍼灸院は休業要請をうけていない」業種です。

生活に必要な業態として、「働くことを許されて」いる。


それでも、「人と直接接するお仕事」であることには変わりありません。

今後、「ライブハウス」や「夜の接待業」のように、「クラスター」の発生源のようなことになれば、あっという間に「休業要請の対象」になるのでしょうね。


そんなリスクもある鍼灸院の運営ですから、「今後の在り方」というのは、考えておいた方がいい。

といっても、別に「特別なこと」をする必要はないのだろうなぁとも思っています。

鍼灸師さんの出来ること、「鍼灸師としての自分にできること」を明確にしておけば、シチュエーションにあわせて「腕を振るう」ことはできる。
※直接「ふれる」という手段以外にも、ね。


ぼくは、「動画の配信」や「双方向の動画通信」のようなことでは、「自分の腕」を振るうことはできない、自分にかなっていない、と感じています。
※ちまたで「動画配信」されている方々の「やり方」を見ていて、率直にそんなことを感じ取っています。

ネット上やSNS上で垣間見る「ほかの鍼灸師さん」たちが行っている「ネット配信」などは、すでに「やっているひと」がいるわけです。

ぼくが「後発」でやることに意味を見いだせないし、そもそも「需要がある」とは思えない。


やるならば、「一時しのぎ」ではなく、長期間「安定して必要とされること」でないと、徒労に終わるんじゃないかと思っています。
※「一時しのぎ」では、そもそも「とってつけた」ようで、「目新しく今しか通用しないこと」なのかもしれない。
※「今だからこそ」のスタートで、「長期間にわたって必要とされる」もの。
ひいては、今後の「スタンダード」になるようなものであれば、「鍼灸師さん」による「動画配信サービス」にも、意味が出てくるんじゃなかなぁ。

また、「ぼくオリジナル」であったり、「僕にしか配信できないこと」などでないと、「ぼくがやる」意味はないかなぁと考えます。


「今後の鍼灸院の在り方」は、それぞれの「鍼灸院」や「鍼灸師さん」の「個性」や「個別の能力」で、多彩に変化していった方がいいんじゃないかなぁと思います。

「鍼灸院」は「ただ鍼やお灸の施術を受ける場所」、という「枠」をちょっと外してみるには、「現状(コロナ禍)」は都合がよい「実験場」です。


ぼくも「カラダの相談業」としては、「鍼灸施術」の「腕前を駆使」するしかないですが、以前から請われている「暮らし方の相談業」や「健康づくりの相談業」は、もしかしたら「双方向のネット通信」は適うかもしれない。
あるいは、「一方通行のネット配信」でも、いいかもね。
※過去に「ツボ動画」を配信したことがありますが、必要な人には「見て」もらえているみたいです。


すでに始めている「東洋医学的な考え方」をベースにした「ココロの相談業」は、やはり「対面」ばかりでなく「双方向のネット通信」もかなう「業態」になりえるでしょうね。


「顔なじみ」の方の「ココロの相談」は、「ネット上」でもやりやすかもしれない手法。
でも、もしかしたら「対面相談」に比べると、現実感が少なくなるので「物足りなく」感じられちゃうかも。

意外と「初対面」の方のほうが「先入観」なく、「こころの相談」を「わりきって」受けてくれるかもしれませんね。
※「対面相談」の場合、「手相」や「人相」、「東洋医学的な見立て」など、「手を取って」クライアントさんご本人に、「自分の体」を確認してもらうことがあるのですよね。
だから、そんな「ふれる」ことに慣れると、「ネット上」はその分、不利になるかも、ということです。


noteに記事を書き留めていきながら、自分の思考もまとまっていく。

あとはこうした「ネット上の環境」が、
・僕自身にかなっているのか
・「ニーズ」はちゃんと存在するのか
・そもそも「無理なく」続けられるのか
などを考え、必要であれば、準備もしていかないとですね。


「鍼灸師にココロの相談」という「ニーズ(需要)」を掘り下げていくところから始めていかないと、「アイディアどまり」で終わってしまう。

今まで取り組んできていた「人の体の調整」という「フレーム」は、今回の機会(コロナ禍)を機に、壊してみたほうがよさそうだな、というところまで、アイディアは膨らんでいるところですね。

ぼくが「鍼灸師」として、新たにかかわり始めた「東洋医学的アプローチのココロの相談業」という業態は、「今後の博心堂鍼灸院」の在り方を考える「良い足掛かり」になりそうです。

noteでも記事を配信しながら、様子を見ていこうかと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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