【肩こりは、背負い込み疲れ】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
晩秋にふさわしく、街中をちょいと歩いてみると、ぼちぼちキンモクセイのかぐわしい香りに出会います。
春の沈丁花、夏のジャスミンに続いて、季節の香りを感じると、時間というやつはちゃんと経過しているのだなぁと、あらためて実感。
キンモクセイの香りは、呼吸を丈夫にしてくれて、秋の涼しさによる体の冷えを対策してくれる代謝促進の効果があります。
街中を歩きながら、そんなキンモクセイの香りを探しに散歩するのも一興ですね。
深い呼吸を心がけて過ごせると、ココロもカラダも温まります。
深呼吸は全員運動。
そんな全身運動が不十分だと、咳やくしゃみなどの強制的な胸の運動を、カラダが自浄作用として引き起こします。
普段から深い呼吸とわき腹を中心とした体幹部を伸ばすような運動を心がけておくと、咳やくしゃみなどの呼吸器症状を予防することがかないます。
特に今年は感染症騒動真っただ中。
街中でおいそれと咳やくしゃみなんてできないですからねぇ。
こうした深呼吸をして過ごしていない人は、意外とストレスを抱え込んでいたりします。
呼吸は気晴らし。
吸い込む息は代謝を促して、体温を高める効果があります。
吐き出す息は体内に滞るわだかまりの排泄効果。
息抜きをしっかりたっぷりやっておかないと、晩秋の涼しさに負けて体がついつい猫背になる。
そんな猫背になっているだけで、いろいろなストレスを背負い込みやすくなるわけです。
ストレスを抱え込む生活習慣が猫背を促す姿勢のもとになる。
逆もまた真なりで、猫背の姿勢でいつも過ごしている人は、無意識にストレスを抱え込もうとする、というわけです。
そんなわけで、冷えストレスを感じやすい秋からは、できるだけ背筋を伸ばして運動習慣を持つことで、呼吸が丈夫になり、ストレスを抱えないで済むような姿勢も獲得できちゃうというわけです。
街中を歩けば、けっこうな確率で、顎を出して猫背で歩いている人たちとすれ違う。
仕事柄、後ろからついていって、肩でももんであげたいなぁなんてことを、ちょっと思いついてみたりして。
でも、
・ため息が多い
・あくびがよく出る
・朝くしゃみをする
・時々せき込む
・食事時よくむせる
・肩がこる
・涼しくなると頭痛がする
なんていう人は、自分で猫背のケアをしておいたほうが良いです。
特に食事時、むせてしまうひとは、猫背が慢性的になっていて、呼吸器への負荷がずいぶんかかっているかもしれない。
今年はインフルエンザに加えて、厄介な呼吸器感染症が話題にもなっている。
出来るだけそんな感染症にはかかりたくないですが、かかって重症化なんてこと、あってはならない。
そんなコンディションを立て直すためにも、背筋を伸ばして深い呼吸ができるような過ごし方はしておきたい。
まずはココロの構えから。
顎を引いて背筋を伸ばして、シャキシャキ歩ける元気を備えて過ごしたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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