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『ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた』 Sidow 感想

ストレスとの付き合い方について真面目に考える時期がきたと思うので、本屋さんでぱらぱら見て読みやすそうな本を選びました。

ストレスケアについて、雑誌などで聞きかじった方法を試すだけで、それが自分に合っているのか?ということまで考えていなかったなと思ったので、この本を手に取りました。著者が精神科の先生というのもポイントです。

ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた メンタルドクターSidow
¥1650 2023年 WAVE出版

読みやすくてすぐに読めました。ストレスの仕組みそのものよりも具体的な正しいストレスケアについてたくさん書かれている本です。

ただ読むだけではなく実際に活かしていける学びを得ることが目的なので、取り入れられそうなことをまとめたいと思います。


ストレスの元になっていることに対処する

これは、ほんとにそうだよねと深く心に刻みたいと思いました。今までの私はストレス源に対して対処しようとしてきませんでした。
入ってくるストレスそのものを減らす努力を一切せずに、何とか溜まったストレスや受けたストレスに対処しようとしていました。
もちろん、それらも大切ですが、両方が大切ですと書かれていてほんとに反省しました。根本的なストレス源を放置していては限界がある。

まず、溜まったストレスに対処することの前に、ストレスを予防する、溜めない努力が大切だということでした。

ストレスを決める3要素:ストレスの程度、持続時間、回数
溜めにくくするには上記の反対:ストレスを軽くする、持続時間を短く、回数を減らす

ストレスと感じることもやることのメリットを考えてみる

そのままストレスと認識したままにするのではなくて、「これをやることでどんなメリットがもたらされるか考えよう」とのことでした。自分の成長につながるなどのメリットです。嫌いだったりやりたくないというのはそのままで良くて、ただ何かしらの意味づけをするとストレスと感じる度合いも小さくなるそうです。
これは、私もポジティブに捉えようとしてみたこともあったけれど、ちょっと難しいなと思いました。苦痛の度合いが大き過ぎたのもあると思いますが、大変です。

小さいストレスなら、「これをやることのメリットは?」と自分に問いかける習慣をつけるのは、良さそうだと思うので、頭に留めて実践したいと思います。

①何もせずぼーっとする→意識的に1つのことに集中する

疲れているからと、何もせずにぼーっとすることが私にもよくありました。けれど、それはどうやら良くないみたいです。脳は休まらないそうです。
これは感覚的に分かるなと思います。体は確かに休めているのかもしれませんが、気分転換出来ていなかったり、しんどいなという気持ちのままで休みの日が過ぎてまうこともありました。
何かに集中して心を休めるときと、体を休めるときの両方の休息のタイミングを意識的に切り替えられるようにしましょうとのこと。

ストレスがかかっているからといって、何もしないのではなく、集中できる時間も作ることを意識したいと思います。

私の集中タイム具体策
パン作り、読書、散歩、お菓子を作るなどをして集中タイムを設ける。


②忙しくして充実感を得る→適度に休息を取る

忙しいこと、生産性のあることに喜びを感じるので、意識的に休息を取ることは気をつけないといけないなと思います。
仕事の抱え過ぎがさの最たるものですが、「自分にできるかできないか」に加えて、キャパを意識すること、そしてキャパを越えないからといって何でも引き受け過ぎないようにしようとは思っていた所でした。

休息は、意識しないと「まだ大丈夫」と自分を過信することがあると思います。性格的に働き過ぎる傾向があると思うので、特に注意が必要です。

適度に休息を取るためにできること
シフトが出たら、予定を入れる前に先に心身を休める日を決める(連勤の後など)
1週間単位で休める日を作る
1日の中でも休める時間を確保する

③気持ちを書き出す→気持ちと思考をセットで書き出す

書くことは私にとって大事な思考の整理方法であり、ストレスの発散の1つの方法でもあると思います。
気持ちを書いてることもたくさんあります。
「なぜそう感じたか」という、その感情に至った「思考」もセットで書き出すことがポイントだということです。
ただ自分の考えや感情を思いつくままに書き出しながら整理することが多いので、思考の過程まで書こうと意識したことがありません。
これの効果は、瞬間的な気持ちや感情を一歩引いて捉えられるようになる、つまり客観視できる効果があるということでした。

気持ちがマイナスにふれた時は、少し時間をおいてからその出来事を振り返りその時の気持ちとそこに至った思考を同時に書き出してみると良いそうです。

今は働いていないので、特に気持ちがマイナスにふれるような出来事は起こりにくいのですが、次からは何か悲しい、怒り、辛いなどのマイナスな気持ちや感情になった出来事があれば、思考もセットで書く習慣を取り入れようと思います。

まとめ

たくさん具体的な方法が書いてありますが、私に当てはまらないこともあり、参考に出来る部分は取り入れようと思います。一度にたくさんやろうとしてもできないので、3つ特に心に響いたことをやってみようと思います。

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