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自動車業界情報(興味あることだけ)

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自動運転や電気自動車などの話題や安全管理上の問題に関して書いています。
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記事一覧

日産セレナのCVTリコール

日産はセレナのCVTのリコールを発表した。

リコールの内容「CVTの制御プログラムの不備により、CVTのスチールベルトが破損して、最悪の場合に走行不能となる」と日産はリコールのページで発表している。

対象の車両は、平成24年7月3日から平成25年12月2日までに製造されたセレナの一部になる。
対象台数は、110,319台となる。

破損の仕組みCVTは幅変えられる2つのプーリー(台形の円盤の組

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AmazonによるZOOX買収

Amazonは米国の自動運転開発会社であるZOOXを買収した。

ZOOXとは?ZOOXは、
所在地:   カリフォルニア州 フォスター
創業者:   Tim Kentley-Klay(アートデザイナー)
       Jesse Levinson(スタンフォード大学で自動運転開発経験)
        Appleの取締役のArthur D. Levinsonの子供
プロジェクト:トヨタのハイラン

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スズキのリコール

スズキ自動車は2件のリコールを発表した。

リコールの内容リコールはエンジンとサスペンションの2件である。

①エンジンのリコール
対象車両:
 アルト、ワゴンR、MRワゴン、スペーシア、ハスラー
 平成24年8月~平成28年2月までに製造されたエネチャージ仕様車
 合計822,257台
 (詳細は上記の上のリンク参照)
不具合の内容:
 クランクプーリボルトのねじ谷底の形状が正しくできていない

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VWの排気ガス不正問題の賠償は続く

VWの排気ガス不正の賠償は控訴審まで進んでいる。そこでも賠償が削減されずに、高額な賠償となっている地域が残っているようである。

https://www.autonews.com/automakers-suppliers/us-court-refuses-shield-vw-diesel-scandal-lawsuits

控訴審で多大な賠償を命じる可能性が出てきたのは、フロリダとユタの2つの郡で

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トヨタが中国と燃料電池自動車共同開発

トヨタが燃料電池開発を中国の企業と共同で行うこととなった。

トヨタの共同開発の枠組みに参加するのは、
・北京億華通科技(清華大学系)
・北京汽車集団
・中国第一汽車集団
・東風汽車集団
・広州汽車集団
となる。
トヨタは、これらの企業と合弁会社を設立して燃料電池を開発する。
開発した燃料電池は、トヨタが開発する燃料電池車に搭載する。

各会社の特長に関してはリンクの記事を参照してほしい。

なぜ

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イスラエル企業が電気自動車の走行中充電試験を実験中

イスラエルのエレクトロンワイヤレス(Electreon Wireless Ltd)は、道路から電気自動車に充電するシステムの実験を行っている。

https://www.autonews.com/mobility-report/startup-presses-ahead-pilot-projects-electrify-roads

エレクトロンワイヤレスの実験とは?エレクトロンワイヤレスは、テル

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VWの中国での電気(新エネ)自動車事業拡大

VWが中国での電気自動車事業を拡大させている。
そのために、中国の企業に対して投資を行った。
詳しくは以下の記事を参照してください。

投資先は?一つの投資先は、安徽江淮汽車集団股份有限公司(以下JAC)である。
JACに対して10億ユーロを拠出して50%の株式を取得する。
また、JACと合弁で設立していたEVの合弁ベンチャーの株式比率を75%に引き上げる。
JACは中国安徽省合肥市に本社を置く自

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デンソーの燃料ポンプリコールの根底にあるもの

デンソーが燃料ポンプリコールとして、300万台越えのリコールを実施することとなった。

詳細は、

に詳しく載っている。

直接的原因は?リコールの内容は2つになる。

①低圧燃料ポンプの作動不良
これは、燃料ポンプの樹脂製インペラの膨潤によって起きている。
原材料はPPSであるが、これは熱硬化樹脂である。
その熱硬化過程に問題があった(十分な熱を加えていない)為に、完全に硬化していない部分が残り

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VWとFordの協業

FordとVWとの提携がVWの監査委員会(日本の取締役会と同じ機能であるが、従業員の代表が入っている委員会)で承認されたとの記事が出ています。

記事の内容このパートナーシップは、
・2019年1月に検討開始を両社で合意
・2019年7月に正式に決定
したものです。
VWの監査委員会の承認が得られたので、間もなく正式に締結される運びとなりました。

このパートナーシップの主な内容は、
・Fordが

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