えすぎ・あみ~ご

デジタル系WRITERです。英会話教室や外国語の接客etc.「二足のわらじ」🎵ハヤカワ…

えすぎ・あみ~ご

デジタル系WRITERです。英会話教室や外国語の接客etc.「二足のわらじ」🎵ハヤカワミステリ育ちで「野性時代文学賞」etc.投稿。自分らしい文体やデザイン表現の、制限が少ないデジタルへ移りました。ここでは自作の歴史小説や同時翻訳連載etc.書籍化したいものを綴ります🍀

マガジン

  • 気になってます❔( *´艸`)

    まだ始めたばかりですが、順次追加いたします🎶

最近の記事

  • 固定された記事

「Another Story of A Few Laddies」 プロローグ Vol.1

prologue--- Ms.OMOTO MEETS HER --- Vol.1A long long time ago........well, about 150 years ago. One day, a lady from arrived at YOKOHAMA in JAPAN, from the Christian countries. むかしむかし、、、そうねぇ、150年くらい前でしょうか。 ある日、ひとりの女性がニッポンのヨコハマに辿り着いたんです。

有料
300
    • 連作ミステリ長編☆第1話「フェイドアウトのそのあとに」

      #創作大賞2024 #ミステリー小説部門 ~私立探偵コジマ&検察官マイコのシリーズ~ 連作ミステリ長編☆「MUSEが微笑む時」 第1話「フェイドアウトのそのあとに」 ○ ーーーーーーーー あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーー ○   私立探偵小嶋雅哉は法律事務所書記担当を退職し、京都に戻り元裁判所所長の叔父政之との共同経営が軌道に乗り始めた頃、検察官中原麻衣子と出逢った。仲が定着し始めた晩秋、退所前の元恋人から極秘の依頼を受けた。  組織的な音楽LIVEチケットの転

      • 歴史小説「Two of Us」第4章J‐21

        ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐21  帰路に着いた、細川忠興一行。  奥州から何泊かしながらも、道中は足は休めずに来た4名は、京への入り口、西へ行けば備前や播磨その手前の長岡(長岡京市)、まっすぐ桂川を越えれば五条通への坂道で、一服休憩の腰を下ろす事にする。  〈沓掛〉は現在も北京都や山陰への玄関、縦貫道のインターチェンジだが、細川夫妻にとっても、いくつもの回想をもたらす場所でもある。  誰もが周

        有料
        200〜
        割引あり
        • 歴史小説「Two of Us」第4章J‐20

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐20  17世紀初頭からの、細川忠興の足跡について特筆すべき事柄は、多彩で奥深い道へのクリエイター活動である。  明治時代以降に、ヨーロッパの文化を輸入したために【逆輸入】で細川ガラシャの認知度が日本国内でも上昇した。  だけれど、それまでは三英傑の片腕を担い、勝ち続けた闘将の『肥後もっこす忠興』人気が大きく、また限りなく深すぎるガラシャ珠子への愛情エピソードばかりが

          有料
          200〜
          割引あり
        • 固定された記事

        「Another Story of A Few Laddies」 プロローグ Vol.1

        マガジン

        • 気になってます❔( *´艸`)
          115本

        記事

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐19

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐19  【玉造屋敷大脱出計画】に加担していた親子の庭師に対する事後処理が、細川忠興とガラシャ珠子との考え方や判断が、まるで違っていた。  領主として乱世を生きる忠興にとっては、生かしてはおけぬ存在は口封じに斬首する。そこが、今も珠子は恨めしく機嫌が悪くなる原因なのだ。  殺生する必要はなかった、と主張するガラシャ珠子に忠興は、平謝りに謝罪を繰り返した。珠子だけでなく伊

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐19

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐18

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐18  白百合と胡蝶蘭を調合した、アロマの香り。  3名が過ごす奥の間の灯籠に落としたそのアロマは、伊達政宗自身が調合し、まだ丹波の水戸野に幽閉されていた頃の細川珠子に、家臣を通じて贈ったものと、同じ香りである。  細川忠興とガラシャ珠子は、ポツポツと〈大坂の陣〉以降の『ふたり』を語り始めていた。  忠興は、珠子に関しては極度の『ヤキモチ焼き』ではあるけれど、この盟友

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐18

          🌸物語キャラ盛り込みの、一句🌸

          『朧月夜』 〈OBORODUKIYO〉≒ Misty Moon Night おぼろ月 逢ふたび せつな  離れがたくば    別かつが気治さめ そはならなくに On the spring night, The misty moon was lighting up in front of my mind and spirit. If two of us were separated from each other, I might become calm at dawn s

          🌸物語キャラ盛り込みの、一句🌸

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐17

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐17  慶長20年、旧暦7月13日(1615年9月15日)。元和偃武(げんなえんぶ)。 〈偃武〉とは、武器を収納してしまう事。  応仁の乱から約150年にわたって、日本国内に於いての群雄割拠や下克上の軍事衝突、つまり戦国時代が終結・収束した。  江戸幕府は、朝廷に元号を改めるよう申請。『元和』と制定。  二代将軍徳川秀忠によって、その月中に〈武家諸法度〉〈禁中並びに

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐17

          Short Story「恵比寿でたそがれる。」

           人の流れは、あいかわらず。  不法駐輪が、路地に積み上げられてる。  その横のコンクリート壁にもたれて〈にぎやか〉というイメージが定着した駅前を、少し離れて眺める。  人混みに揺られているのは、心地好い。  放っておいてくれるし、会話をしたければ、コンビニやドラッグストアでも、しつこく尋ねる客に成れば、良い。  だけど〈ガーデンプレイス〉には、永く足を運んでいない。  上京した頃、もの珍し気にウロウロしたもんだけど。今はそういう『おのぼりさん』をすぐに判別できるくらい

          Short Story「恵比寿でたそがれる。」

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐16

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐16  細川忠興の三男忠利は、細川軍本体から離れ、現在でいう天王寺駅付近で呆然自失して、身動きも出来ずに佇んでいた。  そこが上方大坂の地である事も忘れて、目の前百尺(約30メートル)程先に仁王立ちして独りでまっすぐに睨みつけている男から、眼を反らせずにいる。剃髪したスキン・ヘッドの後ろから朝日が照らしているのも、その男の表情に影を差していた。  負けが込んでいる敵

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐16

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐15

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐15  細川家臣が記したとされる「茶人四祖伝書」の中で、茶人細川三斎宗立について記された文言。 『細川忠興は天下一気が短い人で、反対に気が長い茶人は蒲生氏郷である』  前述のとおり気が短いのは、持病の【癪】(しゃく)のせいだと云われる。短気で怒りっぽい人物を『癇癪持ち』と呼ぶ程、心因性の強い内臓疾患であり、胃や腸に差し込みの痙攣痛(けいれんつう)が頻繁に起こり、女性な

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐15

          歴史小説「Two of Us」第4章J-14

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐14  絶壁の崖の上に建立された杵築城は、現存する日本一小さな天守閣。  それだけでなく、唯一、おんな城主が江戸時代に居城としていた時期が在る城郭。その女性こそが『ガラシャ珠子』だった。  別府(本拠地とは別に統治する処)として細川領ではあるが、城代家老の代替えに、ガラシャ珠子が住まいとしていたのだ。  久しぶりに城郭の外へ出かける、あなた珠子。勘定方の坂道の方角へ

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J-14

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐13

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐13  二杯目の八女茶があなたガラシャ珠子の古伊万里茶碗に注がれると、与一郎忠興は、傍に居た若手の侍従に何がしかを頼み事する。  二十歳前の彼は黙って頷いて、広間から姿を消した。  あなた珠子は引き続き、『大坂玉造屋敷からの大脱出』を語る。 「侍女が待っていたのです。女官のシモとオクです。  わたしと常に帯同しているマリア(清原イト)と、シモとオクが連携して わたしを

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐13

          歴史小説「Two fo Us」第4章J‐12

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐12 「たしかに。云われてみると、朝鮮半島へ出征して以降は、珠子と逢えたのはまだ両手で数えられる程だ。  悪かったの。もう、小倉の財政難も落ち着いた。悪かったの」  【癪持ち】用の丸薬を口に含んで白湯を飲み干す、与一郎忠興。若い時から未病の医学には造詣が深いが、40台半ばにも成ると、さすがに負け嫌いな忠興も『悪かったのぅ』を連発する。  だが、同じだけガラシャ珠子も歳

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two fo Us」第4章J‐12

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐11

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐11  ガラシャ珠子の返答に、細川与一郎忠興は条幅半紙から離れ、侍従を呼ぶ。四男立孝(たてたか)の側近をしていた侍従が、最近はあなた珠子の傍に居る。 「それがしと珠子に、茶菓子を頼む。珠子は、何が好いかの❓」 「はい。珠子は、こういう日にはやはり、胡桃柚餅子(くるみゆべし)を所望でござります」 「そうか。〈胡桃柚餅子〉が食べたいか。昔から好物やったのう♬  何か、思い

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐11

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐10

          ~細川忠興&ガラシャ珠子夫妻の生涯~ 第4章 Foward to〈HINOKUNI〉Country J‐10  杵築城広間のど真ん中たたみ一畳分にて、細川忠興は、条幅半紙に極太の毛筆で書き上げた書を眺め、ひと息ついた。 『蜻蛉が出ると 蜘蛛の子散らす也    手に蜻蛉 頭の角の凄まじき      鬼か人か しかと分からぬ 兜也』  その川柳は、桑名藩初代藩主本多平八郎忠勝の、葬儀に参列した際に会得した句を、書に施したものなのらしい。  傍らで正座して、書き上げるのを

          有料
          200〜
          割引あり

          歴史小説「Two of Us」第4章J‐10