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『光と私語』についての反響・感想など

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吉田恭大第一歌集『光と私語』についての、吉田以外の方が記述したnoteのまとめ。
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記事一覧

文フリ&増刷感謝キャンペーン

『光と私語』増刷します。 11月23日の東京文フリ、「【ター22】いぬのせなか座」でも販売され…

光と私語、展示やその他

『光と私語』が造本装幀コンクールの読者賞にノミネートされました。 いいねとリツイートで投…

ひとごと【光と私語】

武田ひかさんにお声掛けをいただき、「同じ歌集を読んで、その本と自分を照らし合わせたエッセ…

山羊と家具屋の理想像

山羊をほとんど知らない。 実家のまわりには動物園がなくて、車で行ける範囲にもなかった。住…

武田ひか
2年前
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年間テーマ〈特集「都市を詠む」〉④

『光と私語』から考える都市の空気感     狩峰隆希  ルームツアーを通して、その人の部…

吉田恭大『光と私語』

第1歌集 とても醒めた視線で自他を見ている。どこか現実や人生から一歩引いたような立ち位置…

川本千栄
3年前
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歌集が試験問題になる

昨年登壇したフォーラムのレポートが公開されました。 どうにか色々と活動しています。 辛いときは時評原稿だけでいっぱいいっぱいだったんですけど、最近はさすがに同時進行に慣れてきました。魂は死んでいる。 二月はさらに。 高校入試の問題に、『光と私語』の堂園さんの栞(と、文中に引かれたわたしの歌)が使われる、という事件があり。さすがに未経験な引用のされ方でした。問題文の中の中学三年生たちが「吉田くんの短歌」を鑑賞している…なんだこの会話… そういえば受験問題って、架空の生

2020年の活動と私語

2020年の短歌方面の記録。 2019 年3月にいぬのせなか座から歌集『光と私語』を刊行以降、おか…

【雑記】ちがう仕方で。――表現と輪づくりについての覚書3

 先日から𠮷田恭大さんの歌集『光と私語』(いぬのせなか座,2019)を読んでいて、印象的な歌…

歌集評② 𠮷田恭大『光と私語』

2020年第一回BR賞で予選通過したブックレビューを公開します。『現代短歌』2020年11月号誌上…

髙良真実
3年前
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『光と私語』を評される。

現代短歌11月号でBR賞が発表になりました。 今年は該当作なし。 掲載された佳作8編のうち、 …

吉田恭大歌集『光と私語』

 学生短歌会七不思議のひとつに、早稲田大学短歌会に演劇人が多いのはなぜか、というものがあ…

第一回ゴイサギ読書会『光と私語』吉田恭大 レポート

開催日時:2020年1月25日 (土) 開催場所:塔短歌会事務所 出席者:いわこし(レポーター…

【抄録版】現代短歌のテキストマイニング――𠮷田恭大『光と私語』(いぬのせなか座)を題材に

要旨 英語圏では、自然言語処理の技術を実作の助けになるかたちで応用する学術研究が盛んだ。『ベストセラー・コード』のように、普及書の邦訳が日本でも続々と出ている。日本語圏にも、半世紀以上に渡る、計量文体学や日本語コーパス構築の積み重ねがある。  それらの手法を日本語の現代短歌に試してみようと私たちは考えた。単語の数量や距離関係、感情の流れ、品詞構成などを計量すれば、文献の精読 (close reading)ではなく、テキストの遠読 (distant reading) ができると