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4時20分に集まる。今日も料理でおもてなし

毎週火曜日、近所の人たち5、6人の「420(four-twenty) movie night 映画&夕食」という集まりに夫が声をかけてもらい、時々顔を出すようになりました。ちょうど私が長期で家を留守をしているころのことです。
みんな、適当に一品持ち寄り、4時20分に集まります。夕方4時20分はちょっと早い夕食ですが、シニアの方々なのでこの時間でも集まれるわけです。

夫、ジェイは自営で、現役なので、時間的に毎週出席はしませんが、二ヶ月に一回くらいは我が家がホストとなり、私がお料理を作り、おもてなしするように、最近はなってきました。

料理でおもてなし


お料理は食べてくれる人がいるから、つくりがいがあるのです。
簡単なものでも、たとえ、買ってきたものでも、お皿選び、盛り付けを考える。
他の料理との組み合わせから始まり、その日の天候、ゲストの嗜好、年齢、人数、食べる時間などを考慮しディナーテーブルを作り上げるのです。

それがわたしの役割、わたしの仕事。
豪華な食材でなくても、心を込めて、作ったものでおもてなし。

欠かせないのがアボカドロール、針生姜も自家製です。


今日の料理

今日の料理は、ズッキーニとトマトづくし。
我が家は肉、肉加工品は食べません。(魚介は食べる)
ゲストは、高齢者、ビーガン、グルテンフリーの方がいました。
辛いものは苦手の方。

今、ガーデンにある夏野菜消費ができるので、それらを工夫してメニューを考えるのは楽しいもの。

ガーデニングははっきり言って不得意の私でも今、夏野菜で毎日収穫できるものとして、ズッキーニ、トマト、バジルなどがあります。

ズッキーニは朝採ってきたものを、切って干して。
トマトとバジルは玉ねぎ塩糀でブルスケッタに、それからガスパッチョも作り、冷蔵庫へ。
冷たいものは冷たく、温かいものは温かく出す、というのも大事です。

トマトは冷たく!


4時20分の意味


時代を遡り、1970年台、サンフランシスコを中心とするベイエリア (Bay Areaサンフランシスコ湾岸地域)ではヒッピームーブメントがありました。
ヒッピーが目指したものは「Love and Peace」。
仏教の影響を受け、禅の精神を大切にしており、ヒッピー的ライフスタイルがサンフランシスコから広がりました。
ベイエリア、バークレーの高校生が学校が終わる、4時20分にマリファナを吸った、というところから4時20分、420、4月20日が マリファナにまつわる一種のスラングとなりました。


ヒッピームーブメントの時代、1960年前後はドラッグに関する取締りなどもまだまだ未発達で、彼らは積極的にマリファナやLSDなどを使用して高揚感を味わっていました。
こうした薬物による覚醒を求め、精神を解放することを推奨していたのがヒッピー文化の大きな一面として挙げられます。

ヒッピームーブメント

そして、北上〜

サンフランシスコから北は、土地区分として北カリフォルニアに入ります。
70年代以降、どんどん北上し、私の住む、ハンボルト郡(サンフランシスコから北沿岸250キロ)から、オレゴン州、ワシントン州、には、当時のヒッピー世代の人たちが、多く定住しています。

彼らの多くは、愛と平和をうたい、自然保護の精神を持ち、食に対する意識も高い人たちです。

そのヒッピー世代の一世、二世の人たちが大勢住む地域に住む私たちの暮らしの中に、大麻(マリファナ)は昔からあります。各家庭でも自家用に栽培している人がほとんどではないでしょうか。違法ドラッグとしての扱いではなく、暮らしの中にあります。
彼らの多くはホリスティックでオーガニックな暮らしをしています。
自分の暮らしに指針を持ち、目的意識を持ち、生活している。そんな印象を受けます。

そんなところから、近所のシニアの方々は自分たちの集まりに420と付けたのです。

ガスパッチョ


おもてなしのメニュー

さて、話を戻して、今日、作ったお料理は

アボカドロール、チャプチェ、ズッキーニパティー、ヨーグルトディルソース、ナスの田楽、ガスパッチョ、トマトのブルスケッタ、鮭の塩麹焼き、かぼちゃのカレー焼、き、甘胡桃のせ、温野菜。

今月もみなさん、堪能して頂きました。





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