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【睡眠読書会#8】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む -睡眠の質とは-

今日も睡眠の常識について、『睡眠の常識はウソだらけ』を読んで考えていきましょう!

前回の記事へのコメントで、「睡眠の質を測るには?」というご質問をいただいたので、今回は「睡眠の質」をピックアップしてお伝えします。

1.睡眠の「質」という蟻地獄

本書によると「睡眠の質」とは、世間一般でも、実は明確に一般化されていないようです。

私もこのことを知った当初、ひどく驚いたことを覚えています。

ではどうして「睡眠の質」という言葉が生まれたのか?

それはどうやら、現代日本人の睡眠に対する問題意識を掻き立てるために、発明されたようです。

実は、「質」が明確に一般化されていないからこそ、不安を煽ることができるのです。

睡眠の質を使ってどのように問題意識を抱かせるのか?
書籍の一部を抜粋します。

●睡眠に問題があると自覚している場合、睡眠時間が確保されていなければ睡眠不足と言われ、睡眠時間を確保していても睡眠の質が悪いせいと言われる。
●睡眠に問題があると自覚していなくても、理想の睡眠時間とされる7〜8時間に普段の睡眠が満たなければ、気づかないうちに睡眠負債を抱えていると不安を煽られる。
●睡眠の質は科学的に測定できるものではなく、ナラティブアプローチ(患者の話す内容を基に解決策を検討すること)となり、どこまで行っても主観の枠をでない。

『睡眠の常識はウソだらけ』(第3章から抜粋)

このように、睡眠に問題意識を抱えている人もそうでない人も、睡眠の「質」という、「確からしそうな言葉に」よって、睡眠に対して問題意識を持ち始める…、という構図が描かれているのです。

睡眠の「質」とは、この言葉を知ったら最後、「何か問題があるのでは」とついつい考えてしまう言葉です。
さながら、落ちたら最後、もがき続けるしか無い蟻地獄のような言葉なのです。


2.睡眠の「質」という蟻地獄から抜け出すために私が実践したこと

睡眠の「質」という呪縛から逃れるために、私は2つのことを実践しました。

まず1つ目は、「睡眠について知ること」。堀大輔さんの著書を軸として他の著書を読み進めて知識を収集しました。
知識を収集することで、睡眠に対して「他人の言葉」ではなく、自分で考えることができるようになりました。

「1」に書いたような、睡眠の「質」に関する世の中のカラクリを知るだけでも、睡眠に対しての束縛から開放されますよね。こうした知識を積み重ねました。

今、睡眠に対する知識や経験をnoteでお伝えしているのは、私自身が苦労した「睡眠」について、他の人が苦労するのを少しでも減らしたいと思うからです。


2つ目は実践して、体感を得ることです。

いくら知識を得たとしても、体感がなければ身体は動きません。「分かること」と「できる」ことは違うものです。

睡眠の「質」ということを考えなかったとしても、日中の睡魔を退去させる方法はないかを学びながら、試行錯誤を繰り返しました。

ちなみに、よくある「日光を浴びて、夜にメラトニンを出して「質」を高める」というのは、後から知りました笑。
そんなの知らなくても十分なくらい、人間の身体は頑丈にできています。


私の好きな言葉に、
「知識は一瞬で変わるけど、能力は一瞬で変わらない」
という言葉があります。

蟻地獄から抜け出せる方法をしっていても、実際に抜け出せないと意味がありません。

睡眠の成功体験を高めたい人は、私の朝活を活用してください。早起きできたという経験は、睡眠にたいしてイニシアチブを握ることにつながります。継続するうちに、睡眠の「質」などという言葉には紛らわせられず、自分の軸で睡眠をコントロールできるようになります。

 

3.まとめ

睡眠の「質」という言葉は、睡眠に対する問題意識を掻き立てるために作られた言葉であり、その定義は明確に一般化されていません。

睡眠に関する知識を仕入れて試行錯誤し、睡眠についての成功体験を高めていきましょう。


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