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<Poetry>

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自分で書いた詩をまとめています。
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記事一覧

夕暮れの親子

幼子が大きなヘルメットをかぶって 二人乗り自転車のカギを 差し込もうとしている 母親は隣で…

工事中
3年前
2

この世界の1割だけに属する人に。

私はぼおっと、 やさしさだけを 手のひらに開けていた。 *** 自分を責めていじめて いじ…

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3年前
3

私のメンタルが普通だったなら

私のメンタルがもっと普通、だったなら 人生はもっと楽ちんで 友人ももっといて 仕事も家庭も…

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3年前
2

近づきたいのに

肉がいいのか 揚げ物がいいのか 魚がいいのか それとも 野菜炒めなのか さっぱり分からない 好…

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3年前
4

ゆるめてあげて

息ができない ノドが詰まっている 夜な夜な 不安に落ちてく きっと疲れている きっとほどかれ…

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3年前
1

傷つけられないように踏みにじられないように

あの人が好きなきもち あの映画が好きなきもち あのアーティストに夢中なきもち 戸惑って怖さ…

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3年前
2

詩をもっと気軽に

私の思うままに 感じるままに そのまま書いていきたいと思う いいきもちも ダメなきもちも そのどれもが「ダメ」ではないから。 ひとつずつこの私の心の中で 生まれてしまった気持ちだから どの優れた詩人の言葉よりも 私にとっては私のきもちが一番 よく表しているはずだから。 そのために私は 私の信じるものを吸い込んで 私の信じる事を吐き出して どの気持ちも賞味期限が来る前に 周りの声に淘汰されないように 包み込んでは出していきたい。

どうしても止められない 指の皮をむしる癖 親指は特に血だらけで 本屋の中またむしってること …

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3年前
3

金曜の夜

白湯を沸かし アロマをつける ユーカリプタスの香り 夜の名残と 胸の高鳴り 一冊の詩集を広げ…

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3年前
6

一月の雨にしてはあたたかかった

一月の雨にしては あたたかい あたたかい一月の雨は 彼のことを思い出させた 彼のことを思い…

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3年前
3

誰にも触れない

自分でそっと取っておきたいことがあるーーー 最初から叶うはずがなかった夢 思い描いていた…

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3年前
1

たゆませて

確かにあの小橋を渡ったのだった。 急な展開に実は 少しの期待と疑念を見ながら 私はぎゅっと…

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3年前
1

<詩>今日も多大な愛が消費されて

今日も多大な愛が消費されて 夕陽は落ちていく 鳥は寝床にかえり 星はしゃんとした顔で灯る 吹…

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3年前
2

<詩>すべからく

拭いていた包丁が 手からすべって キッチンマットの上に落下した 両手両足を瞬時に広げて 落下する包丁を避けた 足には刺さらなかった 左腕の内側には 刃が触れた時のような 鈍い感覚 後からじんわり血がにじんで やっぱり触れてたんだ わかる ミミズ腫れのような赤い傷を なぞる あの当時みたいに 自分の意思で刃をあてたのと ちがう 今は 全身の筋肉を使って とっさに よけてた 私の意思は私を 傷つけないことを選んだ あの時とはちがう そっと包丁を戻した