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40代フリーランスママ:自分をまた振り返る

18年新卒以来の会社を2023年3月末に退職。業務委託で働いています。

正社員フルタイムのころより収入激減。保証もない。でもなんとか生きています。今回もそんな毎日を赤裸々につづります!

機械翻訳ポストエディットを再度断る

以前、こちらのnoteで機械翻訳ポストエディットを断ったお話をしました。再度打診があり、結局はお断りしました。

以前のエピソードはこちらからご覧ください。

機械翻訳ポストエディットとは

機械翻訳ポストエディットと、翻訳チェッカー。この違いは、翻訳業界で働いたことのあるかたならピンとくるかもしれませんが、ご存じでない方もいらっしゃると思います。
翻訳チェッカーは翻訳した文章と原文を照らし合わせ、訳ミスや抜け漏れがないか、規定用語が守られているか確認する仕事です。機械翻訳ポストエディットは、機械翻訳(DeepL、Google翻訳、ChatGPTなど)した翻訳文を修正するものです。

機械翻訳ポストエディットの需要は高まっており、専門業者もあります。しかし、この作業、ほんとうに苦しいのです。

なぜなら、機械翻訳の正誤を確かめるためには専門知識が必要なのにも関わらず、翻訳に比べて単価が低いのです。

プロの翻訳者のかたたちもわりに合わないことが多いとおっしゃっています。

依頼の裏側

翻訳チェッカーの単価は、翻訳者の10分の1程度です。それをわかっていて、引き受けています。なぜなら、プロの翻訳者が訳した文章は、チェックしていて快適。そして、そこまで労力がかかりません。だから単価が低くても満足できます。

しかし、機械翻訳ポストエディットはそうではありません。語句の統一もされておらず、常体と敬体も混ざっている。ほぼ翻訳やり直しになる部分もあります。

それなのに、翻訳者の10分の1程度のコストで済むからと言って、再三にわたり、翻訳チェッカーの値段で機械翻訳ポストエディットを依頼してきたクライアント。立場の弱さに泣けました。

さらなる交渉

クライアントとわたしの間に入ってくれた翻訳会社のかたが、申し訳なさそうに、「分割で、文字量半数にして、納期を伸ばすことでも可能でしょうか?」と打診してくれました。

でも、わたしは納期の問題ではないのです。

機械翻訳ポストエディットは、専門知識のある翻訳者に頼むべきことです。もしくは翻訳者に支払う価格を翻訳チェッカーに提示すべきです。翻訳チェッカーに安くで依頼してしまおうとする姿勢に腹が立ちました。

断固として断る

とはいえ、翻訳チェッカーとしては、大量の文字数のチェック実績を得るチャンス。迷いましたが、断りました。

機械翻訳だからチェックも楽だろう、と思っていただきたくないです。機械翻訳と人による翻訳は別物と思っていただきたい。そういう一心で、こんなメールを書きました。

何度も機会をいただき大変光栄なのですが、文字数が半分になってもお引き受けは難しいです。

私の単なる想像にすぎませんが、おそらくクライアントさまは、機械翻訳のポストエディットについて、通常の御社のネイティブ翻訳+翻訳チェッカーの品質を期待されているのではないかと想像しております。

ところが、ご提出いただいた機械翻訳を見たところ、常体と敬体が混ざっている上に、語句の統一もされていません。本件は法規制関連ですので、語句の統一は必須です。

箇条書きの最後に句点が付いている部分もあり、ひとつひとつ原文と機械翻訳を対照させながら削除が必要です。

おそらく、本件の機械翻訳ポストエディットは、プロの翻訳者さまが原文から翻訳するのと同等、もしくはそれ以上の負荷がかかると想像できます。

本件のご予算について、おそらく翻訳のご依頼よりはるかに低価格の、翻訳チェックのご依頼のレンジでのご提案ではないでしょうか?

えいこりあんのメール

結果

その後、翻訳会社はクライアントに事情を話し、機械翻訳ポストエディットではなく、翻訳者への依頼で成約したそうです。

翻訳者が翻訳した日本語文について、再度、翻訳チェッカーのお仕事の打診がありました。どんだけ人がいないんだ!と思いました(笑)。この翻訳は、中国の国家基準をもとにした文章ですから専門性が高く、わたしは前職で関わっていたので内容がわかります。やっぱり引き受けようか、と思ったのですが、土日返上してチェックしないと納期に間に合いません。

少し考え、自分を守るためにお断りしました。

もうこの翻訳会社から仕事が来ないかもしれない。正直、恐いです。

でも、自分のやるべきこと、伝えるべきことは伝えました。爽快感がありました。次の機会を待ちたいと思います!

業務委託を考える

8月度請求書を振り返って

業務委託は1か月ごとの契約で、月初に請求書を送り、次月末に報酬が振り込まれます。

8月分の就業時間をカウントしたら、正社員のときより、かなり働いていました。

正社員のときは、「残業悪!」「働く時間が長いなんてブラック!」と信じていましたが、業務委託になってから考え方が変わりました。仕事が嫌ではないのです。だって、好き&自分ができる仕事でジョインしているからです。
働けば働くほど感謝される。働けば働くほど、お給料も上がる。いいじゃん!と思ってしまうのです。

ただ、時間が長くなるとミスも多くなるもの。スペル間違いなど、以前のわたしなら信じられないミスも犯し、凹むこともありました。

9月は、こちらの業務委託のお仕事はほどほどにしようと思ったのでした。

他のチームのお仕事

「えいこりあんさん、前に伝えていたように、○○チームのかたにお話を伺ってください。○○さんもウェルカムとのことです!」とリーダーから連絡がありました。

「やった!新しいお仕事のお話が伺える」という気持ちと、「また新しい仕事が増えるのか」という複雑な気持ちになりました。

翻訳周りの仕事は楽しいです。そして、新たなお仕事も担当させていただけると聞きました。喜んでいた矢先に、また新しいお仕事のお話し。

頭でっかちなわたしは、仕事の内容を聴く前に、仕事が増えるということで頭がパンクしました。

どうやら今後すぐには契約停止にならなさそうだけど、なんだか自分、大変じゃないか。数日間、寝れなくなりました。

仕事が舞い込んでくる

セミナーが成功する

8月31日に中国語の音読に関する無料セミナーを開催しました。事前アンートでお伺いした学習上のお悩みについて、自分なりの答えを用意し、セミナーで紹介しました。

セミナーは30分ピッタリで終了。ホッと配信画面を閉じたら、なんとお二人の方から「投げ銭」が届いていました。

お一人お一人が送ってくださった金額はそんなに多くありません。でも、自分のセミナーに価値を感じていただき、お金を自ら払っていただいたかたがいることに、感激しました。

「素晴らしいセミナーでした。本では学べない内容でした」と口コミ投稿してくださったかたもいらっしゃいました。

新たなお仕事

セミナー終了後すぐに、新しい生徒さまから音読レッスンのお申込みが入りました。いつも来ていただいている生徒さまがちょうどご都合が悪く、レッスン枠が空いたままになっていたところを見つけてくださったようです。

レッスンに当たりご質問をお送りしたところ、すぐにご返答が届きました。「楽しみです!」とメッセージが結ばれていました。

わたしもとても楽しみ!準備がんばります。

まとめ

まだ、迷いながら、前に進んでいます。退職して半年が経とうとしています。自分のやりたいこと、自分ができることをもう一度見直す時期なのかもしれないと感じています。

公式LINEでは1か月に数回、わたしの近況や、おすすめnote記事をお送りしています。売り込みなどはありませんのでご安心ください。

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