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140字小説【我、コノ世ニ舞イ戻リシ時】

「国王様!!」
「案ずるな。我が身朽ち果てようとも、魂までは滅ばず。必ずやこの世に舞い戻り、そしてまたこの世を支配してみせる」

 あれから千年。我が魂、新たな生を受け再びこの世に降臨せし時。
 今こそ生きとし生ける者全て、我の前で頭(こうべ)を垂れ……

「どけよオッサン!」
「すいません」

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