今週はお盆のためか国内ニュースはちょっと少なめ。

📰プレスリリース

📰デリバリ―＆テイクアウトアプリ「menu」グルメサービス「Retty」とサービス連携を開始

menu株式会社が運営するフードデリバリー＆テイクアウトアプリ「menu」は、Retty株式会社が運営する日本最大級の実名口コミグルメサービス「Retty」とのサービス連携を開始。

利用イメージはこんな感じ↓

かなりページ下部にあってディスプレイ広告的なデザインなので、逆に見逃してしまうかも？！（PCでは非表示のようです。）

グルメサイトとフードサービスの親和性は非常に高く、以前のnoteでヒトサラ×Picks（グルメサイト×テイクアウト）の提携を取り上げましたが、今回はデリバリーということで、個人的にはまだまだこういった提携は増えていくと思います。

📰エニキャリ新宿進出！アトとフードデリバリー事業で協業、エニキャリの注文をアトがポスティングと並行配達

株式会社エニキャリは、ポスティング最大手の株式会社アトと協業し、当社の配達システムとアト社のポスティング網を活用したフードデリバリーサービスを新宿区で開始。デリバリー注文サイト「anyCarry.jp」で受けた注文をアト社のポスティングスタッフがポスティング業務を一時中断して配達する。

以前は出前館×朝日新聞社による取り組みがありましたが、やはり各社配達員の確保と教育が目下の課題ですね。

この協業によりエニキャリはエリアを拡大、アト社は生産性向上と収益増加に繋がる、ということですが、特にポスティング中にデリバリー注文が入ってくると、果たして生産性は上がるのか？　この取り組みが今後どうなっていくのか非常に興味があります。

📰「あんしん受取サービス」に続く、新しい商品の受け取り方法「スマートドライブスルー」＆「Drop＆Go」 開始

株式会社ドミノ・ピザ ジャパンが展開するデリバリーピザチェーン ドミノ・ピザは、お持ち帰りの商品を車から降りずに受け取れる「スマートドライブスルー～車にお届けサービス～」と、デリバリーの商品をドライバーと対面せずに受け取れる「Drop ＆ Go」の2つの新サービスを開始。

前回のnoteで紹介したピザハットと同様に、いわゆるカーブサイドピックアップの導入を開始したとのこと。
加えて、置き配についても種類を増やしたとのことで、より受け取り方が多様化しました。反面、店舗オペレーションは複雑化しましたが、まさに顧客に寄り添ったサービス改善ですね。

📰「おうちで、注ぎたてのうまい樽生を！」アルコール飲料専門のデリバリーサービス 《 ドリンクスタジアム 》 を、大阪市中央区を中心に本格稼働

株式会社寿幸はアルコール飲料専門デリバリーのシステム&サービス 《 ドリンクスタジアム 》 を、大阪市中央区を中心に本格展開。自社のデリバリースタッフが背負い式ビールサーバーを担ぎ、ご自宅前にてあの注ぎたてのスーパードライを実体験できる。

また新しいサービスが出てきましたね。個人的にはメッチャ刺さります（笑）

特にコロナ禍でベランピングや家飲みをする際にはピッタリで、もはや一杯と言わずそのスタッフごとお借りしたい。

🗾国内のニュース

🗾東急百貨店、「デパ地下」グルメ宅配　渋谷で試験導入

東急百貨店は料理宅配スタートアップと連携し、デパート総菜を宅配するサービスを始めた。複合商業施設の渋谷スクランブルスクエア地下2階で運営する「東急フードショーエッジ」の"デパ地下"19店舗の料理が対象。注文から1時間以内に届ける。試験導入の位置づけで3カ月間提供し、消費者からの反響をみて本格展開を検討する。

前週のnoteでchompyさんの正式スタートを取り上げ、その中で本取り組みにも触れられていますが、改めてデパ地下×オンデマンドデリバリーがスタートしました。

「東急百貨店が料理宅配サービスを手がけるのは2度目。2018年12月に「二子玉川　東急フードショー」でサービスを開始したが、19年4月に休止していた。」とあるように以前も実施していたんですね。（さすがに2年前は早すぎたのか…）

また、「東急百貨店が運営する各地の東急フードショーや東横のれん街への拡大も検討」とあるように、紐づいてサービスが拡大していきそうですね。

🗾“食意識”をデータ化し「食のOS」をつくれ--ニチレイ初のフードテックが本格始動

食品メーカー大手のニチレイは、個人の食の好みを分析し、それぞれの好みにあったレシピや情報提供を可能にする食嗜好分析システム「conomeal（このみる）」を発表。conomealのシステムを具体的なサービスとして個人向けに開発したものが、まもなくベータ版サービスとして公開するスマートフォンアプリ「conomeal kitchen」だ。

AIによるレシピ提案サービスということですが、一番の特徴はその日の食事を作るのではなく「自家製ミールキット」いわゆる常備菜や作り置きの主菜を提案することのようです。

🗾神戸市、六甲山でドローン配送を検証--山の上まで食品や医療品を配送

神戸市と上空シェアリングサービス「sora:share」を展開するトルビズオンは、ドローン配送の実用化に向けた実証実験を六甲山で実施。食品や医療品、事務資料など、種類が異なる荷物を1台のドローンに混載し、山間部で安全に配送できるかを検証、実用性の高いビジネスモデルを想定しての実験となった。

まだまだ実用化されるにはいろいろなハードルはありますが、日本でも着実に進んでいます。

🗾関東初 TRIALのスマートショッピングカートをしっかり深読みする

スーパーマーケットの新しい姿に挑戦し続けているTRIALが、関東で初めてのスマートショッピングカートを千葉の長沼店に導入したので改めて体験してきた。この日の長沼店では世代に関係なく、半分以上の人が利用していた。

私も２年位前に福岡で試してみましたが、基本的な流れはそこまで大きく変わってはなさそうです。（特に配線のラフさは相変わらず（笑））

また、公式サイトを見ると当該店舗は24時間営業ということで、顧客にとっては非常に利便性の高いスーパーですね。

🌎海外のニュース

🌎米ウォルマート、宅配代行大手と提携　即日配送を強化

米小売り最大手ウォルマートが、宅配サービスを一段と強化している。米宅配代行サービス大手のインスタカートと提携し、生鮮食品から日用品、家電などを対象に即日配送を開始した。新型コロナウイルスの影響で宅配需要が急増するなか、独自の即日配送網に加えてサービスを強化する。

そもそもウォルマートは2時間以内に届けるための独自の配送網を構築しようとしていますが、この提携でさらに手広く強化しつつ、最短１時間配送が実現できるということで、ECの配達時間がどんどん短くなっていき、オンデマンドデリバリーの即配時間帯に迫ってきています。

🌎【現場発】料理デリバリーの「秘密兵器」を試してみた

新型コロナのパンデミックが、家までの「ラストワンマイル」配送を激変させている。急激に伸びる宅配ロボットの需要、アメリカでは一足先にロボットの配送が始まっている。自動運転車も参入する市場の可能性、そしてロボットの実力とは？現地からレポートする。

newspicksの記者がstarshipとpony.aiという２つの自動運転配達を体験する動画です。

特にstarshipの自動運転ロボットは本noteでも何度か取り上げていますが、性能は高く、なんだか愛嬌もあって数年先には各地に広まっているイメージが持てます。

またこちらは動画のキャプチャですが、特にチップ文化がある地域ではロボットの方が安くなりそうですね。

翻って日本の事例を見てみると、ZMP社が期間限定でTakanawa Gateway Fest内でそばを配達しています。

早く公道で実証実験している姿を見たいところですが、法律や規制、交通だけでなく考慮しなければならない様々な問題があり、こちらの記事も参考になります。

🌎アリババ傘下の朝食専門店「盒小馬」、上海に6店舗オープン

中国電子商取引大手アリババグループ傘下の生鮮スーパーマーケット「盒馬鮮生」がこのほど、中国上海市に朝食専門店「盒小馬」を6店舗オープンした。

アプリ注文→最大24件保管できるロッカーで受け取る仕組み、ということで中国では積極的にロッカーが活用されていますね。

それにしても朝食専門とはスゴイです。さすがに朝食後はそのまま閉店とせずに、せめてランチくらいまではやらないと固定費がもったいないですね。

🌎バーガーキングが注文をフェイスマスクに印刷することで、客が言葉を使わずに済むようになった

バーガーキングは、顧客がカウンターやドライブスルーに行くときに話す必要がないように、注文を印字したカスタムフェイスマスクを作成するキャンペーンを実施。

バーガーキングはこういったキャンペーンが得意ですね。
「バーガーキングのFacebookとInstagramの投稿にコメントすることで、マスクを注文することができる。」とありますが、何パターン用意しているのか…。

こんな包材も楽しそう。

以上。

============================
この記事があるマガジンはこちら（毎週更新）

============================
こちらも是非。
様々な体験をまとめたマガジンはこちら
販促考察のマガジンはこちら
雑記のマガジンはこちら

============================
twitterはこちら